伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

いわき民報くらし随筆の6回目はコウゾの育成

2021年09月11日 | 遠野町・地域
コウゾよ育て

 市長選が終わった。新市長には、政治の信頼のためにも、公約等にもとづき、真摯に取り組んでいただきたいと思う。
 さて、「遠野和紙ボランティア」を名乗りながら、そのことはほとんど書いていなかった。少し紹介したいと思う。
  ◇
市長選の頃からめっきり秋っぽくなった。その空の下、ボランティアで、コウゾ畑の草刈りや芽かき等の作業をした。
 コウゾは和紙に生まれ変わる。前段の作業で、コウゾの枝の皮をはぎ、「しょしとり」をする。黒皮とその内側の黄色みをおびた甘皮をそぎ、白皮を取り出す作業だ。
 コウゾの手入れは、この作業のためにも欠かせない。
 コウゾを大きく育てると、しょしとり後、多くの白皮を残すことが出来る。芽かきで節を作らないことで、白皮を有効に利用できる。細い枝は、皮が薄く、同じ手間をかけながら実入りは少ない。また、節周りはたいがいごみになり無駄が出る。
  ◇
 畑の、育ちの良いコウゾは、背丈の2倍程もあろうか。太く大きく育っている。地域おこし協力隊隊員3名の、日常的な管理の功績も大きいと思う。盛夏の作業を考えると、頭が下がる。


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