いとう大の徒然日記

神栖市を今より少しでも発展させて、次の世代に引き継ぎたい!

神栖市の借金について

2009-08-18 09:46:21 | 政治活動
今日は衆議院総選挙の公示日です。が、これについては各メディアでさまざまな報道がなされるでしょうし、なにより私は神栖市議会議員なので神栖市の事を話題にします。

よく市民の方から「神栖は財政が豊かだから借金は無いんでしょ?」と聞かれることがあります。しかし現在、神栖市には約312億円の借金があります。(それでも今の保立市長になってから約13億円の借金を減らしました。)


大きく分けると旧神栖町には約100億円余り、旧波崎町には200億円余りの借金がありました。

なぜここで神栖市の借金の事を話題にしたかというと、これについては神栖市議会でも大きく二つの意見があるからです。

一つは、神栖市は近隣市に比べて財政が豊かであり、あえて借金をしなくても福祉やインフラ整備をはじめ各種事業が比較的順調に進んでいるのだから、現状のペースで予算を組んで、今の豊かな財政が未来永劫続く保証はないのだから、借金はなるべく少なくしておいた方がいいのではないか?という考え。(私はこちらの意見です。)

もう一つは、同じく神栖市は近隣市に比べて財政が豊かであり、もっと借金ができる余裕があるのだから、もっと借金をしてもっと各種事業のスピードを早めるべきではないか?という考え。(これは波崎地域の議員に多いと思います。)

特に波崎地域の議員などは「合併特例債をもっと使うべきだ」という主張をする方が多いのですが、合併特例債というのはあくまでも借金であり、波崎地域の事業に活用すれば通常の借金をするよりメリットがありますが、神栖地域で活用した場合にはメリットがないものです。

ということは、「もっと借金をして波崎地域の整備を早くしてほしい。」ということなのでしょうが、合併後、神栖地域と波崎地域の格差をなくすために、波崎地域には各種整備の予算が合併前に比べると3倍以上に増えていますし、合併して一つの市になったとはいえ、まだ神栖地域と波崎地域の予算のバランスというのも必要ではないかとも思っています。(少し考えが古く、小さいと言われるかもしれませんが…)

いずれにしても、今後の神栖市政において大きく考え方が分かれる部分だと思いますので、ぜひ皆さんのご意見を聞かせていただければと思っています。

コメント
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