伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

これ読んだら福田財務次官のセクハラはやっぱり決定的と思いました

2018年04月19日 | 政治
 先週の週刊新潮が、複座財務次官の女性記者に対するセクハラ発言を報じて、今週月曜日16日には、財務省がこれに対する対応方針を公表しました。



 ネットの記事でこれを確認した時に、弁護士に調査を依頼するから、セクハラを受けた女性記者は調査に協力、すなわち名乗り出てと呼びかけたのを読んで、こりゃだめだ、と思ったら案の定、翌日からのマスコミは、そもそも「セクハラを受けた方は名乗り出にくい状況がある」とか、「名乗り出ることがないと踏んでこういう対応をしたのだろう」とか、とにかくこの対応がセカンドセクハラにつながるという観点からの批判の洪水となりました。

 そしてついに19日の朝のニュースでは、前日のニュースで職を継続する意思を表明していた福田財務次官が、急転直下仕事にならないと辞職を表明。とにかく、数日間の動きはジェットコースターよろしく、アップダウンの激しさを感じたものです。

 福田次官は、辞職にあたってもセクハラ発言を認めていませんが、音声で声まで出されている中で、それは無理があるでしょう、と思っていたところで、週刊文春の4月26日号がこんな記事を掲載しました。



 「『安倍命の間手にはついていけない』柳瀬元秘書官オフレコ発言録」と題した記事が、こんな表記をしていました。

 「最終的に福田氏は、上司の麻生氏や官邸の杉田氏に、テレ朝の女性記者の名前を挙げた(テレ朝は「今後事実関係を確認していきたいと思います」と解答)。

 そしてテレ朝が、女性記者に対するセクハラがあったことを認め記者会見をしたのが、19日の午前0時過ぎのことでしたね。

 週間文春が店頭に並んでいたのは19日ですが、記事そのものは数日前に書かれたものでしょう。ですから、福田氏が「テレ朝の女性記者の名前を挙げた」のは、それ以前のこととなります。時間を追ってみると、まず、福田氏の発言とされる「テレ朝の女性記者の名前を挙げた」があって、次に、テレ朝がその事実を確認したという流れになります。「名前を挙げた」その事実が、テレ朝の調査で事実と確認されたという流れになっているのです。ということはこの文春の「名前を挙げた」という部分は、取材源は分からないものの本当の事だったんだろうという印象を強く受けます。つまり、セクハラ発言はなかったという福田氏の発言には“うそ”がある、そういう印象が強くなります。

 この間の、私の個人的体験からも、まずは本当のことを話すことが、相手の信頼を得る過程においては大切な事。そこに目をつぶって、真実をうそで覆い隠そうとすると、余計に不信感を増幅することになります。

 国政分野においては、この問題だけではないと思います。森友学園問題、加計学園問題、自衛隊のイラク日報が発見された問題、各所に“うそ”が散りばめられていて、そのうそが露呈して大問題になる。こうした繰り返しになっているように思います。

 まずは、正直に打ち明ける。そのことが大事ではないでしょうかね。


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