城郭 長谷川博美 基本記録

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始皇帝陵墓を守る二重城壁のビイスタ工法

2022-01-29 19:09:06 | 規矩術、ビイスタ工法、城郭平面幾何学、
始皇帝陵墓を守る二重城壁のビイスタ工法
 
◆長谷川
こんにちわ歴史城郭研究家の長谷川博美
です。私が登場するUチューブ動画城郭
のビイスタ工法が思いもよらず好調です。
視聴者様数が地味ながら1700人様を超え
る視聴を賜り改めて厚く御礼を申し上げ
ます。
 
城郭ビイスタ論 上文字クリック
 
◆長谷川 
中国史初の皇帝、秦の始皇帝は大規模陵墓
を建設しました。これが秦始皇帝陵ですが
紀元前246年から紀元前208年にかけて造ら
れたと推定されています。しかし兵馬俑に
は注目が集まっていますが始皇帝陵墓自体
を囲む二重の城壁の平面構成つまり平面の
デザイン、グランドプラン「縄張」を考察
したものがありません。中国史稀代の皇帝
の墓を守る城壁の形状とは如何様な基本的
設計思想で計画されたのか?また私が日本
の城郭や都城や寺院においても歴史建造物
の外部からの視覚効果ビイスタ工法自体が
始皇帝の陵墓の外周城壁にも存在するのか
今一度概略的に考察してみたいと思います。
▼ウイッキペデイア掲 載始皇帝陵墓図
◆長谷川 
中国陝西省西安市臨潼(りんどう)区には
始皇帝陵が存在。現在の墳丘は南北350m、
東西345m、高さが76mです、この陵墓は
版築工法で築かれた二重の城壁に囲まれ、
内城は東西580m南北1355m、外城は東西
940m、南北2165mと細長い城壁と言う事
です。城壁は明代に作られたは北京近郊の
煉瓦を焼いた様式のものではなくやはり城
の基本「土+成=城」みて良いと思います。
 
◆長谷川
先ずは赤線で城の中央線「正中線」が判明
致します。みどり色で示されたピラミッド
城の始皇帝陵墓「方墳」の山頂から幾何学
的放射線設計が見られます。城郭腺の角と
角は視覚腺で結ばれておりビイスタ工法と
考えて良いと思います。赤線に注目下さい。
◆長谷川
さて次は緑腺を用いて別角度のビイスタ線
を考察してみました。見事な放射線構造を
採用したビイスタ工法を採用した様式だと
私は思います。これら中国の都城制度また
設計思想はアジアの中の日本国にも伝播し
て行ったと考えてよと私は考察しています。
▼大和 2世紀 纏向宮殿遺跡 
▼近江 伊勢遺跡宮殿施設 2世紀
▼日本 前方後方墳
▼日本 前方後円墳 美濃昼飯塚
▼7世紀 平城京 恭仁京
▼美濃 国分寺伽藍配置
▼武蔵 杉山城
▼武蔵杉山城
▼武蔵杉山城
▼近江 越前 玄蕃尾城
 
▼丹波 亀岡城
▼近江安土城
▼肥前名護屋城
▼越前丸岡城
▼江戸期 城郭測量法
▼幕末 神奈川浦賀へリー提督上陸の場面 陣幕は日本画
 

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