伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

田人に燃料油しぼる藻の生産施設計画、遠野高校文化祭、おふくろの宿まつり

2012年11月05日 | 活動報告
 きょう、福島市で開かれた青年集会は、1000人ほどが参加して、大きく成功したようですね。全国のみなさん、大変ご苦労様でした。

 私は遠野高校文化祭の案内状が届いていたので、見学に行って来ました。といっても自宅から徒歩で3分程の近い場所。お化け屋敷(入りませんでしたが)、ゲームコーナー、喫茶室など、趣向をこらして生徒たちが楽しんでいました。

 和室ではお茶などを振る舞っており、坊主めくりを体験できました。百人一首の絵札を使うゲームです。こうしたゲームを通じて百人一首の世界に未体験者をいざなったのでしょうね。

 家庭科室には生徒たちが作った被服が展示され、保育検定の作品が飾られていました。こうしたことを通じて、生徒たちが希望の道を開いていけると良いですね。また、情報処理関係ではパソコンの検定試験の体験が行われており、請われるままに体験してみると、全参加者40人弱の内、何と2位の成績をいただきました。

 元阿呆鳥(いわき市出身のフォークグループ)の菊池章夫さんのコンサートも行われ、阿呆鳥の時代のヒット曲や、乳がん患者、心臓移植を受けた子どもなどをテーマにしたメッセージソングを熱唱していました。

 菊池さんは、デビュー後、私体験を詩にして曲を書いていたものの、体験を出し尽くして曲作りができなくなり、苦しみながら阿呆鳥を解散したこと、また民間会社を体験後、40歳で再びソロデビューを果たしたことなどを語り、「好きな事を続けることが、苦しさを乗り越えて、進んでいくことができる道」と訴えていました。生徒たちに聞いて欲しかった話なのでしょうが、この時間、生徒たちが少なかったのが残念でした。

 昨日は田人おふくろの宿で、復興祈念もかねた「宿まつり」が行われ開会式に出席しました。会場はフリマーケットが賑わい、体育館内でカラオケ大会などが行われていました。舞台の最初の演目は、田人中学校生徒による田人太鼓の演奏でした。太鼓、鉦、篠笛などを巧みにあやつり、軽快でしかもしっかりしたリズムをきざんだ演奏を披露してくれました。

 その帰り際に、田人の住民の方を訪ねました。いわき市南部地域の水源となっている四時川と鮫川の水源地となる、元牧場があった場所に「バイオ燃料」を生産するための施設を建設計画が持ち上がっているというお話を聴きました。

 計画は、水の中で培養した藻類から油をしぼりとり航空機燃料を製造しようとするもので、藻類の培養槽と木を燃料にする発電施設から熱とCO2を藻類(を培養する水)に供給するシステムを作るといいます。実施するのは農業生産法人のアサヒ農園株式会社(いわき市)と有限会社セット(千葉県成田市)で、どうもこれらの会社が藻類の繁殖を担当し、燃料化するのは株式会社筑波バイオテック研究所(茨城県稲敷郡阿見町と資料にはありますが、HPでは茨城県つくば市)というところらしい。

 補助金を受けながら藻類の培養をすると説明しているようですが、水源地にこのようなものを設置して、水環境を守ることができるのか。ここに不安があると訴えます。

 以前、テレビ番組で藻類から燃料をとる技術があることを紹介していたのを見たように思いますが、実用段階にあるのでしょうか。培養に使う水は閉鎖系の中にあり、環境に放出はしないと言っているようですが、果たしてどうなのか。事故の際の水の放出防衛策はあるのか。様々な検証が必要なのでしょうね。

             ★

 田人の県道71号線のフラワーポットに、センニチコウが満開風に揺れていました。寒くなって路端に野鳥の地鳴きを聞くようになりましたが、今朝、アオジ(メス)が路端で草の実なのか、何かをついばんでいました。


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