伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

ふるさとセミナーで風力発電の展望を学ぶ

2018年08月23日 | 市議会
 東京都内で、本市東京事務所が主催し毎年開かれる「東京発ふるさといわき元気セミナー」で、東京大学先端科学技術研究センターの先生による、風力発電に関する講演がされるということで、聴講するため出かけてした。

 お昼ごろJR常磐線湯本駅からスーパーひたちに乗り込み、一路、東京新橋の第1ホテル東京を目指した。



 講演は午後4時から始まる。午後6時からは東京在住の本市ゆかりの方々と交流を深める「交流の夕べ」が催されるため、これにつなげる時間帯で講演が設定されているのだ。私は、こちらは翌日の予定の関係があるため参加せず、セミナーの聴講だけだ。

 講演をする先端科学研究センターは、いわき市と環境・エネルギー分野における学術の振興、産業・人材育成の拠点構築を目的とした連携及び協力に関する協定を締結し、風力発電、水素技術などの持続可能な未来社会を支える再生可能エネルギーにかかわる取り組みを推進し、技術協力のみならず再生エネルギー事業に関わる人材開発を進めようとしている。

 お話をしてくださったのは、同センター所長室URAの喜多山篤氏と特任准教授の飯田誠氏。



 喜多山氏は、歴史と現在の活動など同センターを「先端であるために変わっていく」組織で、前例に縛られずに新しい分野の研究に挑戦を続けていることなど、センターについて紹介。飯田氏は風力発電について講演した。



 飯田氏のお話では、世界手には、消費エネルギーに対する再生可能エネルギーが占める割合は約20%で、その多くを水力、風力、バイオマス、太陽光が占めていること、場再生可能エネルギーの投資額が世界で20兆円規模に拡大し、さらに増加傾向にあるとのこと。そして、風力発電に願する技術や人材の開発が、地域活性化や原子力災害で失われた産業を回復につながるとして、「CENTER for Wind Energy」実現を目指していくことを提唱した。

 もちろんお話の中には、風力発電そのものが、単純にバラ色のものではなく、バードストライクなど課題や問題も抱えていることを紹介し、その解決のための研究もすすめていることを話した。その中で、低周波の人体への影響に関しての研究で、音そのものの影響ではなく、風車の稼働という事実など周辺の問題が重なって個人への影響が出ていると分かりつつあると紹介。この辺の話は興味深く、良く学んでみなければならないと思った。

 講演は2人で約1時間30分。終了後、新橋駅から東京駅に向かった。この時、山手線と京浜東北線が機器の呼称のため運転見合わせ中。慌てて別の列車に乗って東京駅へ。

 ホームから見た空に流れる黒い雲が台風の接近を感じさせた。



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