伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

木星と土星の大接近を見ることができた

2020年12月21日 | 
 全く気付かなかったが今日は冬至だった。冬に至る・・で最も日が短いとずーと思っていたが、実際には日の入りは今月初旬が最も早く、日の出はこれからも遅くなり続けるので、単純にそうは言えないということを知った時には驚いたものだ。

 実際、日の出で見ると、最も遅い来年1月9日の6時54分を境に少しづつ早くなっていき、逆に日の入りは今月初旬をピークにだんだん遅くなっていくようだ。

 それはともかく、今日の日の入りはだいたい16時23分頃。まぁ、16時30分と考えてよいので、木星と土星の大接近を見ることができるという西南の低い空を見渡せそうな場所に行ってみた。

 おそらく西南はこっち側。意図した場所についてその方向に視線を向ける。西の空には残照が残り、山際近くは赤く染まり、離れる程に群青というか、紺というか、空がだんだん暗くなる。

 16時55分、空に月は浮かぶが、まだ星は見えない。そう思った。



 しかし、よく見ると西・・西南方向の空に星が瞬いていた。



 ささやかな光で、何の変哲もない星の輝きにしか見えなかったが、これが目的の大接近かもしれない。カメラを向けて思いっきりズームしてみた。

 すると一つしか見えない星のごく近くに、小さい星が寄り添うように輝いていることに気が付いた。





 間違いない。木星と土星の大接近に違いない。倍率の高い望遠鏡などがあると、小さく、暗く見える土星には星をめぐる円盤状の輪を見ることもできるようだ。しかし、写真を撮ったカメラの解像度では、その輪まで確認することはできなかった。

 大接近は確認できた。薄暗い空に光点が2つ並ぶ写真をとっても、何のこっちゃとしかならないので、地上の構造物といっしょに写真に納めたい。幸いに高度が低いので、場所を選べば何とか写真に撮れそうだ。

 車を急いで移動させる。その場所は、東北電力の変電所を見渡せる場所。送電線などの構造物と一緒に撮影することで、大接近の存在感を強調できるだろうと考えた。

 それがこの写真。



 写真を撮っている間に、どんどん高度が下がっていることに気が付いた。なるほど、これでは観測は難しいことになるだろう。

 もっと別の場所でもと考え、セブンイレブンの遠野店近くに行ってみた。

 お店の駐車場からの撮影は難しい。ずれた場所で撮影してみた。


 我が家からそんなに離れていない。自宅でも見ることができるのではないだろうか。そう考えて帰宅したが、残念ながら見えない。

 代わりに半月に近くなった月が雲を照らし、光環が見せてくれた。







 さて日中は風がないこともあり、陽光を浴びる場所は暖かかった。空を見上げると、こんな光芒が見えた。



 空の上では雪が舞っているようだ。これからもいっそう寒くなりそう。カゼにも、インフルエンザにも、コロナにも負けずにこの冬を乗り切りたいものだ。


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