いとう大の徒然日記

神栖市を今より少しでも発展させて、次の世代に引き継ぎたい!

結果の検証の欠如について

2009-08-26 09:15:18 | 政治活動
役所の特徴の一つに、「結果の検証の欠如」というものがあります。

これは、さまざまな事業を計画し、実行まで行くとそれで満足し、それっきりになってしまうことが多々あるということです。

例えば、神栖市で言うと「むつみ荘」が建て替えられましたが、私のところには利用した方からの不満の声が何件か寄せられています。

ステージが狭い。バリアフリー化されていないところがある。天井が低いなど。

人それぞれ見方はさまざまで、逆に良い評価もあろうかと思いますが、重要なのはむつみ荘を建て替えたことで満足するのではなく、利用者の満足度・不満足度のいずれにしてもきちんと把握をして、それを次の類似した事業につなげていかなければ、良いところは継承されず、悪いところは改善されず、何の進歩もなくなってしまう可能性があるということです。

もちろんこれは、むつみ荘に限ったことではなく、また、学校の建て替えや公園の整備、インフラの整備などを含むハード面のみならず、ソフト面の事業でも同じことが言えます。

この件について議会でも取り上げましたが、市の回答としては「現在は担当ごとにそれぞれの方法で行っているが、今後は市全体として統一的な対応が必要と考えている。」というものでした。

ということは担当によって結果の検証を行っているところと行っていないところがあるというようにも聞こえてしまいます。

このようなことは民間では「PDCAサイクル」といって、実施をされている企業も多いかと思います。神栖市でも集中改革プランの中で導入が検討されていますが、なかなか進まないのが現状です。今後も、このシステムの導入を強く求めるとともに、導入された場合にはその後どうなったかという「検証」も求めていきたいと思っています。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする