三流読書人

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ドングリ小屋住人 

アメリカの牛肉食べますか

2005年03月21日 16時25分00秒 | 教育 
18日、ライス米国務長官が日本に乗り込んで、アメリカの牛肉の輸入再開にむけて日本政府に圧力をかけました。03年12月アメリカではBSE(牛海綿状脳症)が発生しました。日本のみならず、世界で40カ国が輸入を禁止しています(1月農水省調べ)。しかし、日本にだけ今、猛烈に圧力をかけてきているのです。忠実な番犬小泉以下、日本政府を突破口にしようとしているのです。アメリカでは、BSE発生国カナダ産牛肉の輸入再開を拒否する決議を上院で可決しています。ところが、おなじBSE発生国である自国の牛肉を日本がすぐ輸入すべきだという決議案を下院の一部の議員が提出しているのです。驚いた国ですよね。日本が早期に輸入再開しなければ報復するといい、その内容はトヨタなどの対米輸出品の関税を上げるというものです。
何でもかんでもアメリカの言いなり、自国民の健康などほったらかしにして言うことを聞くかもわかりませんよ。日本の政府は。だから、私たちは万一、アメリカ産の牛肉の輸入が再開されたとしても食べなければいいのです。我慢しましょう。全頭検査あるのみです。その間に、日本の畜産農業を育てるのです。
根底には、アメリカという国の、アジア人や有色人種にたいする差別があると思うのです。
原爆をはじめ、朝鮮戦争で、ベトナムで、湾岸戦争で、イラクで使われたアメリカが開発した残虐な、人間を殺すことのみを目的にした兵器はすべてアジアで使われたのです。
アジア人、有色人種は昆虫ぐらいにしか思っていないのではないでしょうか。
WASPという言葉があります。ホワイト・アングロサクソン・プロテスタントを意味します。
米国におけるヒエラルキーはWASPを頂点としてできあがっています。白人優位の思想でなりたっています。たまにはライス氏のようにカラードを政府高官に登用することもありますが、意図的にやっているのでしょう。
日本人の健康など犠牲にして自国の利益を優先させることなど当たり前でしょう。思想がそうなのだと思います。
それと断固闘えない日本の政府が悔しい。