いとう大の徒然日記

神栖市を今より少しでも発展させて、次の世代に引き継ぎたい!

不正行為を防止するための提言書について

2010-08-10 09:19:09 | 政治活動
神栖市職員の入札・契約に係る不正行為を防止するための提言書が、この問題の防止対策を検討していた委員会から神栖市に提出されました。

内容については、今回の事件の再発防止対策はもちろんのこと、その他現行の入札制度などへの問題提起も含まれており、また、それがとてもポイントを突いたものになっています。


提言書では、建設工事については、段階的に一般競争入札を拡大し、最終的な完全実施を求めています。また、今まで試行的に一般競争入札を導入していた業務委託や物品購入についても、本格実施を求めています。

また、それに伴い、ダンピング対策も併せて求めており、一般競争入札が拡大されれば、競争がさらに激しくなり、落札率の低下が予想されることから、手抜き工事など工事の質への影響を懸念し、現在実施している低入札価格調査制度に加え、最低制限価格制度を併用することと、その基準も国や県の内容を参考にするよう求めています。

さらに、工事の検査体制の整備や、価格だけではなく他の要素も評価に加えて落札者を決定する総合評価制度の導入、職員の規範意識の向上も求めています。


この他、この事件を受けてすでに実施している再発防止策についても、予定価格について、国が事後公表であることや競争性を確保する観点から、事後公表が望ましいなどの意見も付されています。

これらをもとに、市としての再発防止策を策定することと思いますが、今回の提言がきちんと反映されれば、不正防止についての効果は非常にあると思いますし、私が以前から求めていた内容にも近いものとなりますので、そうなることを強く期待しています。
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