伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

大晦日、紅梅が消えた

2021年12月31日 | 
 紅梅は、25日に最初の一輪を見た。ところが、翌26日、花は消えていた。
 散るには早い。何があったのだろうといぶかりながら通り過ぎ、その帰り道、紅梅の木から小鳥が飛び立った。10羽ほど。移った先の木立に、その姿を追った。カシラダカがいた。また10羽ほどが飛び立ち、さらに10羽ほど。合計30羽ほどが紅梅に来ていたようだ。



 梅の花を散らした犯人は彼らだろう。そういえば、前日、近くの桜の木から飛び立ったカシラダカの群を見ていた。



 遠すぎてボケてしまったが、飛び去って木立の枝をわたっていった。このカシラダカが、今日は紅梅の膨らんだ芽をついばみにきたに違いない。カシラダカの花散らしだ。

 27日、2輪目を見つけた。翌28日にはなくなり、別の場所に3輪目、4輪目を見つけた。この花も、今日は消えていた。おそらくその犯人は、同じく小鳥たちに違いない。

 それにしても、今年は小鳥が少ない感じがする。今の季節になれば、特にアオジなどは、道端のあちこちに見かける印象が残っているのだが、あまりに姿を見ない。たまに、藪の中で、「チッ、チッ」とさえずっていて、気配を感じるばかりだ。





 写真は11月に撮ったもので、里に移動してきた最初の頃のものだ。逆行気味で分かりにくいと思うが、先の写真がオスで、頭が緑色をしている。後のメスは、お腹が黄色い以外はスズメのような雰囲気と思っていただければ良いと思う。

 少ないながらも、朝の散歩では、それなりにさえずりを耳にするようになってきた。

 その中で、さえずり、また姿見とも、もっとも多いのがエナガの群だ。





 エナガの群には、多くの場合、シジュウカラやヤマガラ、メジロが混ざっている。混群となって群の個体数を増やし、天敵から狙われる個々の確立を減らし身の安全を守る本能だという。群の中にはメジロがいた。



 これまでのシーズンと比べ、意外に早く見かけたのが。ベニマシコだ。



 メスで、ちょっと地味だが、オスはお腹も顔も赤くて、まるで酔っ払いのようだ。こちらはまだ見ていない。

 全てが散歩のコースで見ている鳥だが、今年、はじめてアトリの群が林の枝をわたっている姿を見た。





 そこにいるのだが、なかなか姿を捉えられないのがカケスだ。林の中から「ギャッ」と鳴き声が聞こえるのだが、多くの場合、姿は見せない。この「ギャッ」の鳴き声は、飛び立つ際の声でもあるらしい。姿が見えても、梢や枝から飛び去る姿で、カメラにはおさまらない。

 この時、たまたま、梢に姿をさらしていたの。慌てていたのか、ピントが甘いままシャッターを切ってしまった。



 この鳥とはだいぶ相性が悪そうだ。そういえば、昨年は頻繁に見たジョウビタキをあまり見ない。



 写真は渡ってきて間もなく、11月はじめのものだが、たまに声を聴く程度しか出会わない。どこにいっているのだろう。

 今朝は、「ココココッ」と、たぶんアカゲラのドラミングを聴いた。姿は見えなかったが、そのうち、姿を見ることもあるだろう。新年の楽しみだ。
 寒さも本格化してきた。餌が少なくなってくると、道路脇にもたくさんの姿を見ることができるだろう。
 楽しみにしながら、新年を迎えたい。


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