何度かこの場でも取り上げてきた、神栖市と鹿嶋市で進めているごみ新処理施設建設計画に、潮来市と行方市が参加を目指すとしていた件。
つまり、鉾田市を除く鹿行地域のごみを神栖市に持ち込み、処理をするという可能性もあったという問題ですが、石田市長が記者会見の場で、あらためて断念を表明したとのこと。
この問題については、神栖市議会9月定例会において、ごみ処理についてはこれまでの枠組みである神栖市と鹿嶋市で進め、潮来市と行方市は協議に加えないことを求める決議案が議員提案され、賛成16、反対4の賛成多数で可決されていました。
この数を見ると、いわゆる石田市長を支援している議員からも反対者が数多く出たという計算になります。
その際は、それでも「協議は続けていく」とコメントしていた石田市長。
しかしこの記事によると、「石田市長は受け入れに柔軟な姿勢を示していたが、9月の市議会本会議で受け入れを拒否する決議が可決され、方針転換を迫られた。」とあります。
議会や市民にある程度の説明を重ねながら…というのではなく、まずは花火を打ち上げて…という石田市長流の手法には、チェック機能としての議会の役割が、より重要になってくると感じています。
そして今回は、まさに議会がその役割を果たしたということだと思っています。
また、周りにあまり相談せず、周りの意見もあまり聞かずという話もよく耳にします。
結果として、掲げた公約や政策が実現できないというのが現状だと思っています。