伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

私が守る/消防団出初め式

2016年01月09日 | いわき市
 毎年、消防団が新年の安全な活動と無災害を願う消防出初式が行われました。



 いわき市文化交流室アリオス大ホールで、いわき市消防団7師団が集合した出初式では、あいさつや祝辞の他、消防団活動に功労があった団員の消防団長による表彰と「なお一層い心身の鍛錬に励み、地域社会の安全、消防の使命達成に励みたい」と謝辞が返されました。

 また、消防団員による意見発表で最優秀賞、優秀賞を2名による意見発表がありました。

 最優秀賞は、第7師団団員による「消防団員としての語り部活動」。3.11の東日本大震災で体験した、地震、津波、火災、原発避難など4重苦を語る消防団の語り部となり、遺体捜索などに加わった体験を語りました。ガレキの中に血まみれの遺体を発見した時、一瞬触りたくないとひるんだけれども、「俺がこっちを持つ」という同僚の声で気力を取り戻し、自らも血だらけになりながら遺体を抱えて運んだ。この体験から、いざの際には身内の思いを持つことが大切で、「その時、あなたは身内になれますか」と問いかけました。

 また、優勝書は6師団の団員で、「私が守る」と題して、ポンプ操法訓練の大切さを語りました。入団した年に、ポンプ操法訓練の選手とされ、仕事の後の訓練で投げ出したい思いをしながら、先輩の「やってて良かったとオム時がくる」の言葉に支えられ訓練を続けたといいます。初めての建物火災に出動した時、「操作はじめ」の先輩の声で自然に体が動き出し、訓練の大切さを実感したとして「地域の住民の命と財産は私が守る」と意見を結びました。

 いずれも消防団活動に対する気概を感じた意見発表でした。

 12時30分からは第4師団の、消防ポンプ車によるパレードと閲団式、師団出初式と続き、終日消防団のみなさんといっしょ。消防団のみなさん大変でした。



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