伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

カラスが帰るから・・

2022年08月18日 | 
 アオバハゴロモはこのウドの枝で生まれ、このウドの枝で育った。




 枝についている白い綿ぼこりのようなものが、アオバハゴロモの幼虫だ。分泌したロウ状の物質を体全体にまとっているので、その実際の姿を見たことはない。
 成虫になったら、どこかに移動すると思っていたが、ずっとここに止まっている。
 ハゴロモ類のご飯は、幼虫も、成虫も、樹液など諸物の汁だ。ウドの木には、天敵もなく、危険も感じないためにずーっとここに止まって、樹液を吸い続けていこうとしているのだろう。移動に余計なエネルギーを使わないで済むので、アオバハゴロモにとっては、ここが天国のようなところということになるのだろうか。

 アオバハゴロモにとっての天国は、ベッコウハゴロモにとっても天国なのだろうか。今日様子を見ると、ベッコウハゴロモもウドの枝に止っていた。





 茶系の色の翅に白いラインが入った虫が、ベッコウハゴロモだ。この虫は、比較的よく見かける。
 幼虫はユニークな姿をしている。



 丸い顔と体、尻尾にツンツンと生えた針。針を広げると、体はその陰に隠れてしまう。
 ハゴロモ類は。アオバハゴロモとベッコウハゴロモ以外に、スケバハゴロモ、アミガサハゴロモを見たことがある。
 幼虫はいずれもお尻にツンツンと針をはやしている。

 この姿を見るとき、脳裏に浮かぶのはウルトラマンだ。似たような怪獣が登場したように思う。
 ジェロニモという名前の怪獣だったか?

 この怪獣は、カメラを近づけるとピョンと跳んで逃げていく。見た目と違うその運動能力には舌をまく。

 アオバハゴロモの幼虫も怪獣に見える。ツーショットをとらえた。



 今年は他のハゴロモ類を見ていない。見ることができるといいな・・。

 さて、視線を上向きに転じよう。
 西の空から雲が流れてきた。



 東から飛んできたカラスが西に向かう。
 数羽ずつ、次々と西に向かう。




 カラスが帰るから帰ろ・・だんだん日が暮れていく。


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