伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

鑑のプリズム

2019年02月17日 | 日記
 本日は、昨日、気が付いた、朝の一時期見えた病室のベットのシーツに映った虹の原因が分かったので、その話題。

 今日も午前8時前からしばらくの間、病室に虹色の帯が見えた。



 机の上を帯状に照らして、壁まで虹色に染め上げた。



 安静を求められて、移動が少なく、変化の乏しい生活の中では、うれしい現象だ。

 さて、この虹はどこから来るのか。

 今日は光源をたどってみた。

 窓際に取り付けられた鏡の端がキラキラと強く光を放っている。



 そう、ここがプリズムとなって、殺風景な部屋に彩を添えてくれていたのだ。

 晴れれば、1週間の入院期間中、朝の一時目を楽しませてくれそうだ。

 そういえば、「入院する重い症状なのですか」などのお見舞いをいただいている。誤解なので、その旨説明しているが、あらためて入院の分けを書いておきたい。

 病名は左顔面麻痺で、顔の左側の動きが硬い以外は、体はいたって健康だ。

 麻痺の評価としては40点中24点といったかな、そんなひどいものではなく、金曜日の段階では多少は動いていたが、左目でのウインクが全くできず、試すと右目を強くつぶってしまう状況だった。最もひどい症状は、評価は10点以下らしく、表情が全く動かない状況なのだという。

 しかし、この状況でももし固定してしまえば、後に様々な弊害が起こりそうだ。左側の表情が無くなるのはもちろん、飲食時、左側の口唇をしっかり閉じられないのでこぼしてしまう、話したり、笑ったりした時、口が右側に大きくゆがむし喋りづらい、左目が乾くし、今、時折そうなるが、左目の視野がぼけてしまう。これは、瞬きができないために、目の下部にたまった涙が視野をゆがめるものと推測している。

 涙で目を洗おうとすると無理に目を閉じるのだが、それでもゆがみが残る場合がある。おそらくたまった涙の水分が蒸発して粘りが増しているからではないだろうか。拭ってしまえば、目の渇きに拍車をかけるので、目が疲れて仕事にならない。

 そこで、麻痺の症状の改善を図るためには、症状の初期の段階でプレドニン(副腎皮質ホルモン剤)を大量に投与し、1週間かけて徐々に減らしていき、その後、プレドニンの服薬による治療を6日間継続するのだが、入院による点滴治療が通院の服薬治療よりプレドニンを多く投与できる利点があり治療効果のアップに期待ができるということから、入院治療を選択したということなのだ。

 プレドニンは免疫機能を弱める副作用などがあって、感染の恐れを軽減し、同時に末梢血管の拡張など改善のための投薬もあわせて24時間行うため入院治療ということになるようだ。通院という場合も、使用量は点滴の6割程の分量になるようだが、同じように感染防止の対応はとる必要があるようなので、だいぶ行動は制限されそうだ。

 本日で入院3日目。診察時が、発症の初期の段階だったので、治療を開始しても症状がすすむことがあるという説明を受けていた通り、昨日にかけて、表情の硬さ、特に口のゆがみが進んでいる感じを受けていた。今日の午後、そう夕方近くなった辺りに左頬がピクピクと痙攣し、少し笑みを浮かべると、一緒に左口唇が持ち上がる感じがした。瞬きも力強くはないが、右目と一緒に自然に動き出している感じがある。症状の改善が現れているのかもしれない。

 お見舞いをくださったみな様に御礼すると同時に、ご心配ないようお願いしたい。


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