伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

10月定例会の一般質問

2013年10月22日 | 市議会
 清水敏男市長に代わって初めての議会となるいわき市議会10月定例会は24日に開会することが、今日開かれた議会運営委員会で正式に決まりました。
 28日から31日の4日間は一般質問が行われ、各会派から21人が質問をする予定となっています。日本共産党からは3人が質問に立ち、私は29日の2番目、午前10時50分からの質問予定となりました。

 質問で取り上げるのは、市長の公約について。内容は次の通りです。時間が50分なのに、この質問の数では、余計なことはほとんど発言できないのではないだろうか。



10月定例会の一般質問


1.憲法についての考えなどについて

(1) 改憲の議論についての考え方について

ア 改憲の議論がありますが、市長は選挙前の「清潔・公正・市民本位のいわき市政をつくる会」のアンケートで改憲への姿勢を問われて、「国の専管事項であり、国会で議論される事項について、地方自治体の選挙において、候補者選考の判断材料とすることには疑問を感じる」と回答されました。
 清水市長は改憲についてどのようなお考えをお持ちか、あらためて伺います。

イ いわき市非核平和都市宣言について市当局はこれまで、「平和を願い求めること、そして達成することは国民主権、基本的人権の尊重と並んで日本国憲法の基本原則として尊重すべきもので、本市の非核平和都市宣言についても、このような憲法の精神が反映されているものと認識している」としてきました。この本市の非核平和都市宣言に込められた精神は今後とも尊重し、継承すべきものと考えますが、市長のお考えを伺います。

ウ いわき市非核平和都市宣言に込められた精神の実現に、今後どのように取り組む考えか伺います。



2.原子力発電に関する考えについて

(1)県内の原子力発電所全基廃炉に向けた本市の取り組みについて

ア 市長は県内の原子力発電所は全機廃炉にする立場を表明されていますが、安倍首相は9月19日に第一原発の5、6号機の廃炉を要請し、東電の広瀬社長は年内に判断すると答えています。5号機、6号機の廃炉の決断を早期に促すとともに、東電福島第二原子力発電所の廃炉の決断も促すことも含めて、県内原発の全基廃炉に向けてどのように取り組んでいく考えですか。

(2)エネルギー政策としての原子力発電所についての考え方について

ア エネルギー政策に関する「清潔・公正・市民本位のいわき市政をつくる会」のアンケートで清水市長は、「国の専管事項であり、原発を有する地元と国が話し合って決めることであると思う」としています。
原発事故で被災した本市と市民だからこそ原子力エネルギー政策から早期に抜け出して安全で安心できる国土とできるよう、国と東電に求めるべきですが、あらためて市長のお考えを伺います。



3.清水市長の公約などについて

(1) 清水市長にとって公約とはどのようなものかについて

ア いわき市長選挙で清水市長は「風格あるいわき市の実現を推進する」とした八つの政策をはじめ様々な公約を打ち出しています。これら公約等は清水市長にとってどのような意味を持つのでしょうか。

(2) 復旧・復興の進捗状況のスピードについて

ア 震災から2年7ヶ月がたちますが、この間の復旧・復興の進捗状況について清水市長はどのように評価していますか。

イ 復旧・復興事業のスピードアップ化をはかるとされていますが、どのように図っていく考えなのでしょうか。

(3) いわき市立総合磐城共立病院の建設計画の見直し公約について

ア 今度の選挙戦では、総合磐城共立病院の病床数を建て替えの基本計画にある670床にするのか、それ以上にするのかが論戦され、清水市長は「ベット数を減らすことの是非を含め、新病院のあり方を再検討する」と発言されたことが報道されました。清水市長は病床数についてどのような見解をお持ちでしょうか。

イ 経営形態も含め再検討する必要があるともされています。経営形態について清水市長はどのようなお考えでしょうか。

ウ これらの見直しをしながら、選挙後の発言では78億円の補助金はいただく方向ですすめたいとされていますが、事業の進捗と補助金の支給は密接な関係を持っているものと考えています。市長は見直しの公約で事業を遅らせながら補助金を活用していくことについて、どのように整合性をとっていく考えですか。

(4) 町外コミュニティの考え方について

ア 清水市長は町外コミュニティに関して集中型、分散型にこだわらないとしていますが、集中型とはどのような内容を持った町外コミュニティなのでしょうか。

イ 集中型を整備した場合の将来の本市まちづくりへの影響をどのようにとらえているでしょうか。

(5 )市街化区域の見直しについて

ア 本市の市街化区域は現在どのようになっているでしょうか。

イ 市街化区域を拡大することによる本市への影響はどのようなものがあるでしょうか

ウ 市街化区域は適宜見直されることになっていますが、本市市街化区域の見直しの状況はどのようになっているでしょうか。

(6) 子育て支援や教育環境に関する公約実現の道筋について

 清水市長は、出産祝い金や放課後児童クラブの全小学校区への設置などの子育て支援、保育士の正規職員の配置、また学校図書館司書を全小中学校に配置することを公約しています。

ア 出産祝い金の公約について、どのように実現する考えですか。

イ 放課後児童クラブの全小学校への設置については、どのように実現する考えですか。

ウ 清水市長は、いわき市の保育士の配置の現状について「半数以上が非正規の状況は公立の施設として望ましいものではなく早期に改善すべきと考える」との考えを表明していますが、正規職員の配置拡大にどのように取り組む考えでしょうか。

エ 学校図書館司書の配置は、渡辺市長のもとで試行的に実施をされ、その結果を検証しながらその後の対応を検討するとされてきましたが、今後、全小中学校に配置する取り組みはどのようにすすめる考えでしょうか。

(7) 職員給与について

ア 本市職員給与の民間との格差はどのようになっていますか。

イ 職員給与のピーク時からの減額分はどのようになっていますか。

ウ 職員給与の減額について渡辺市長のもとで実施しないことが決定され、選挙後に清水市長は「他市も実施しているのでいわき市としても検討するべき」と発言されています。震災以降の職員の労働をどのように評価していますか。



4.有害鳥獣の対応策の拡充について

(1)本年度のイノシシ駆除の状況等について

ア イノシシの駆除にはイノシシ捕獲報奨金制度で対応し、そのための算として本年度1500万円、1500頭分の予算を計上しておりました。本年度の実績はどのようになっているでしょうか。

イ 今年度の捕獲頭数の見通しをどのように持っているでしょうか。

(2)イノシシ駆除対策の支援の拡大について

ア イノシシ駆除は主に罠による捕獲、また一部まき狩りによる対応もされています。捕獲されたイノシシの駆除方法別の捕獲頭数はどのようになっていますか。

イ 罠による他、駆除の一貫としてまき狩りもされていますが、今年度のまき狩りの許可件数は何件となっているでしょうか。

ウ まき狩りの効果をどのようにとらえていますか。

エ イノシシ捕獲報奨金制度の他、まき狩り等に対する支援制度を新たに創設すべきと考えますが、いかがでしょうか。 




最新の画像もっと見る

コメントを投稿