エジプトで開催されていた、CОP27(第27回国連気候変動枠組条約締約会議)が、20日、閉会した。
気象災害で被害を受けている発展途上国は、先進国が、豊かな生活を享受するために垂れ流したCО2で、
気候が変動し、洪水や干ばつなど「損害と被害」を受けたのだから、先進国が、補償のために、カネを
出すべきだ、と主張、一方先進国は、今後のCО2削減こそ大事なことだから、途上国も削減義務を負うべき
で、過去の「損害と被害」に対する補償という主張には、応じられない、と、会議は混迷。
会議を延長して、「気象災害で、『損失と被害』を受けた途上国を支援する基金の創設」を決め、何とか
途上国を、会議に、つなぎとめることが出来たようです。
今から、30年前、1992年の地球サミットで、「人類が一致団結して、世界を温暖化から守ろう」と宣言。
トランプ米前大統領が、一方的に、パリ会議から離脱、ロシア・プーチンのウクライナ侵略戦争で、
CО2をばら撒いているなど、各国の「国益」主張で、ギクシャクして、CО2削減目標の決め事が、思う
ように進まないのが実情。
国連のグテレス事務総長は、
「我々は、『気候の地獄』へ向かう高速道路を、アクセルを踏んだまま走っている」と、訴えている。
だから、スピードを落とし、進路を変える必要がある、とおっしゃるのです。
でも現状は、目先の、戦争、エネルギー危機、インフレなどの難題に取り組むことに精一杯で、先進国も、
途上国も、政治家は、みんな、未来を思うユトリがない。
国連中心に、戦争、エネルギー危機、インフレなどの難題も、CО2削減も、お互いの未来を担う子供達に
ツケを回さないように、真剣に、協力し合う話し合いで、解決の道筋をつけることが政治家のお仕事です。
11月22日、「今日は何の日カレンダー」より
▲バスコ・ダ・ガマ、インド洋へ(1497)▲大島、波浮港誕生(1703)▲日本海軍国産の金ボタン軍服採用(1870)
▲シーラカンス、インド洋の南アフリカ沖で発見(1938)▲カイロ会議。米、英、中3国の首脳会談。対ドイツ・
イタリア戦略、対日本戦略、ヨーロッパ大陸侵攻作戦などをめぐり3国の主張が対立(1943)
▲初のプロ野球日本シリーズスタート(1950)▲メルボルン・オリンピック開会(1956)
▲米国ケネディ大統領暗殺。後任はジョンソン副大統領。容疑者のオズワルドは24日にJ・ルビーに射殺され
すべては謎(1963)▲日航機、サンフランシスコで事故、航空史上初めて全員無事(1968) ▲巨人、江川契約を、
コミッショナー否決で、ドラフト会議ボイコット(1978)▲静岡・つま恋でガス爆発、死傷者42名(1983)
▲英・サッチャー首相辞任表明(1990)▲独・メルケル首相就任(2005)▲福島県沖でM.7.3 東日本大
地震の余震(2016)▲ジンバブエでクーデター(2017)▲中国・武漢市で新型コロナウィルスを初めて検出
(2019)