城郭 長谷川博美 基本記録

城郭遺跡見学講師 信長公記講師 お城イベント案内 民俗学講師  神道思想史講師 などの情報を発信して行きます。

彦根城いろは松

2022-05-20 10:56:38 | 身近なでき事

◆読者様

ラインで感想と雑感を個人的に報告します。先ず

日常茶飯事に見慣れている彦根城いろは松の投稿

を見て驚いています。私はこれでも城跡に行く事

関しベテランだと錯覚を抱いているんだと感じま

した。城の楽しみ方は100種類あるんですがこんな

身近ないろは松が観光とは全く異なる次元で存在

していた事を初めて知って城を見る事とは一体何

かと仰天し改めて城を見る事に関し哲学しました。

◆対談者

いろは松は純観光資源として限定して見てますね?

ところがこんな投稿があろうとは夢にも思っては

私はいなかったのです。私の頭が固かったと言う

事、こんな発想できる人は当然城郭ビイスタ論を

引き出す人でありまた動画を見るて理解できる人。

 

◆長谷川

その感性とても素晴らしいのです。貴方様は言葉

で表現しにくい城の深さ奥の細道に気付いた人?

心の奥にあるもう一つの自分の本心に気付いた人。

 

◆長谷川

この投稿は三成橋台とともに是非読んで下さい。

 

◆対談者

長谷川先生と是非彦根城を見学したいですが?

今年彦根城見学会が計画されていると言う事!

▼ウッデイパル余呉 城郭フオーラム、チラシ

◆観光者

以前東京観光で二重橋を見た記憶があります

江戸城の二重橋に似たものが彦根城にも存在

したと誰かから聞いた遠い記憶がありますが?

 

◆長谷川

それではリクエストに、お応えして彦根城の

二重橋を考察してみる事にしたいと思います、

 

◆対談者

私は長谷川先生から城郭遺跡見学を学んで

います。先生は日頃から次の項目を現地の

見学会で常々言われています。

 

A犬走を見学する事。犬走りは城の基本!

B中世集落や近世城下町には筋違道あり!

C城内通路を見通しを遮る植え物がある!

 

◆反論者様

ふんそんな事はどうでもよい事でしょう?

犬走など図面から消す事!消し去る事だ!

◆みんな

A犬走を見学する事。犬走りは城の基本!

そらアカンやろ!それないで!犬走は城の

基本で命や例えば近江番場城をこの様な城

と信じ込んでる城郭探訪の人も多数いるが?

◆みんな

長谷川先生と番場城を見学された人達は

こんなふうに犬走や水堀をチャント見学

され番場城を10倍楽しく見学されいます。

探訪するだけじやないチヤントその城郭

のスケールや遺構を認識する事が本格派。

◆反論者様

城の楽しさとは土産や食事、仲間との

語らいや友和こそが城の楽しみの根本!

 

◆長谷川

各自様は自分の心に正直に従って互いに

仲良くされる事を私は常に希望致します。

 

◆対談者

あなたは?植え物を見た事ありますか?

 

◆反論者

そんな植え物なんぞ見たことないわ!

第一俺は彦根城3000回行ってんだぞ!

 

◆対談者

遊びで3000回行っている訳ですよね?

いやいや堀の中にある高校へと3年間

大学に4年間通った人でも、いろは松

の本当の意味には気付かないものです。

◆長谷川

上の写真を見てみましょう。なんと美しい彦根城

のいろは松の景観は観光に最適とする人が多い事

ですが、いろは松によって佐和口が見えない事に

ハッと植え物に気付かれる城郭見学の人が居いら

しゃる訳です。要するに学び分野ではなく気付学

そして堀の左にある隅櫓の存在に気付く人も多い。

 

◆反論者

いい加減にせいや!そんな隅櫓の石垣なんぞは

俺は日頃から全く注目せんわ魅力を感じないわ!

第一その櫓は長谷川先生が重要と言われるが?

「犬走」など全く存在しないじやないですか?

 

▼脇五右衛門屋敷前隅櫓台 石垣▲

◆長谷川

この隅櫓は大変重要な役目をしていたから

櫓石垣の裾部に犬走で護岸工事をしてます。

 

◆反論者

アンタ!それ!模型だろうが?実際は無い!

 

◆長谷川

城郭遺跡見学は実際の現実を見学する学問!

城郭遺跡は謙虚に冷静に見学しましょうよ!

A犬走を見学する事。犬走りは城の基本!

この隅櫓は「脇五右衛門屋敷前御櫓跡」です。

櫓の床面積は5間×6間半と堂々とした隅櫓で

何よりも写真から天守と連動した視覚配慮を

シンクロして隅櫓を設置していた事が解る。

◆みんな

ううん堅実で地味!オソソドクスな正当派!

城址見学会の典型!シュアーな城郭見学会!

 

◆観光者

あのう?彦根の二重橋は何処にあったの?

◆長谷川

切通口御門の橋こそ二重橋の形態を形成して

いたと言えます。また前述の隅櫓はこれ等

彦根城の重要軍事機能を監視する重要な櫓

であったと言えます。解釈は以下の如しです

◆資本家の着眼点

さて長谷川先生の解説は一見して一般世俗の

観光行楽客様に受け入れない可能性があるが

しかしデープ観光と言うより深く現地遺跡を

解説する分野が存在します。遺跡をシッカリ

キッチリ、深堀しする彦根城を見学したい人

は全国に潜在しています。これをニッチ顧客

開拓可能なニッチ市場とも呼ばれています。

また長谷川先生の彦根城解説は一度彦根城に

行ってそれで終わりと言う一見「一見観客」

とは異なる小江戸彦根をデープに鑑賞したい

リピーターつまり彦根城再訪問者を増やせる。

 

◆長谷川

脇五右衛門屋敷前櫓は

隅櫓

見張櫓

かざし櫓

横矢櫓

出櫓

など複数の重要機能を担う櫓だと言えましょう!

 

◆みんな

ほほう!ヤッパ!スゴイわ!長谷川先生!

城郭ビイスタ論動画も再生数2400回です!

 

◆反論者

A犬走を見学する事。犬走りは城の基本!

B中世集落や近世城下町には筋違道あり!

C城内通路を見通しを遮る植え物がある!

じや隅櫓はBの筋違道を監視してたのか!

◆長谷川

さすが反論されるだけの人ですね!貴方

は反発するたびに進歩する人、真の城郭

見学者とは反省や冷静の延長線上に進歩

されます。昨日より今日今日より明日と!

私が言いたい事は派閥を作る事より進歩!

城のプログレシブな研究心や向学心です!

◆みんな

学んだなあ!何気ない事が重要な基礎なんだ!

◆長谷川

せっかく城にいったらせめて犬走を見学

しましょう。基礎の基礎、基本の基本を。

▼佐久間盛政 行市山城の犬走

▼神明山城の犬走り 地味なんですが写真撮影してる!

▼小谷三段石垣犬走あなた見てます?見落としました?

▼後藤但馬守の犬走 犬走を見る基礎を身に着ける事。

▼苗木城の犬走

▼賤ケ岳城の切岸と犬走「余呉城郭研究会」

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする