伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

冬のホウジャク(ガ)

2021年12月24日 | 
 たまたま通過した航空機に気がつき、写真に撮った。



 青い垂直尾翼に、何かの文字が書いてあるようだが、どこの便か分からない。おそらく成田に向かうものと思う。

 やがて空には、たぶんうろこ雲が流れてきて、空を埋め尽くすようにうろこ雲(たぶん)が流れてきた。もこもこした雲は、見事な景色で空を飾った。

 元子ども部屋には、何でも詰め込んである。仕分けし、種類毎にまとめ、いくつもある箱を少なくし、収納できるものは収納していく。本棚も溢れるようなので、整理を始めた。すると、本で隠れていた壁にガが止っている。季節も季節だけに、もう死んでいると思ったが、本を動かすと、ガも動く。生きているようだ。



 この季節だから、もしかして、成虫で冬越しするのかもしれない。しかし、壁に止ったままでは片付けもできないので、ちょっとした箱に閉じ込めた。

 その状態で作業を進めていたが、どこからともなく、小さな音が響いてきた。
 カツッカツッカツ

 その音は遠くから聞こえるように静かだ。しかし、断続的にいつまでも続いている。注意してみると、先程のガが翅をばたつかせ、暴れていた。そうか、この箱の中で冬越しはむりか・・。

 そこで、後ろの小屋の中に放そうと考えた。雨露をしのぐための屋根と壁しかないが、何もないよりはましだろう。屋根の下でフタを開け、箱を揺すると、なんとガが顔をめがけて一直線に飛んできた。

 すんでのところでガをよると、外に向けて飛んでいった。

 このガは、スズメガの仲間のホウジャクだった。寒空で無事に冬越しできるだろうか。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿