三流読書人

毎日の新聞 書物 など主に活字メディアを読んだ感想意見など書いておきたい

ドングリ小屋住人 

生保・がん保険のコマーシャル

2006年03月12日 10時15分16秒 | 教育 
生命保険やがん保険の会社のコマーシャル異常に多いと思っていました。
やっぱり、関東地区では、昨年ついに普通自動車CMを抜いて1位になったんだそうです。(ビデオリサーチ調べ)
医療費の自己負担増が既成の事実の如く語られるなか、みんな不安なのです。
私が病気になったら、どうなるんだろう。一定の自己負担を払うとしても、公的保険でちゃんとした医療を受けられるんだろうか。
星野元阪神監督や地井武男などのコマーシャルを見ながら、そう思います。
その不安につけ込んで圧倒的な量のコマーシャルを流し続けています。
結局、小泉内閣の医療制度改悪は日米の保険大企業にとって大きなビジネスチャンスだというわけです。
おまけに「混合診療の解禁」が医療制度改悪法案の一つの柱としてうかびあがってきました。
「混合診療」とは、病気やけがなどで一連の診療の中で公的保険がきく保険診療と、保険がきかない保険外診療(全額自己負担)との併用を認めるということです。現在は原則として禁止されています。
国民皆保険制度のもとでは、誰もが一定の負担で、いつでもどこでも必要な医療を受けられることを前提としているからです。
良い技術や、薬が開発されれば直ちに公的保険がきくようにしなければならないと思いますが、おそらくは保険外負担として高額な自己負担を払わされることになるのではないでしょうか。
保険がきく範囲を狭めると国庫負担や大企業の保険料負担を減らせるからです。

がんばって生活習慣病などを克服するようにしましょうか。