伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

小中学校入学式

2013年04月08日 | 学校教育
 きょう4月8日は小中学校の入学式でした。
 午前中は23名が入学する上遠野小学校の入学式に出席しました。入学生の呼名に一人ひとりが元気よく返事。今年1年間使用する教科書を先生から授与されました。
 6年生が歓迎のことばをのべ、「学校生活に不安を持つことも、家が恋しくなることもあると思います。僕達も経験しました。そんなみんなを6年生がサポートします。みんなと学校活動ができる時を楽しみにしています。いっしょにがんばりましょう」と呼びかけていました。
 ひな壇に座った1年生。毎年のことながら、足が床に届かない子もいます。この子たちが一年もたてば、体も心も大きくなった姿を見せてくれます。その時が楽しみです。

 午後は上遠野中学校の入学式でした。27名が入学。こちらはさすがに中学生、真新しい制服に包まれて凛々しく見えます。教科書授与の後、新入生代表が「緊張もありますが、新しい生活への期待で胸がいっぱいです。自分のできることを精一杯がんばっていきたい」と誓いました。

 どちらの入学式でも、祝辞をさせていただきました。中学校の入学式では次のように祝いました。

祝辞

 例年より早い桜の季節の訪れの中で迎えた今日の入学式。上遠野中学校の新入生のみなさん、入学おめでとうございます。みなさんの新しい学びの場となるこの上遠野中学校で、これから三年間、学業に、そしてクラブ活動に、がんばって取り組んでいただきたいと思います。

 これからの三年間は、みなさんが次のステップに向けた力を蓄える三年間になります。教科ごとに先生が変わる教科担任制、みなさんの自主活動であるクラブ活動。新しい学習環境のもとで学ぶみなさんには、はじめは戸惑いもあるかもしれません。

 そんな時には「置かれた場所で咲きなさい」という言葉を思い起こしてほしいと思います。最近話題になっている言葉です。どんな境遇であれ、諦めたり腐ったりせずに、今自分の置かれた環境の中で精一杯咲きなさいという意味です。どんな状況の中でも、問題や課題を解決するために精一杯頑張る。これからの中学校生活で大切なことだと思います。
 
 そしてこの言葉はこう続きます。

「どうしても咲けない時もあります。そんな時には無理に咲かなくてもいい。その代わりに、根を下へ下へと下ろして、根を張るのです。次に咲く花が、より大きく、美しいものとなるために」

 中学校生活の中で大輪の花を開かせて次の生活に向かっても良い、花を開かせることができなくても力を蓄えて次に来る夢の開花につないでも良い。それはみなさん次第です。先生方と先輩方と、新しい学校生活の中で、一人ひとりの中でしっかり力をつけていただきたいと思います。三年間という時間は短いようでけっこう長い時間です。この三年間でしっかり夢を育てていただきたいと思います。
 ご入学おめでとうございます。

 保護者のみなさま。
 東日本大震災と原発の事故から二年間が過ぎ、三年目を迎えています。この被災地で子どもたちを安心して育て、安心して学び環境を提供するために本市では三十三人程度の少人数学級編成の導入や、また、校舎、体育館の耐震補強を順次すすめるなどなどの取り組みが進められてきました。また、これまで子ども達の健康を守り、健やかな成長を願って、医療費を十八歳まで無料にする措置がとられ、内部被曝の検査体制もとられてきました。

 子どもたちが豊かに学び、そしてつつがなく成長できる環境を整備することは、これからもいっそう大切な課題となってくるものと思います。みなさんのご意見・要望などをお寄せいただきたきながら、その声を実現できますよう努力していきたいと思います。本日は、まことにおめでとうございます。

 結びになりますが、ご来賓をはじめ地域のみな様、そして校長先生をはじめ教職員のみな様には、生徒たちへの暖かい見守りとご指導を心からお願いをしまして、本日のお祝いとさせていただきます。
二〇一〇年四月六日        
いわき市議会議員 伊藤浩之


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