今日、11月13日は、3年前、兄が亡くなった、命日。
もう、3年が過ぎたのか、私は、兄の享年79歳を超えて、来週25日に、80歳。
時の流れの中で、誕生日、亡くなった日は、一人一人の人生において、この世に生まれ出、この世から
いなくなる、という、記念すべき最大の行事です。
3年前の8月22日午後、歯医者に行くために、近くのバス停まで歩く途中、転倒し、脳内出血で緊急入院、
1週間後に、脳梗塞が発症し右半身不随・言語障害、1か月後に、副腎ガンが見つかった。
兄は、40年間付き合ってきた糖尿病で、体力が弱っていたので、ハードな検査や治療を断念し、
「運命に従う」と覚悟の程を医者と私に言い、死後の始末を、私が託された。
兄が亡くなった、翌年早々、横浜港に停泊していた、豪華旅客船の乗客が、「新型コロナに」罹り、大騒ぎに
なり、今もなお、世界中が、新型コロナに振り回されています。兄は、亡くなった年の5月、スペイン辺りの
豪華客船ツアーに参加していた。兄は、コロナ騒ぎを知らないで、逝きました。
横浜に住んでいた兄、緊急入院先も、横浜。横浜も、隣は、鎌倉という、横浜市の西のはずれ。
さいたま市の東のはずれに近い、私の住まいから、電車、バスを乗り継いで、片道2時間半かかった。
大好きな横浜から、私が歩いていける「有料老人ホーム」に移ってもらうことになって、アキラメもあった
けれどクヤシかったと思います。
兄は、孤独を愛したが、決して孤立してはいなかった。旅や、音楽、酒が好きで、煩わしい人間関係より
孤独を好んだ。
五木寛之さんは、
「孤独でいることは、年齢を重ねた者の特権、人生を豊かにしてくれるボーナスのようなもの」
「考え方次第ですが、同じ時代を一緒に駆け抜けてきた仲間が、一人、二人と姿を消して行く寂しさ
はあるけれど、愛読書や好きな音楽などあれば、孤独な時間も悪くない。むしろ贅沢なことと思う」
と、孤独を友として生きることも大切とおっしゃっています。
社会から絶縁状態で亡くなる「孤立死」は悲しいことですが、孤独を愛し、自然体で亡くなる「孤独死」
は、さわやか感があります。「自分もそうありたい」と、兄の命日に合掌。
11月13日、「今日は何の日カレンダー」より うるしの日(香川県漆器工業協同組合など)
▲武家諸法度で、大名の妻、江戸居住を決定(1624)▲火あぶり・はりつけの刑廃止(1873)▲フランスで世界初、
ヘリコプターによる飛行成功。高度1.8m、滞空時間 20秒(1907)▲発見から3年、ツタンカーメンの墓開け
られる(1925)▲ネッシー、最初の写真撮影に成功。最初に見たという記録は565年(1933)
▲日本プロ野球が初めて米大リーグに勝つ(1951)▲全日空機、松山空港で海上に墜落。50人全員死亡。
国産機事故は戦後初(1966)▲岡田嘉子、亡命先のソ連から34年ぶりに旧ソ連文化省派遣の文化使節として
帰国(1972)▲サトウハチロー没(1973)▲山階鳥類研究所が沖縄本島で発見された新種の鳥にヤンバルクイナと
命名(1981)▲島根医大で初の生体肝移植手術(1989) ▲宮沢りえのヌード写真集発売150万部のベストセラー
に(1991)▲北陸自動車道全線開通(1997)▲アフガン・タリバン政権崩壊(2001)▲イラク、武装解除に
関する国連安保理決議を受諾(2002)▲太陽系外惑星4星発見、写真発表(2008)▲米オバマ大統領来日、
鳩山首相と首脳会談(2009) ▲パリで同時テロ130人死亡(2015)