伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

発達障がいの講演聞く

2019年03月16日 | 福祉・医療
 社会福祉法人・希望の杜福祉会を支える「けやきを支える1000人の会」が開いた、発達障がいのお話とシャンソンを聴こうを聞きに、いわき芸術文交流館アリオスの音楽小ホールに出かけた。もっとも私は、公園だけ聞いて会場を出たのだが、会場にはほぼ満席の聴講者がいた。

 講演はほぼ1時間。臨床心理士で臨床動作士の海老名悠希・YKストレスケアオフィス代表が発達障害の特性や対応などについて話した。

 海老名さんは、2005年から5年間、いわき明星大学の心理相談センターで専任カウンセラーを務め、つくば市に移った現在も被災後のいわき市で心身のストレスケアなどの活動に継続的に取り組んでいる。祖母はいわき市平出身だという、本市ゆかりの人。

 講演では、「障害」という言葉について説明。「障害」という表記は医療分野で使われており、「障がい」という表記は福祉の分野で使われているという。もともとは「障碍」という言葉だった。ところが、「碍」の字は常用漢字にないため、音が同じ「害」という字が充てられるようになったという。

 お話では発達障がいは、比較的新しい障がいの概念で、精神障がいと括られていたものから、精神障がいと発達障がいに分けて考えられるようになり、さらに発達障がいのとらえ方の変更に伴い診断名も変わってきたのだという。

 発達障がいは生まれつきの特性であり、その特性は、脳の機能の平均的な範囲からはみ出す脳機能の部分があるのだという。同時に障がいは、障がいがないような障害程度から明らかな障がいまで障害の程度は連続体(スペクトラム)でとらえるのだという。

 精神障がいは症状の内容が何歳になっても大きく変わらないが、発達障がいの状態は若年時は言葉の遅れ、就学時にいじめの対象、青年時になると自己表現ができないなど年齢とともに「状態像」が変わるという特性があるという。発達障がいには、本人の苦手を掌握し、その苦手を改善するための工夫を見出し、できることや得意を伸ばすような対応をしていくこととともに、「みんな違ってみんないい」という観点から「普通」に対する幻想をなくして、個性に応じた対応をしていくことが必要と語りました。

 お話はよく分かった。今後の参考にしたい。

 このお話は聞きに行きたいと思っていた。しかし、すっかり失念していた。ショートメールにご案内をいただいたおかげで、何とか講演に間に合った。ご案内くださった方に御礼したい。


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