伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

学校給食費の無料化求めていると実感 / 夕陽

2016年08月21日 | 活動報告
 きょうも街頭宣伝に出ました。

 13ヶ所で車を停め、政策を話しました。



 その中で、去る災害公営住宅の前では、外出から帰ってきた若い夫婦が、学校給食費の無料化をしましょうという訴えを聞いて、手を振って答えてくれました。

 その学校給食費の無料化に触れるまでに、安倍政権のもとでの社会保障の削減、改憲の策動、そしてアベノミクスの問題などを話しているのですが、ここではあまり反応がありません。

 ところが、給食の無料化にはいきなり賛意を示してくれるのです。

 別の場所でも、赤ちゃんを抱っこしていた若いお母さんが散歩をしていましが、やはり学校給食費の無料化のお話を聞いて、お父さんといっしょに立ち止まり、やがて、5m程の近距離まで近寄ってきてくれました。演説の下げに入ると、遠ざかっていったのですが、もっと話を聞いてくれる、そんな雰囲気がありました。

 そしてここを離れて車を走らせると、さっき演説していた場を通り過ぎていった親子が手を振って見送ってくれました。お父さんが子どもに「ほら手を振って」と促しているようです。

 少し離れた場所でしたが、やはり演説を聞いてくれたものと思います。

 若い方々にとって、いま、子育てが大変、だからこそ負担の軽減を求めているのでしょう。先だっても3人の子ども1万5,000円の給食費の負担が大変だと声をかけられました。

 この期待には必ず応えるために、がんばらなければならないと思います。がんばらなくちゃ。

 そして、いま、街頭で話しているのは次のとおりです。



 ご近所のみなさん。日本共産党の市議会議員、伊藤浩之です。この場を借りまして、あいさつをさせていただきます。ご協力をお願いいたします。

 参議院選挙が終わって安倍政権は、選挙の最中には決して口にしなかったことに手を付けようとしています。

 一つは社会保障の削減です。

 75歳以上の方の医療費の自己負担分を、段階的に2割に引き上げようとしています。

 また介護保険では、これまで要支援1、要支援2を給付の対象からはずす、こういうことをやってきましたが、今度は要介護1、要介護2を給付の対象からはずす、つまり、介護が必要なお年寄りから介護を取り上げようとしているのです。負担があって介護なし。こんな介護保険にして良いのかが問われています。

 いま大切なのは、社会保障の削減をやめて暮らしを守れ、この声を大きくしていくことではないでしょうか。

 そしてみなさん。
 安倍政権が異常な執念を燃やしているのが、憲法を変える改憲です。この執念が示されたのは、先だっての内閣改造で、党内きっての保守派と言われている稲田朋美氏を防衛大臣に据えた点です。

 この稲田氏は、改憲の必要性を繰り返し主張してきました。また、「教育体験のような形で若者全員に、一度は自衛隊に触れてもらう」、このような仕組みづくりが必要だと主張してきた人物です。

 事実上の徴兵制の導入を主張する人物を防衛大臣に据える。ここに安倍内閣の異様な改憲への執念を見ることができるのです。

 みなさん。
 自民党は、安倍首相は、改憲をしてどんな日本を作ろうとしているのでしょうか。それは自民党の改憲草案をみれば明らかです。

 日本が国防軍という軍隊を持って海外に派兵し、戦争をさせる。戦争をする日本を支えるために国民のみなさんの人権を抑制し、戦費を調達するためn社会保障を抑制する。こんなことが自由にできる日本を作ろうとしているのです。

 みなさん。
 こんな安倍政権のもとでの改憲、決して許してはなりません。みなさんといっしょに会見するなという声を大きくするために、力をつくしてまいりたいと思います。

 そしてみなさん。
 安倍首相は、参議院選挙で、これからも経済政策でありますアベノミクスをすすめる、このように言ってきました。

 このアベノミクスが破綻しているのはすでに明らかです。

 参議院選挙が終わって安倍首相は、約28兆円の新しい経済政策を打ち出しました。アベノミクスが成功しているならば、必要のない経済政策です。

 この破綻したアベノミクスを今後も続けるという。このアベノミクスが国民のみなさんにもたらしてきたものは、経済す格差の拡大でした。お金をたくさん持っている人と、お金がない人。国民をこの2局に分断をする。そして多くの国民のみなさんはお金のない側に追いやられる。こうした経済の仕組みが作られてきたわけです。

 この経済格差の拡大の中で、子どもの貧困が大きな問題になってきました。全国的には6人に1人の子どもが貧困の状況に置かれている。このように言われているのです。

 この貧困への対応がまだまだ弱すぎる。その時に地方自治体が、貧困への対応策をしっかり取り組んでいく。このことが求められていると思います。

 実際、いわき市は子どもたちの将来のために学習支援の強化に取り組んできました。市民のみなさんの長年の運動に押されながら、すべての学校図書館に司書を配置する事業をすすめてきたのです。

 この結果、子どもが読書に親しむ環境が充実し、本を読む冊数が増えてきた。このように、どこでも歓迎をされています。

 この学校教育の充実に合わせて、いま、負担を軽減して、安心して学んでいける環境を充実する、このことが求められていると思います。

 そのためにみなさんに、学校給食費の無料化を提案し、その実現に力を尽くしていきたいと思っております。

 そのためには約15億円の財源が必要となります。その財源は、いま、いわき市の一般財源は通常の年で約1,100億円の規模があります。この編成過程で、十分財源を生み出していける。私たちはこう考えています。

 いわき市の予算では、借金の返済額が、最高時に比べ約50億円減っています。このことを考えれば、十分な対応が可能だと考えているのです。

 この15億円のお金が、市民のみなさんの家計に残れば、これが消費に回り地域の経済を刺激しながら、最終的に市の税収として戻ってきて、また市民のみなさんの暮らしを支える財源として市が仕事をすすめることが可能となります。

 また、仮に各家庭が、例えば習い事などの子どもの教育にお金を使うようになれば、子ども豊かに成長していく、その環境が各家庭においても充実することになるのです。

 実際に、栃木県の大田原市は学校給食費を無料化しています。そして保護者のみなさんにアンケートとりました。どこにお金を使っているか、聞いたわけです。

 回答では、生活費に回したが55%でした。消費に回っているわけです。習い事や部活に回したという回答が35%でした。このように給食費の無料化は、保護者のみなさんの負担を軽減するだけでなく、経済的効果もあるし、教育的な効果も発揮しているわけです。

 いわき市でも、このような学校給食費の無料化をぜひ実現したい。私たちは力を尽くしてまいります。

 みなさん。
 日本共産党は、市民のみなさんの声を大切にこれまでも活動をしてまいりました。
 この間も、例えば東京電力が、あの原発事故の直後、2ヶ月間にわたって、炉心溶融をしていた事実を隠してきたことが明らかになったことに対して、市民のみさんが憤りの声を上げました。この憤りを、当事者である東京電力に伝えていくことは、市議会にとっても大切な仕事です。このために日本共産党は、東電に抗議とともに情報公開の仕組みをしっかりつくって真摯に取り組むことを求める決議案を提出し、各会派に採択を求めました。

 しかし、これに自民系会派のみなさん、公明党のみなさんなどが賛同してくださいませんでした。このため事実上廃案になっているのです。市議会が市民のみなさんの声に、どう向き合っていくのかが問われていると思います。

 みなさん。
 今回は、決議を採択することができませんでしたが、私たちは今後とも、市民のみなさんの声を大切にしながら、その実現のために全力をつくしてまいります。ご支援をこころからお願いします。

 合わせて日本共産党は、8月26日に、党中央委員会副委員長の市田忠義参議院を迎え、演説会を開催します。先の参議院選挙でみなさんにお世話になりました岩渕友参議院議員もあいさつにかけつけることにしています。

 演説会は、8月26日午後6時30分、鹿島街道にありますパレスいわや開催します。みなさんのご参加を心からお願いしまして、この場を借りてのあいさつとさせていただきます。




 街頭宣伝が終わって、しばらくすると空に夕陽がかかりました。







 夕陽が綺麗に見えるのも、秋の特徴だと思います。

 きょうも日差しが強くて、特に鼻の頭が赤く焼けています。鳥の照り焼きならば、とても美味しそうな色合いなのですが、私はくってもうまくない。

 そういえば、今日の福島民報と福島民友に、7月定例会と8月臨時会の議会報告が折り込まれています。ぜひ、御覧ください。



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