三流読書人

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ドングリ小屋住人 

岩隈問題

2004年12月25日 13時31分06秒 | 教育 
 22日オリックスは岩隈投手を、楽天へ金銭トレードすることを決定した。 
 近鉄とオリックスが無能な経営陣によって経営を投げ出し、二つを一つにして出直すというところから今年のプロ野球はゴタゴタに気をとられ、全くつまらなくなってしまった。
 最後までもつれた岩隈問題、まずは本人の希望どおりで良かった。
 小泉社長は「球界の秩序やルールを守らないといけないが、異常な状態に終止符を打ちたかった。楽天への金銭トレードが、うまく円満に解決する方法だと判断した」(毎日新聞)。しかしこれは「超法規的措置」であるなどと最後まで泣き言を並べた。
 野村克也まで、岩隈はわがままだと言ったとか。
 労働者の使用者に対する要求を「わがまま」だといって押さえ込むことは、経営の存続や経済の状況を盾に使用者がとってきた常套手段である。
 ここで労働者が泣き寝入りしてはいけないのだ。
 
 [選手会の山崎顧問弁護士によれば、民法上では経営者が代わる営業権譲渡の場合、労働者の移動への同意が必要だという。もちろん今回のオリックス&近鉄の統合は営業権の譲渡のケースで、岩隈の同意がなければ、統合球団はもちろん他球団へのトレードもできない、しかもスト全面終結となった9月23日の労使交渉の際に「本人の意思を尊重することで合意した。(それをうたった文章が)議事録にあります」(山崎弁護士)と「楽天・岩隈」への言質を取ったと強調。あくまでもオリックスが楽天以外の球団にトレードを画策すれば、法的問題に発展する可能性があるのだ。]
(「ZAKZAK」の記事少し引用させてもらいました)

 選手会は労働組合、交渉の席上で同意した内容は絶対手放してはならない。
 古田会長以下全選手が労働組合員としての自覚と主体性をもって仕事、つまり良い野球を見せることに全力を挙げてもらいたい。
 また、ここで大事なことは監督の姿勢である。経営者側におもねるような態度はダメ監督の最たるもの。あくまでも選手の立場に立ちきることである。