伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

憲法講演会/田植え

2016年05月03日 | いわき市
 息子が友達といっしょに帰省する・・。

 これは大変、急いで掃除をしなければ。子どもたちが家を離れてから、ほぼ使うことがない2階、そして、階段、玄関まわりもしなくちゃ。

 全体に手がまわれば良いのですが、とても無理。彼らが主に使うことになる、玄関から階段、そして2階とトイレ、ここをやり終えれば何とかごまかすことができるだろう。あせって片付け、掃除機とモップをかけ、トイレを拭きあげて掃除を終了。窓を開けて風を通すこともしなくちゃ。

 何てしてる間に零時。午後1時30分からの憲法問題学習講演会に遅れてしまう。汗だくなのでシャワーを浴びている間に気づいた。おそらくお風呂も使うだろう。ここも掃除をしなくちゃ。

 そのうち時間もおしてくる。午後1時。家を飛び出しましたが、10分程度の遅れで会場に到着しました。

 きょうの弁士は、遠藤比呂通弁護士。東北大学の助教授として憲法学を教え1996年に辞職。大阪市西成区に移り住んで弁護士登録をした後、法律相談などを通じて日雇い労働者らの支援活動を続けてきた方です。あらら、1960年生まれ・・同い年ですね。

 もう講演が始まっていましたが、ちょうど今日のお話しの骨子を説明している最中でした。「・・が第2の話、そして第3に戦争法について話したいと思います。

 結局、「日本に憲法があるんか――釜ヶ崎からの問にどう応えるか」と題したお話しの全体像を把握しないままに、本論のお話しを聞くことになりました。



 西成区釜ヶ崎地区にやってきた遠藤さんは、日雇い労働者の相談活動をつづけながらら、住所がない日雇い労働者の生活保護の申請で裁判をおこすなどの支援を続けてきたことを説明しながら、立憲主義に司法が背を向けた事例として箕面市忠魂碑訴訟を紹介しました。

 この訴訟では、碑そのものの宗教性を問うたにもかかわらず、最高裁は「碑を管理している遺族会は宗教団体でない」と違憲性を否定した判決を下しました。このように、裁判の全体をみれば立憲主義にもとづく判断が多いとしても「肝心の時に逃げる時がある」と指摘しました。

 伊方原発訴訟では、日常的に漏れている放射性物質の線量の許容範囲が、法律ではなく、科学技術庁長官の告示で示されているのは違法だとの論点を加えたものの、最高裁はこれにふれない判決を下しました。国が議論したくない問題を、議論させない司法の判断には、立憲主義がいかされていないと指摘しました。

 集団的自衛権については、国際法学者として著名な祖川武夫さんが、日米はかねてから日韓の共同防衛という概念を持っていると、集団的自衛権行使容認の危険性を警告してきたことを紹介しました。また、集団的自衛権は、日米安保条約の中に萌芽として入っていたものが顕在化したもので、「以前からのど元に刺さっていたものだった」と指摘していました。

 お話しを聞くとなるほどという感があります。韓国と北朝鮮の関係を考えた時、日本に韓国の共同防衛の任を持たせると考えるのは、地勢的に考えてもおかしくない話し。北朝鮮がミサイルを度々実験していますが、その脅威が具体性を持って脳裏に浮かんできます。

 こうした法制は、絶対に野放しにはできないと、あらためて思いました。

 朝は一番で今日も愛犬の散歩に出かけました。いつもより往復で1㎞程足を伸ばしてみました。

 田んぼに苗箱が並んでいました。いよいよ田植えの季節。一方で近くの田んぼが休耕田になっていることに寂しさを覚えます。



 その田んぼ道にムラサキサギゴケの群落。



 タンポポも多くが綿毛を付け、種を飛ばしています。ふわふわの感じが良い。



 花だけみればタンポポに似ていますが、ぜんぜん違う花、ブタナが咲き始めていました。



 和種もがんばっています。ハハコグサです。



 先だってテレビの番組で、今はヨモギが使われる草餅に、昔はハハコグサが使われていたと言っていました。「えっ、食べられるの?」が率直な感想。調べてみたら、春の七草のゴギョウはハハコグサのことだとありました。ああ、無知は怖ろしい。

 同じく黄色の花はヘビイチゴ。



 これも黄色の花でオニタビラコ。



 さらにケキツネノボタン。



 開く前のジバシリが可愛かったので。



 ヒメコウゾが雄しべを伸ばしていました。大きいのが雄花。雌花枝の先っちょにちんまりと花をつけています。



 ここ4日ほどでしょうか、日陰のアリアケスミレが気にかかっていました。暗いため、ピントが合わせにくいし撮影してもシャープな部分が全くない。少し明るい所に開花している花を見つけました。



 ベニシジミ見っけ。



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