2つの懇談会　/　夜道

2016年05月26日 | 市議会

　いやぁー、すごかった。

　川前で行われた市議会の議会報告会の後、川前から三和町差塩を経由して、三和支所から林道を経由して遠野町入遠野に抜けるコースを通って帰宅しました。

　ナビの示す距離によると走行距離38Kmとありますが、藤平を過ぎたあたりからの林道がすごい。道幅は狭いし、草が伸び道路にせり出しているため、バチバチと車をたたく音がしました。こんなところで、倒木なんかあったら大変。Uターンするにも、そのスペースもないようで、ずーとバックで走らなくてはならないようだ。写真の林道は、まだましなところです。

　幸いに、通行不能な場所はなくて無事に通過でき、入遠野に入って道が広くなった時には、ほーと息が抜けました。

　川前では野うさぎが道路を横切り、三和町ではイタチが横切り、そして藤平あたりではタヌキが車の前をかけていく。イノシシこそでませんでしたが、夜の道はビクビクものですが、面白いものでもあります。写真は、かけるタヌキです。あわてて車を停めシャッターを切りました。しかしそのためか手ブレ、ピンボケで姿がよく分からないのですけど・・。

　実は、帰路は、三和に出て三和インターチェンジから磐越道に乗って常磐道の湯本ICで降りるルートを考えていました。これが一番無難です。報告会終了後、三和出身の議員さんが「どの道を通るのと」と声かけてきて、「三和支所のところから遠野に向かえばとても近いのに」と、まぁー冗談だったようですが、話していました。

　もちろんこの道の厳しさは知っているので「とんでもない」と返していました。でも三和まで来たとき、むらむらとこの道に興味が湧いてきたんです。

　ナビをセットしなおして出発しました。沿道にはウツギらしき花や、ガマズミ、名前はわかっていないウツギの仲間の花など、ヘッドライトの中をたくさんの花が過ぎていきます。くます。です。この選択、それはそれで良かったか・・。

　川前は遠いという印象があります。でも、いわき市役所からの距離はわずかに26Ｋｍ。市役所から遠野町の私の自宅が約20Ｋｍですから、そんなに遠いわけではありません。

　ただ時間的な距離は遠い。夏井川渓谷沿いの国道41号線を通って約45分。いやいや待てよ。自宅と市役所間が20Ｋｍで約35分程かかる。とすると26Ｋｍで45分なら標準的な時間じゃないの・・。

　何で遠いと感じるのか。対向車に危険を感じる曲がりくねった狭い道。これが遠い川前という印象をもたらしているのでしょうね。

　でも沿道の景観は良いですね。

　とにかく会場をめざして車を走らせました。途中車を停め、籠場の滝など渓谷の景観を楽しみました。

　ユリの花が咲いていました。

　白いユリなどはよく見ます。この橙色のユリはおそらく初めて見ました。めずらしい種類なのかなと思って調べると、この色のユリも普通にあるようですね。

　会場の川前公民館に着くと磐越東線にディーゼルカーが姿をあらわしました。これまた手ブレ写真です。

　この公民館は、昔学校だったものを改装して公民館にしたらしく、会議室の窓は懐かしい木製の桟。

　風情があって良いですね。

　さて報告会には5人の方が参加して、イノシシ被害の克服に向けた取り組みの強化や、医師不足で外科手術ができないという公立小野町総合病院に頼った同地区の救急医療体制への不安と改善、市役所の対応の改善などとともに、報告会への参加者拡大への市議会としての取り組みの改善や懇談会で出された意見等へのその後の対応と結果などを報告するなどの改善を求める意見など、様々な声をいただきました。

　これまで2ヶ所で報告会に参加しました。参加者数の面では、それぞれに難があります。でも、総じて報告会は、議会側の変化のあらわれとして歓迎されているのではないかと思います。あと1ヶ所、田人の報告会が残されていますが、参加者の中からどんな声が出るのか楽しみです。

　実は、午前中は、泉地区の後援会が主催した懇談のつどいが開かれ出席し、こちらはこちらで、様々な意見をいただきました。

　参議院選挙が近いだけに、今度の選挙で日本共産党が民進党現職の増子輝彦参院議員を民進党と社民党ともに応援すること、そして、野党共闘の要となる日本共産党を比例代表選挙で伸ばしてほしいということをお願いしました。

　参加された方からは、市のシルバーリハビリ体操の指導者養成をしているけれども、無償ボランティアとなっている状況を改善できないのかなどのお話しがされ、とても参考になりました。

　さらに、こんな話もありました。

　これまで選挙を争ってきた民進党を応援することには、さすがに様々な思いを持つ方がいます。この方は、「はっきりいって信用していいのかという思いはある。でも、これまで話を聴いてきて、共産党が言うとおり今回は増子さんを当選させるためにがんばらなくちゃならないと思う。今の政治を変えて、当選したら約束を守ってくれるように、しっかりと見守っていくことが大切なんだと思う」という趣旨で話してくださいました。

　「今度の参議院選挙で、野党連合が多数になったとしても、ただちに戦争法廃止や集団的自衛権行使容認の閣議決定の撤回を実現するのは困難な状況はあるでしょう。なぜなら衆議院自公が多数を握っているからです。この力関係を変えるためには、次にくる衆議院選挙でも野党統一候補で野党が多数を占めることが必要で、今度の参議院選挙でここにつながるような結果を出すことが必要なので、みなさんのお力添えをお願いします」