伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

ヒグラシ

2019年07月22日 | 
 愛犬2匹を引き連れながら散歩に出かける。この日は雲も薄く、明るく温かい日だった。

 いつもより少し足を伸ばしてみた。

 いつもの通り道、林間の道路端を歩いてぃたのは・・どうもスジクワガタらしい。メスだ。



 クワガタの脇に黒い中型のアリが次々に姿を現す。

 時折背中に乗り上がったり、何と行儀が悪いアリだちだろうか。

 写真をよく見ると、アリがあごを振り下ろしているように見える。もしかして、クワガタを狩ろうとしていたのかも。いや、これは恐ろしい。


 さて水田地帯に来た。シジミチョウが蜜を吸ったり、草の葉で翅を休めている。



 止まっている時には、めったに翅を開いてくれないのだが、この日はなぜか翅を開いて、内側を見せてくれる。



 薄い雲を通して地上にもたらせられる、ぼやけたような光をいっぱい体に取り込もうとしているのかもしれない。

 開いた翅のこの褐色は見かけたことがない。ツバメシジミなら、もっと青っぽかったはず。自分にとっては新発見かもと心躍った。

 調べてみた結果、どうも、やはりよく見るツバメシジミのようだ。翅の色は、このチョウの個性のようなものなのだろう。


 田んぼの用水路には水生昆虫もいた。

 ミズスマシより大きく、ゲンゴロウよりはずっと小さい。さて、あんたは何者だ。



 マルガタゲンゴロウというらしい。北海道、本州、四国、九州と分布は広いが、生息数が減っているという。


 草むらからトノサマバッタが現れた。
 


 跳ねて、のそのそ歩いて田んぼの中に逃げ込んだ。




 散歩の帰り道、林間部に差し掛かる。葉っぱの上にカミキリムシがいた。




 何かが飛び立ち木の幹に止まった。



 ヒグラシだ。



 今年の初聞きは7月10日の夕方。「カナカナ」と2回鳴き声が響いた。その後は、ほぼ毎日、夕方に声を聞いている。

 ちなみにアブラゼミの初聞きは7月18日。「ジージー」と、まだ弱弱しく泣いていた。

 まだ涼しい日が続いているので、本格的なセミのシーズンとはなっていないようで、鳴き声を聞く機会もまだまだ少ない。

 梅雨明け、天候の回復が待ち遠しい。できれば羽化するセミを見たいな。



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