伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

虫からみえる温暖化

2021年08月30日 | 
 アカギカメムシを初めて見たのは昨年のこと。本ブログで見ると、昨年10月2日に写真を掲載していた。

昨日に続き自宅前の庭木の手入れ(2020/10/02)


 おそらく、気がついたのがこの頃で、アカギカメムシ自身は、これ以前にその場にいたのではないかと思う。

 顔の形から、カメムシの仲間だろうと当たりはついたが、その大きさ、鮮やかなオレンジ色の体色など、目を奪われるものがあった。

 調べて見ると、アカギカメムシということを知った。「アカギ」と聞くと赤城山の「赤城」を思い出す。すると、本市よりは南の地域に生息するのではないかと思うのだが、実際は「赤木」なのだという。その由来は、全体が赤くみえるほどたくさんの虫が木に集まるからだという。

 アカギカメムシは、アカメガシワなどの木に集まる。昨年、そして今年、2年連続見つけたのもアカメガシワの木だった。この木には雌雄があり、実がなった雌の木に集まっているのだが、近くにある雄の木では見かけない。

 さて、このアカギカメムシは、本来熱帯から亜熱帯に生息し、日本では、沖縄などに生息しているという。ところが近年は、生息域が北上しており、それでも、九州や中国地方で定着が確認されてきたという。つまり本市にはいないはずの虫なのである。

 ところが、2年連続、散歩をしながら同じ木で集団を見た。しかも、交尾をしている。こお事実から考えれば、本市にも定着しているとみるべきなのだろう。





 調べて見ると、北海道でも見かけることがあるという。それだけ温暖化が進んでいるということになるのだろう。

 このアカメガシワの木には、別種のカメムシの集団もいた。





 この虫はそっくりさんがいて、ヒメホシカメムシとオオホシカメムシといい、模様はそっくりなのだという。ただし、大きさが全く違う。ヒメホシは小さく、オオホシは大きいという。写真でも、大きさと柄の特徴から、小型はヒメホシ、大型はオオホシのようだ。

 この木の葉っぱにガが止まっていた。



 おそらくシロヒトリの仲間だと思う。よく見ると、胴体にカビのような物がびっしり生えている。もしかしたら、冬虫夏草の1種に食われてしまったガかもしれない。

 アザミに長い足が見えた。



 アシグロツユムシだ。





 この虫の幼生はよく花の上にいる。しかし、こんなに大きくなったアシグロが花の上にいるのは初めて見た。

 池の上に飛ぶトンボ。時々、池の上でシオカラトンボと交錯する。少し大きいようだ。



 置きピンで何とか撮影してみた。ギンヤンマだった。
 それにしては少し小さいような・・。


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