久方ぶりの雨となった今日、各派代表者会議が開かれ、予算編成方針の説明がされました。
それによると、来年度に向けて社会保障関係経費の増加や公共施設の老朽化対策などで多額の財政需要が見込まれ、さらに復興の取り組みや地域創生に向けた新たなまちづくりなどに多額の財政需要が見込まれることなどから、財政調整基金を取り崩して対応せざるを得ない状況にあるといいます。
まあ、この間、いわき市は財政調整基金を積み上げており、100億円を超えているので問題はないでしょうが、市は大分大きな取り崩しをしなければならない旨の説明をしましていました。
国が言ってきた5年間の集中復興期間を終え、新たに復興・創生期間の初年度なり、また市制施行50周年となることから、復興の着実な推進と財源の確保、「医、職、住」、子育て、教育に加え地域創成に向け、予算の中身を大胆に重点化するなどが盛り込まれています。
「大胆な重点化」という言葉は何を意味するのだろう。「各部等は、事業成果を自ら検証し、市民ニーズを的確にとらえた事業の再構築に主体的に取り組む」と続く。当然といえば当然のことなのですが、「大胆な重点化」と「事業の再構築」がどんな形で予算にあらわれるのか。
「持続可能な行財政運営の確立」には、「既存事業の見直しなどにより自ら代替財源を捻出」とされているので、今年度実施した事業を廃止する方向なのでしょうね。かかわる市民・団体との調整が気にかかるところです。
また、「民間活力を積極的に活用」「積極的に自主財源を確保」とあります。どんなことを考えているのか、質疑をしました。
前者は市の仕事を切り離して民間に委託することなどがされており、近年では水道局の水道料金の収納業務などが外部に委託されています。これらは、結果として安上がりに労働者を使うということになり、おまけに委託期間は数年から5年程度になるので、不安定雇用を増やしてしまうことになります。質疑には「具体的なことは予算編成で」ということですが、注目をされるところです。
後者は生活実態を軽視した厳しい取り立てにならないか、ということが気にかかる点です。質疑には「収納率の向上」が中心と答え、負担の公平の観点からも大切な取り組みであると強調されました。新たな取り組みを準備しているのかというと、これも現時点では具体的なものはなく、予算編成を見守る必要がありそうです。
そして要求基準には、維持補修費が前年度比10%増とされています。先だってもある公民館の体育館利用者から、電動カーテンが動かず閉まったままで、また照明も破損しているものがあるがなかなか直らず利用しにくいという電話がありました。調べてみたのですが、他の公民館等の修繕必要箇所も含めて優先順位をつけて対応するとの考えから、すぐに改善するとはなりませんでした。つまり維持補修費がまだまだ不足している現状があるということです。前年度に続き10%増では必要な維持補修に対応できないのではないか、そんな思いがあります。
市民の暮らしにも直結してくる予算だけに、その編成過程を注意して見ていたいと思います。
午後、溝口民子議員と相談しながら、今週の議員だよりの記事もまとめました。後日、紹介します。
それによると、来年度に向けて社会保障関係経費の増加や公共施設の老朽化対策などで多額の財政需要が見込まれ、さらに復興の取り組みや地域創生に向けた新たなまちづくりなどに多額の財政需要が見込まれることなどから、財政調整基金を取り崩して対応せざるを得ない状況にあるといいます。
まあ、この間、いわき市は財政調整基金を積み上げており、100億円を超えているので問題はないでしょうが、市は大分大きな取り崩しをしなければならない旨の説明をしましていました。
国が言ってきた5年間の集中復興期間を終え、新たに復興・創生期間の初年度なり、また市制施行50周年となることから、復興の着実な推進と財源の確保、「医、職、住」、子育て、教育に加え地域創成に向け、予算の中身を大胆に重点化するなどが盛り込まれています。
「大胆な重点化」という言葉は何を意味するのだろう。「各部等は、事業成果を自ら検証し、市民ニーズを的確にとらえた事業の再構築に主体的に取り組む」と続く。当然といえば当然のことなのですが、「大胆な重点化」と「事業の再構築」がどんな形で予算にあらわれるのか。
「持続可能な行財政運営の確立」には、「既存事業の見直しなどにより自ら代替財源を捻出」とされているので、今年度実施した事業を廃止する方向なのでしょうね。かかわる市民・団体との調整が気にかかるところです。
また、「民間活力を積極的に活用」「積極的に自主財源を確保」とあります。どんなことを考えているのか、質疑をしました。
前者は市の仕事を切り離して民間に委託することなどがされており、近年では水道局の水道料金の収納業務などが外部に委託されています。これらは、結果として安上がりに労働者を使うということになり、おまけに委託期間は数年から5年程度になるので、不安定雇用を増やしてしまうことになります。質疑には「具体的なことは予算編成で」ということですが、注目をされるところです。
後者は生活実態を軽視した厳しい取り立てにならないか、ということが気にかかる点です。質疑には「収納率の向上」が中心と答え、負担の公平の観点からも大切な取り組みであると強調されました。新たな取り組みを準備しているのかというと、これも現時点では具体的なものはなく、予算編成を見守る必要がありそうです。
そして要求基準には、維持補修費が前年度比10%増とされています。先だってもある公民館の体育館利用者から、電動カーテンが動かず閉まったままで、また照明も破損しているものがあるがなかなか直らず利用しにくいという電話がありました。調べてみたのですが、他の公民館等の修繕必要箇所も含めて優先順位をつけて対応するとの考えから、すぐに改善するとはなりませんでした。つまり維持補修費がまだまだ不足している現状があるということです。前年度に続き10%増では必要な維持補修に対応できないのではないか、そんな思いがあります。
市民の暮らしにも直結してくる予算だけに、その編成過程を注意して見ていたいと思います。
午後、溝口民子議員と相談しながら、今週の議員だよりの記事もまとめました。後日、紹介します。
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