伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

梅雨入り / コハクオナジマイマイ / 一般質問終えた

2016年06月13日 | 市議会
 朝から雨降り。東北地方がきょう梅雨入りしたと見られるとニュースが伝えられました。

 当然、犬の散歩も雨の中です。雨の散歩は少し憂うつですが、実は良いこともあります。雨不足で困っている農家のみなさんにめぐみをもたらすということはもちろんです。愛犬と散歩する私にはもっと小さな事。そろそろ姿を現わすカタツムリがいるかもしれないという事です。

 いました。コンクリートの擁壁に、ここいらで毎年見かけるカタツムリが出ていたのです。





 コハクオナジマイマイ。もともと九州地方に分布していたものが、野菜等について全国に広まったものとのことです。

 こちらのホームページ(日本自然保護協会)によると、2004年に確認された生息地は北は関東までだったものが、今は、いわき市まで広がっている。どんどん広がっているようですね。

 雨の中。アジサイの花も景色に映えていました。





 さて、いわき市議会は今日から一般質問。本日は5人が質問に立ち、私はその5番目で午後3時、見込みより10分早い開始でした。

 冒頭、いわき市議会で開催中のアロハ議会になぞらえて、5月10日のブログに書いたアロハの言葉に隠された意味の一つから説き起こして参院選の野党の選挙協力にふれて発言しながら、国保税の問題、公民館の嘱託化の問題、保育士の正規化の問題、常磐共同火力発電7号機の排出ガス量の問題、以上4点について質問しました。



 国保に関しては、今年度に24億円程の繰越金が想定され、この水準がここ数年維持されている現状があります。昨年度の決算では、前年からの繰越金等を全体の収入から除き、その年の収入から収支のバランスを見る単年度収支で約6億円の赤字が見込まれるとされているものの、それでも前年度の予算を算定した時と同程度の規模をくりこしています。

 国保の予算は、あくまでも支出の見込みに見合った収入を確保する観点から編成されることから、この繰越金が続いている現状を考えれば、支出の見込みが大きいか、収入の見込みが小さいかということになるので、この見込み具合を変更することで、国保税を引き下げることが可能になります。

 質問では、繰越金の適正額を聞きました。

 答弁は、国の通知では基金と予備費合わせて約24億円程度を保有することが必要とされる中、本市の基金は1億1,000万円、予備費が1億円、加えて繰越金が24億3,300万円で、合計約26億4,300万円の「保有額がある」とのこと。

 国の通知の観点から見ても約2億円余計に持っているということになります。提は可能なのでは。質問しました。

 しかし、その答弁は、単年度では赤字であり、2年後の繰越額は約12億円まで減少する見込みであり、風邪などが流行した場合の会計への影響を考えると引き下げは困難ということにとどまりました。

 単年度収支は、一昨年は黒字、そして昨年度が赤字が見込まれるという状況。加入者の減少や所得の伸びの鈍化があり、かつ医療費(保険給付費)は医療の高度化等もあって今後もこれまでと同じ水準が続くと見込まれるので、今後も単年度収支は赤字基調が市の見方。果たしてそうなるのか。会計年度は始まったばかりですが、本年度の決算がどうなるのか、その推移をしっかり見ていかなければなりません。

 その他の質問等については、議員だよりの原稿を書く中でまとめます。また、後で質問の活字をおこしてアップしますのでご覧ください。

 ただ一つ悔いが残ったのは、前段であまりにも主張を入れすぎて、質問の後半部分でいうべきこととして用意していた主張部分をはしょったり、通告していた質問も2つ飛ばして質問する羽目になったこと。

 用意していた原稿は、前回60分の質問をした時と同程度の1万1,000字程度だったので、時間内にいける、と思っていたのですが、さにあらず。原因はおそらく質問の個数が多かったことにあると思います。

 何度質問をしても、同じような悔いを残す。成長してないなぁ~。反省です。

 最後に昨日撮った雲に煙る太陽の写真。よく見ると太陽面に黒い点が見えます。これって黒点かなぁー? 下の写真の◯で囲んだところです。





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