平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和への希い1546 強権統治に民意が一矢

2019-06-25 10:56:41 | 日記

23日、トルコ最大の都市、イスタンブール市(人口約1400万)の市長選が、再選挙で決着。
3月行われた選挙では、与党・現大統領派候補が、野党候補に約1万票差で負け、開票所の職員に、公務員
以外が含まれていた、と、与党が無効を申し出、選管が認めて再選挙になったもの。
強権政治を展開するエルドアン大統領は、選挙でも、メディア統制・集票組織の動員をしたが、与党は完敗。
大統領がロシアのミサイル防衛システム導入を決定以来、対米関係が悪化、昨年8月以来、通貨リラが暴落。
インフレ率が20%近くなり、経済は低迷・混乱。
経済混乱に加え、選挙で、「強権でしめつけて、与党勝利」を画したことが、かえって、市民の反発を招いた
らしい。

国民は、強権体制に対して、「ノー」を突き付けたのだ。
エルドアン大統領も、当選したイマモール氏に、「お祝いする」と述べているが、この先、予断は許さない。
米・イランの対立激化、イスラム教の主導権争い、アラブの敵イスラエルを支持している米国、シリア紛争
など、トルコを取り巻く環境は厳しい。
それでも、トルコには、民主国家として、世界平和に貢献して欲しい。
今回の選挙で、トルコの皆さまの、民主主義への強い覚悟みたいなものを感じ、心強く思いました。
ウォーキング中に出会った花々です。

6月25日「今日は何の日カレンダー」より
住宅デー(全国建設労働組合総連合1978)
▲士農工商の身分制度廃止(1869)▲東京馬車鉄道、新橋・日本橋間開通(1882)▲上野・高崎間開通(1884)
▲北海道土地払下規則を公布(1886)▲アイゼンハワー、連合軍司令長官に任命(1942)▲世界銀行設立。正式名称
は国際復興開発銀行。日本の加盟は1952年(1946)▲朝鮮戦争勃発。払暁、北朝鮮軍が38度線を南下。3年に
わたる朝鮮戦争の始まり。当初は北朝鮮側、その後、アメリカ軍が参戦して韓国側が優位。死者は370万人以上
に(1950)▲初の天覧試合・巨人×阪神戦で、長嶋茂雄サヨナラホームラン(1959)▲国民祝日法改正公布(敬老・
体育の日制定。建国記念日は6ヶ月以内に政令で制定)(1966) ▲モザンビークがポルトガルから独立(1975)
▲新自由クラブ結成(1976)▲ユーゴスラビア紛争、クロアチア・スロベニアがユーゴスラビアから独立宣言
(1991)▲カナダで、女性初首相誕生(キム・キャンベル)(1993)▲宇宙船と補給船が衝突事故(1997)
▲パキスタンで横転したタンクローリーから流れ出た石油が引火爆発200人以上死亡(2017)

平和への希い1545 イランの石油利権

2019-06-24 11:03:53 | 日記

イランとアメリカの対立関係は、トラさん出現で、一触即発の様相ですが、
なぜ、このような状況になってしまったのか、40年以上に及ぶ、イランの石油利権を、英米とイランの
「分捕り合い?」の歴史があるみたい

いや、「分捕られていた石油利権」をイランが取り返すために、苦闘してきたのだ。
第二次世界大戦当時、植民地帝国の英国は、イランの石油利権を所有していた。
第二次世界大戦で、イランは、英仏ソ米など連合国と、ナチスドイツのどちらにも組しない中立を保っていた。
連合国は、求めた鉄道使用を拒否するなど、非協力的なイラン・モハンムド専制皇帝を追い落とすために侵攻、制圧。
戦後、イランは、労働組合活動やイスラム教も信教の自由など、女性のミニスカート姿が見られるほど、民主化が進んだ。
議会制民主主義になったイラン政府は、英国独占の「石油利権」を、「イラン国民の財産の不適切な独占」だと、国有化
に踏み切った。

ところが、英米政府は、米CIAを使って、1953年、反政府クーデター「アジャックス作戦」を展開、
元の専制皇帝を「傀儡」として復帰させ、独裁的な王政を敷かせた。

米英は、石油利権をイラン国民から米英に取り戻すために、イランの民主主義を破壊したのだ。
一時的には、米国寄りとなったイランだったが、極端なイスラム文化破壊や欧米の「石油利権」に伴う国民財産の流出、
貧富の差が拡大、皇帝の秘密警察などによる弾圧、に反発、
ホメイニ中心に、イスラム革命が勃発、再び皇帝は国外逃亡した。

イランは、議会制民主主義に復帰。
新政権は、米国に不平等条約の撤廃と、専制皇帝が持ち出した資産の返却を求めたが、
米国は拒否、それどころか、隣国イラクへ武器を供給し、イラン・イラク戦争を誘導したのだ。

実は、イランの石油利権を所有している、英国の石油会社は、英国の「ユダヤ人ロスチャイルド男爵」の資本傘下の会社で、
ロスチャイルド男爵は、イスラエル建国の立役者なのだ。

このような歴史があって、イスラエル・英国・米国がイランと敵対しているのだ。
それにしても、「ガセネタ」でイラクフセインを追い落とした「米CIA作戦」を思い出し、
大国の国益のためには、「何でもあり」の胸恐ろしさに、改めて慄然とする。
この怖さを知っていて、トラさんベッタリなのかなあ、晋さん。こんな大国のエゴ、やり方を許していいのか?
ウォーキング中に出会った花々です。

6月24日「今日は何の日カレンダー」より
UFO記念日(UFOライブラリー)、ドレミの日、林檎(美空ひばり)忌・麦の日
▲壬申の乱、勃発。天智天皇の死後、吉野に引退していた大海人皇子が、弘文 天皇率いる近江朝との戦闘
を決意。この日、挙兵。1カ月後に大海人側が勝利。即位して天武天皇に(672)
▲イタリアの僧侶ギドーがドレミの音階を定める(1024)▲H2O発見(1783)
▲ペリー、琉球王朝を威嚇し、貯炭所建設の権利を獲得する(1853)▲露兵樺太函泊を占領(1869)
▲ベルリンで、警察犬、誕生のきっかけ。たまたま刑事が連れていた愛犬が活躍(1910)
▲政府、シベリア派遣軍撤退を声明(1922)▲アメリカの実業家が自家用機で飛行中、「空飛ぶ円盤」を発見。
 これが最初のUFO目撃。UFO(unidentified flying object=未確認飛行物体)と米空軍が命名(1947)
▲阿蘇山大爆発。12人死亡(1958)▲本州各地での集中豪雨。死者・行方不明者357人(1961)
▲萩野昇ら、学会でイタイイタイ病のカドミウム原因説発表(1961)▲黒人の「貧者の行進」、ワシントンに
非常事態宣言(1968)▲美空ひばり、没(林檎忌麦の日)(1989) ▲小笠原諸島世界遺産に(2011)

平和への希い1544 品性下劣な餓鬼大将

2019-06-23 11:21:35 | 日記

21日、「20日夜に、米軍がイランへの軍事攻撃寸前で、攻撃することを止めた」とトラさん。
この発言も「脅し」であり、「ディール(取引)」なのだ。
イラン核開発合意がアイマイなことに、憤り、一方的に離脱したトラさん。
圧倒的な武力をひけらかし、「俺の言う通りにしろ」と、「核開発を完全に中止せよ」と迫っているのだ。
「イランとの取引している国や企業は、アメリカで商売させない」と、イランに対する経済制裁を強化。
GNP断トツ1位のアメリカでの商売できなくなったら、国も企業も「やって行けない」と、足元を見て。

品性下劣な、このやり方、いつまでも続く筈は無い、と歴史が教えているのに。
強圧に対しては、必ず、反作用として、抵抗が生まれ、際限ない憎しみのスパイラルが繰り広げられる。

腕力自慢の餓鬼大将みたいで、子分の晋さんも、品性下劣。
北朝鮮に、拉致問題で、「条件付けずに交渉する」とイキガッテ見ても、
「トラさんの言う通りになるのだから、トラさんと交渉すれば済むこと」と、鼻にも掛けてもらえない。
この親分子分の関係も、「アメリカファースト、トラさんファースト」で、どうなるかわからない、あやふやな
関係なのだ。

腕力振り回して、バカバカしい戦争を起こし、国民や迷惑掛けた国々の人達を不幸のドン底に落とし込んだが、
平和国家に生まれ変わった日本。平和国家日本だからこそ出来る、言える、外交の仕方があるのではないか。

晋さんは、脱「餓鬼大将」を考える時だ。
今日は、74年前、当時のメチャクチャ政権が20万人余の犠牲を出してしまった「沖縄戦」が終結した日。
戦争が、如何にバカバカしいことかを確認するべき日。

ウォーキング中に出会った花々です。

6月23日「今日は何の日カレンダー」より
沖縄慰霊の日、オリンピックデー、ふみの日(毎月)
▲タイプライター誕生。最初はクルミ製。ピアノに似ており、キーが二列並びで大文字のみ(1868)
▲北海道屯田兵制度を設ける(1874)▲国際オリンピック委員会(IOC)パリで創立。創始者は
フランスの体育家 クーベルタン男爵(1894)▲夏目漱石教職を辞、朝日に「虞美人草」連載開始(1907)
▲洞爺湖南岸で噴火、昭和新山誕生(1944)▲80日にも及んだ沖縄戦が終結。犠牲者およそ20万人。
この日、第32軍の牛島満司令官、長勇参謀長が自決(1945)▲新安保条約批准書交換(1960)
▲英ポンド、変動相場制に移行(1972)▲東北新幹線、大宮~盛岡間開業(1982)
▲海部首相、首相として初めて沖縄戦没者追悼式に出席(1990) ▲英、国民投票で、EU離脱派勝利(2016)

平和への希い1543 自助努力

2019-06-22 10:58:50 | 日記

「老後に2000万円の金融資産必要」との金融庁の報告書を巡り、国会で、党首会談で、おお揉め。
その最中、19日に、財務省の諮問機関である、財政制度等審議会が、
「令和時代の財政あり方を示した意見書」を麻生財務相に渡した。
金融庁の「2000万円老後資金問題」もあってか、参議院選を控えて安倍政権・自民党にソンタクしてか
社会保障改革姿勢が後退した、との報道に「このー税金ドロボーめ」と怒り心頭。
昨年の意見書で明記した年金分野での「自助努力」の文言を削除したのだ。

財政再建の「目付け役」の財政審が、あまりにも、お粗末過ぎる。
2000万円問題は、国の社会保障制度の今後の在り方に一石を投じたことの意義は大きい。
安倍・自民党政権は、「選挙に勝つために、安心を強調して、国民に苦い話をせず、都合が悪いことを
隠してきた」ことは許せないが、野党も、国民の将来のために、安倍政権に翻弄され、まともに議論して
来なかった。

国の社会保障の中で、「老後の安定生活」をどのように考え、安定生活を支えるための財政的な裏付けを
どのように構築するか、もっと、真剣に議論するべきではないか。

消費増税を、選挙に勝つためには、再三延期するし、トランプのアメリカ兵器産業ファースト戦略のワナ
にハマって、膨大な「最新兵器」を買わされている、安倍政権。社会保障財源をないがしろにして来た。
公的年金で最低限の生活が出来るように設計して、趣味や社会活動など更に豊かな生活のためには、個人年金
などでカバーする、そのための「自助努力」は必要なのだ。

働き世代は、個人年金など、蓄えられる環境かどうか、「不安だらけ」で、将来の展望が開けない。
今こそ、現役世代の「老後」生活が豊かに送れるために、にスポットを当てて、社会保障制度を考える時だ。
政治は、現役世代が老後に「自助努力」出来るように、今の環境づくりも真剣に取り組むことだ。

ウォーキング中に出会った花々です。

6月22日「今日は何の日カレンダー」より
ボウリングの日(1972)、夫婦の日(毎月)、冷蔵庫の日(毎年夏至の日、日本電機工業会1985)
▲ガリレオ、宗教裁判にかけられる(1633)▲フランクリン、雷雨の中で空中電気の実験(1752)▲長崎外国人
居留地で英字新聞、The Nagasaki Shipping-ListAdvertiser発刊。出島にインターナショナルボウリング
サロン開設、と掲載(1861)▲薩土盟約、締結。薩摩藩代表は西郷隆盛、大久保利通など。土佐代表は後藤
象二郎、坂本龍馬、中岡慎太郎など(1867)▲京都帝国大学設立(1897)▲東北帝国大学を設置(1907)
▲日本空輸機福岡山中に墜落、日本初の旅客機事故(1931)▲県に1校の国立大学設置案、決定(1948)
▲アメリカで「スキヤキ・ソング」(「上を向いて歩こう」)レコード売上げ100万枚突破(1963)
▲日韓基本協約調印(1965)▲経費値上げなどによる早大学園紛争150日ぶりに解決(1966)▲政府、日米
安保条約の自動延長を声明(1970)▲ロッキード事件丸紅前専務ら逮捕(1976)▲省エネルギー法公布(1979)
▲初の衆参同日選挙(1980)▲IBM産業スパイ事件(1982)▲アルゼンチンがマラドーナの神の手ゴール
などで、FIFAメキシコ大会優勝(1986)▲衣笠に国民栄誉賞(1987)▲骨髄バンク患者登録スタート
(1992) ▲ワシントンメトロ列車衝突事故9人死亡(2009)▲富士山・三保の松原が世界文化遺産に(2013)


平和への希い1542 殲滅か玉砕か

2019-06-21 10:14:58 | 日記

沖縄は、明後日の6月23日に、74年目の「慰霊の日」を迎える。
1945年6月23日は、日米両軍と民間人を合わせて20万人の死者を出した沖縄戦が、終結した日。
沖縄県民の4人に1人が亡くなった。

沖縄戦を制した米軍は、「ダウンフォール(全滅、殲滅)作戦」で、東京陥落を目指し、日本各地へ上陸、
日本人を殲滅する計画を立てた。
一方、軍部は、「1億玉砕」と、長野県の山の中に穴を掘り、ゲリラ戦で対抗しようとしていた。
米軍は、原爆や先鋭兵器での「殲滅」作戦、方や日本軍部は、竹やりでの「玉砕」作戦。
日本軍部は、日本人全死を覚悟。米軍としても、膨大な犠牲は払わなくてはならない。

1945年8月15日、天皇の「無条件降伏」宣言で、殲滅作戦も玉砕作戦も無くなった。
殲滅も、玉砕も、日本本土から「日本人」を抹殺するということだった
戦争という、動き出したら止まらない殺戮戦。国が、守るべき国民を犠牲にするのだ。
勝っても負けても、数百万の犠牲者を出して、どのように「良かった」と言えるのか?

沖縄の74年目になる「慰霊の日」を、「世界から、無益でバカバカしい戦争を無くす日」として、
日本は、世界に訴え、平和実現の旗手にならなければならない。

危機を煽り、米製新兵器を同盟国に売りまくる「死の商人」トラさんの尻馬に乗って、新兵器を買わされて
いる場合ではないのですよ、晋さん。
新兵器を使うことになったら、人類滅亡への道を突っ走るのですよ。新兵器は、無用の長物なのです。

ウォーキング中に出会った花と、ストリートで展示されていた爬虫類。

6月21日「今日は何の日カレンダー」より
◆夏至(二十四節気のひとつ。陽熱が最も高くなり昼間の最も長い日)
▲大伴家持、越中守になる(746)▲高床式の校倉作りで有名な正倉院に聖武天皇の遺品が献納(756)
▲義経、平宗盛を討つ(1185)▲アメリカ独立憲法、施行(1788)▲日本がユネスコとILO(国際労働機関)
に加盟(1951)▲近畿日本鉄道、冷房特急の運転開始(1957) ▲64年東京オリンピックから柔道・バレーボール
が正式種目に決まる(1961)▲都営地下鉄・京急・京成の相互乗り入れ開始(1968)▲新党さきがけが結党
(1993)▲円が1ドル100円を切り、円高急進(1994)▲全日空機がハイジャックされる(1995)▲やま
りん事件で逮捕されたッ鈴木宗男衆議院議員に初議員辞職勧告可決(2002)▲フィリピンで大型フェリー沈没
死者700人以上(2008)▲富岡製糸場世界文化遺産に(2014)