湖東 湖城会 伊賀泉氏城 反省会と勉強会

湖東　湖城会   伊賀泉氏城　反省会と勉強会

 

◆長谷川

　思わぬ事から彦根湖東湖城会

と呼ばれる会から城郭講師とし

て招かれて捨てる神もあれば拾

う神もありと言う事で緊張して

古城見学会講師として行く事な

りました

◆参加者

長谷川先生が講師として来られ

私は初めて図2城道意味解ったわ

これ知らないと初心者以前です。

 

◆長谷川

それは良かったですね！初心者

の方は城道の基本から知る事で

基本出来ないと城見学内容魅力

半減する基本から勉強する事で

何事も先ず基本からの出発です。

◆幹事ミウラ様

イラスト図の4番の食違い虎口

が特に記憶に残っております。

 

◆参加者

そんなの全然覚えてないわよ。

カメラの写真撮影に夢中です。

 

◆幹事ミウラ様

城の見方は長谷川先生に教えて

もらってます虎口は特に重要！

16の土橋も私は肉眼視認確認

カメラに気を取られて宝石と

も言える重要な遺構を見落と

さない事が肝要だと思います。

重要な事はなにか？これ本来

写真機やカメラでない訳です。

城跡の重要な部分を認識して

カシャリとピント写真を撮る

基本が出来てからの写真です。

城と写真どちら優先するか？

本末転倒しない悟りや気付ね

二次的な写真ではなく本体の

城を見て認識する本体を優先

してからピントの合った写真

をカシャリと取れば値千金の

城郭写真が撮れる訳なのよね。

 

◆某研究家さん

そうよ城跡写真６万枚も所持

してる人いるけど写真じやな

く本体の城を見る事が本道で

６万枚の写真は整理して使わ

なければ６万枚の紙くずな訳

自分の人生は写真なの？現実

の城を視認認識する事こそが

城を見る、診る、観る、視る

診る事つまり考え考察する事

人間は考える葦と言う事です。

 

◆みんな

幹事ミウラさんスゴ過ぎです！

 

◆長谷川

とは言え価値観は10人十色です

10人の会ならば互いに価値観を

人間的に尊重し認め合う人間性

尊重ヒューマニテイが重要です

みんな仲良くとは相互尊重の事

城跡見学では「和」が重要です。

互いに助け合い安全下山の気配

 

◆長谷川

幹事ミウラ様城址見学の手練れ

です。ご助言は傾聴に値します。

なんやアンタ誰と軽視したらば

城見学者としてはオワリです！

ミウラ様が伸びた原因とは私の

作成したレジュメを再読されて

いる事が大きな要因ですよね

これは私のPR言動ではない訳

感心するほど資料を再読され

ています。これもう誰でも知

っている復習の学習効果と言

う物で見落としや記憶不充分

を補完されている復習学習！

つまり脳トレが含まれてる。

登城は脚トレ城学は脳トレ

そこがミウラさんの着眼点

 

◆参加者

図1帯腰郭は明確に残っていた。

ベンチの跡も残っていました。

◆闇夜様

長谷川先生と城見学に行くよう

になり城の見方が変化したよ18

なんかは自然谷だが、右の18へ

堀込が観察出来ました従ってこ

の城守りは予想以上に堅固な城

 

◆長谷川

よく気付いてくれました！泉氏

城に何故？塁のない部分がある

のか？それ、18、18、18の外堀

役目の深い谷より十分に守られ

てるからです。逆に緩慢な傾斜

の尾根筋に土塁を築造しデフェン

スしている昔何度も『築城記』の

解説の講義で勉強した内容です。

城として赤い部分の７や11など

に土塁を構築していないそれは

青の18.18.18、深い外堀があり

省略している訳ですよ。また17

にも土塁がない。これは1と1の

帯腰曲輪で守られているからで

す。この様な手法が千鳥ですよ。

『築城記』では黒構え透き構え

と表現している城の見方の基本

を知らないと何故曲輪に土塁が

ある場所とない場所が有るのか

日本全国のブログは全く解説し

てない。まあ探訪のぶログだか

ら仕方のない事だと言えますが

◆反論者

ふん自然谷を堀と見誤るヘボな

城郭見学などマッピラ非科学的

 

◆ミウラ様

そこ日本の文化の根本が解って

ないと言う事です。日本庭園は

借景がある。日本城郭は天然の

川や山や谷の地形を選地してる

それが要害つまり城の本質です

つまり城の場所を見立ててる訳

で見立てが解らないと城解らず

日本の文化さえも解らない事に

 

◆幹事ミウラ様

長谷川先生に湖東　彦根　湖城会

に来てもらったのは学習の為です。

城には「遊」はなく「学」がある

気付きがある。これが私は大事！

近江小谷城に城郭ビイスタ存在

する事など誰も教えてくれない

長谷川先生のみです。これを私

初めて知りハット驚いた瞬間が

ありました。このハット驚く

瞬間コソが脳トレであり学問

研究進捗の礎でもある事です。

◆一般様

そうだよな！日本中の城ブログ

を見ても何故ここに土塁がある

土塁がないかを説明出来る城郭

研究家は日本国に皆無に近いよ

流石はウワサの竹中半兵衛的な

長谷川先生やミウラさんの眼力

◆長谷川

４と5に矢竹の植生が認められた

事これも城址見学でよく体験する

また城館背後の堀切は円弧を描き

12武者隠し13の低土塁これも背後

の山尾根から攻撃されても身を隠

す「身隠し」としている塹壕です。

 

◆一般様

すごいね！そんな事他のブログで

は解説してないヤッパ専門家だな。

 

◆幹事ミウラ様

イヤ！それ城址見学では一般的基本。

 

◆長谷川

6が伊賀泉氏城の城館ですね

11がこの城の詰めの曲輪で

伊賀地方の地域性としては

館と詰の城を隣接セットし

てる。このれは甲賀郡中惣

の城と伊賀総国一揆の城と

の地域的差異が認められる

甲賀、伊賀、伊勢の城館は

似てはいるが地域差がある

これは民俗学でも同じ事だ

 

◆質問者「長浜市住民様」

城館と詰め城が隣接セット

になったものは湖北に絶対

存在していませんよね！？

 

◆長谷川

そうですか？湖北小谷城の

千畳敷は礎石も多数存在し

大広間から3万7千点の遺物

が出土していますのでこれ

小谷城の居館と見るべき事。

居館＋詰め曲輪「小谷本丸」

という発想が可能な訳です。

従って小谷城の本丸背後に

は城郭の縄張の定石どおり

大堀切が存在しております。

それが城のセオリーですよ。

 

◆質問者

何故？見学終了した城でも

イラスト図を作成して後追

い図解をされるのですか？

 

◆長谷川

これは講師長谷川の基本的

ミスです幹事のミウラ様と

登山前に人数確認のミスを

致しました。これ学校跡の

裏山と言う事で油断してま

した真にすみませんでした。

 

◆質問者

なんで17ポイントも城址を

見てる訳理解に苦しむけど？

 

◆ミウラ様

俳句は17文字を確実に吟味

して構成します。17カ所見

る事は城跡見学として極め

て基礎的で普通の事と思う

今回基礎的な事を学ぶ為に

長谷川先生に臨時に来て頂

いた訳なのです。宜しくね。

 

◆反論者

そんな城見学したくないよ。

俺なんか城に登って下山し

て電車でカマボコかじって

ワンカップ大関をグビッと

飲んだ時に幸せを感じる。

 

◆長谷川

それはそれで良い訳です。

貴方が一番最初に楽しん

だ城行のスタイルは大切

になさって下さい。私は

城の勉強を押し付ける人

や講師ではなく知らない

間に城の見方を会得して

頂ければ良いと思います。

 

生涯を学びて老の冬帽子/石田玄祥