城をきわめる 城と砦の基本犬走
◆対談者
最近城見学の初心者様が増える傾向です。
◆超ベテラン
そうそう俺は有名な先生の弟子になって
5000城見学した人で、超ベテランです!
◆対談者
ええっ!?おなた犬走を全然見学しないの?
◆超ベテラン
そんなもん犬走など図面から消したら良い!
余計な図面を描き過ぎなんだよ!生意気だ!
余計な事を、考えるな!見るな!聞くなよ!
中世城郭の横矢や犬走を見るな聞くな不要!
◆対談者
貴方は城や砦を冒涜している城を見る心が
ない貴方は超ベテランでなく城見落とし屋
◆対談者
現実に存在する城や砦の図面の犬走を消し
さる事は簡単ですが、現地に現実に残る犬
走は現実であり是を消し去る事は不誠実!
大体もう赤色写真図が発達してきて犬走
自体が航空写真に写る時代になって来た!
◆超ベテラン
そんなの無かった事に聞かなかった事に
すれば世の中、簡単に要領よく生きれる!
要領、要領、アバウトに全て適当に済す!
要は城行は人数集めた人が勝ちなんだよ!
城学なんてどうでも良い!城=楽なのさ!
◆質問者
長谷川先生の城の師匠先生はだれです?
◆長谷川
現地に残る城址を素朴に見学する心自体
が、私の最良の先生です。城の先生は人
ではなく現地の城郭遺構が真心や誠意!
▼余呉城郭研究会の諸士様
◆参加者様
わたし最近「城」や「砦」の犬走の見学のコツ
をつかんだんです。会得したんですよ!例えば
Aのような山砦は小さく狭い砦だと以前は感じ
てましたが城の岸の下にある犬走も見学しよう
言われたので私も何気なくA砦の犬走を見学を
したんです。そしたらA砦って犬走も含めると
私が以前持ち合わせていた見学方法では小さい
砦と認識したのが工事を施した堅固な砦である
事が体験学習として身に付いてきました。犬走
が解ると城郭の輪郭が「きわ」が解って来た!
つまり私は「城郭遺跡の際「きわ」を極めた!
岩村城の石垣の犬走りも長浜余呉別所山城の
犬走群も要は同じ系譜ルーッにあるのが解った!
◆対談者
その犬走を見る意識づけは今度4月24日の源頼朝
隠し砦見学会でも重要な事項です。4月24日JR
北陸線河毛駅東口10時に集合下さい。予約不要。
参加費は1000円です。見学の機会は今後ない!
午後からは海北氏の瓜生山城も見学致しますよ!
▼岩村城の犬走/段築 これも典型的『犬走』雛壇状。
◆対談者
お目でとう、ございます。城や砦を見る目が
出来た。これで初めて「初心者」になれた城
を見学するタートラインに貴方は立た嬉しい!
▼伊勢伊坂城の切岸と犬走
◆対談者
そうなのよ、A、B、C、Dの砦の曲輪上面
だけ見学していても切岸や犬走や城の規模が
解らないでしよ!?城や砦には犬走が実在し
て城や砦の周囲を防御する「厚み」なんです。
◆反論者
ふん!そんな土の城見て一体何になるんだ?
大体彦根城にさえ横矢も犬走もないんだよ!
◆対談者
イヤ、イヤ、の否定は赤ちゃんでも出来る!
土の城から受け継がれてきた城郭の父とも
言える「横矢」二ヶ所も石垣の裾、堀際の
犬走も、ちやんと長谷川先生と城の基本に
従って見学すれば白日のもとに厳然と見学
できます。私が城を楽しいと感じる瞬間と
は城郭学習が実って近世城郭彦根城を見て
あっと驚く瞬間「城郭」が解った瞬間です。
▼彦根城佐和口多聞櫓の横矢と犬走石垣
◆みんな
すげえー正論だ!たしかに横矢も犬走もある!
長谷川先生と彦根城を見学しなおしたいです!
彦根城を再発見するような魅力確かにあるわ!
◆対談者
みんなのリクエストで彦根城見学会が有ります。
◆反論者
城よりも「城だんご」とか「城まんじゅう」
とか城下にある名物土産や名物食堂に行って
楽しさを強く感じます。城を楽しむ事ですよ。
◆対談者
それは貴方の自由です。
貴方は①食品土産②城に行く事③城を見る価値観
私達は①城郭遺構②城の構造③城見学仲間の交流
◆長谷川
双方とも素晴らしい「観光行楽」も「城遺構見学も」
双方価値観は異なるが互いに仲良くする事が肝要大切。
▼岩村城の犬走 やはりすごい迫力がある。
◆長谷川
下の写真見て下さい。犬走を何段も構築して
行市山要塞群の防御強化を柴田軍が図ってる。
▼長浜市余呉町別所山陣城の犬走/段築の様子
◆みんな
別所山陣城の三段の犬走見学の重要写真です!
◆反論者
ふん!そんもん見て何が楽しい!おもしろい?
◆対談者
あなたはの心に城を見る気がないと言う事!
長谷川先生と小谷城に行って三段石垣を見学
しても貴方は早々に、そそくさと下山した!
城郭一期一会の小谷城三段石垣見向きもせず。
▼小谷城 三段石垣見学会の記録写真
▼城郭フオーラム過去写真
◆対談者
一度長谷川先生の見学から離れた人々も久々に
御来訪されると「みんな」大歓迎で楽しさ爆発
◆対談者
長谷川先生と米原市番場城にいったらこんなにも素晴らしい城!
ちやんと長谷川先生は犬走りも水堀も解説されて私は大満足よ!
◆反論者
こんな城?俺にはくだらん「しょうもない」城!
◆対談者
城見学充実とは貴方の自身の度量量次第よ!
◆長谷川
犬走を認識する事は城の輪郭を認識する事
と同等の重要な事で、砦に残存してる様々
な犬走の「肩」や「腰」見極める事こそが
城郭の際「きわ」をきわめる事なのですね。
絵画でも輪郭をとらえて構図を構成します。
城なら城郭線をよく観察して見てビイスタ論
へと発展とて行く訳けなんです。城の輪郭を
知りやがて城の構図ビイスタ工法が悟れる!
城址を安易に考えて城跡を探訪通過しているのかを痛感致しました。犬走たしかに城郭見学道の基本にしてやがて王道奥義へと導き至る入門の門戸である事を痛感いたしました。初心を踏み外していては万年何万城に行っても城を見ていない事を今頃になり悟り痛感しています。