伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

コウゾ畑で草刈りボランティア

2021年05月26日 | 遠野町・地域
 遠野和紙作りのボランティア作業は、ほぼ年間を通して実施される。

 コウゾは畑で栽培されている。畑あるいはコウゾは、個人が所有するものを和紙ボランティアが借り受けて管理し、秋から枝を採集した上で、釜ゆで、黒皮剥ぎ、しょしとりの作業を経て、白皮化され、和紙の材料として保管される。

 今年は気象条件が良いのか、草の伸びが早く、4月に1度、草刈り作業をしている。それから1ヶ月。今回がボランティア活動の本格的スタートとなる。

 25日には、今年度から3年間、和紙の製造・活用などの活動を行うため、新しく着任した地域おこし協力隊3名とボランティアが初顔合わせを行い、早速、草刈り作業を始めた。



 ボランティアが管理する畑は8箇所ほどあり、遠野地区に広く点在している。25日は4箇所の畑で草刈りをした。草刈り機を扱うボランティア、草刈り釜で、コウゾの周辺をきれいに除草するボランティア、それぞれが役割を担いながら取り組んだ。



 ある場所では、草刈りをしようとするボランティアの、わずか50cm程の所からキジが飛び立った。
 キジの巣があったのだ。以前、田んぼの草刈りで、1mまで近づいた時、草むらからカルガモが飛び出したことがあった。その日の夕方確認すると母鳥が戻って抱卵していた。キジも、人が居なくなれば戻ってくる可能性がある。そのままにしておいてもらったのだが、母キジが戻ってくることを祈っている。



 この日の作業は午前で終わった。

 今日26日は別の3箇所の畑で作業した。今日はヘビが多い。25cm程のアオダイショウ、その後、長さ1m、胴回りが太めのマジック程ありそうなヤマカガシが出てきた。このヤマカガシが方向を間違って向かってくる。びっくりした。こちらは草刈り機を使って作業している。どちらのヘビもごめんなさいの結果となってしまった。



 空にはハロが浮かんだ。





 左の三角形に見える葉っぱがコウゾだが、実際のコウゾの葉は、桑の葉のように3つ指になっている。この日も午前中で作業を終えた。

 季節が進んだコウゾ畑の周りの植生も豊かで面白い。

 キノコを見つけた。





 遠野町大平の畑ではヒルガオが咲いていた。



 今年、初めて見る花だ。

 黄色い星形の花が密生するマンネングサ。これはたぶんツルマンネングサ。この花は、コウゾ畑でなく、あちこちの道路の脇を飾っている。



 自宅に帰ってから撮ったハロ。画面手前の花は、ハルユキノシタだ。春早くの若葉は天ぷらなどにして食べられるそうだ。



 さて、夜は、満月、一年で最も大きく見えるスーパームーンだ。数日前にみた半月もやたらに大きく感じたが、月が最も近づいているので大きく見えている。そして、今日は皆既月食。

 ところが午後から少しずつ、月が見える方向に雲が広がった。午後7時少し前に月は昇っているはずだが、高度が低いので見えないし、雲もかかっている。皆既月食は8時過ぎ。月食が終わった時間になった。月がある方向の雲は明るい。しかし、月は見えない。山際からのぼっていないようにも見える。

 もしかして、遠野の平地からは、月は見えなかったのかもしれない。がっかり・・。


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