伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

キジ飛ぶ

2022年06月08日 | 
 キジは40m程先を歩いていた。何をしていたのか分からないが、とにかくそこにいた。

 沿道では、オカトラノオがつぼみをつけていた。同じころに咲くウツボグサも咲いているかもしれないと、その花が咲く辺りまで、ほんの少し散歩の足を延ばしたのだが、そこにメスのキジがいた。
 道に沿って近づいていくと、スタスタと離れるように歩いていく。カーブで若干見えなくなったものの、近づいていくと草むらに入るでもなく、道端を離れるように歩いていく。



 ただ、この関係がいつまでも続くはずがない。近づく私たち一行の心理的圧力に抗しきれず、突然、バタバタと飛び出した。
 私は南に向かって歩いていた。その道は、進行方向の右側が山林、左側が原野から水田に続く開けた環境になっている。飛び立ったキジは左側に飛び、生い茂った竹林の陰に入り、そこを回り込みながら、私が来た方向の逆にたどりながら飛んで行った。
 道に立ち止まり、左側を飛ぶキジの羽音を追った。竹林を過ぎたメスのキジは、原野の草むらを背景にしながら、北側の山林に向かっていた。

 すると、左側の草むらから、あらたにバタバタバタと大きな羽音が響いた。オスのキジが飛び立ったのだ。メスの後を追うように、北の山林を目指して飛んでいる。



 写真は撮れなかったので、その時の印象を写真に描きこんでみたのが、この図だ。
 横腹を見せながら飛んでいる茶褐色のメス、その横腹に飛び込むように飛んで行ったオス。
 写真におさめられれば良かったなぁ・・。

 その帰り際、ホーホキピチョン。いつものウグイスが近くでさえずっていた。
 いた。



 ネムノキの葉っぱにまぎれて、大きな声でさえずっていた。
 このウグイスは、やはり結構、目立ちやがり屋。
 いつも、目立つようなところでさえずっている。

 緑が多いこの季節は野鳥は観察しにくくなる。それでも、葉っぱの外に野鳥が姿を現すことがある。
 次はどんな鳥が姿を現すのか。
 楽しみ。


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