伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

いわき市議会9月定例会の議案を紹介します

2019年09月05日 | 市議会






市議会9月定例会、12日開会予定・議案
本庁舎の耐震工事で2度目の補正予算
イノシシの捕獲補助頭数  3700頭に拡大


条例案

■会計年度任用職員の給与に関する条例の制定
■職員定数条例等の一部を改正する等の条例の制定
■水道企業職員の給与の種類及び基準を定める条例の改正
■病院企業職員の給与の種類及び基準を定める条例の改正


 これらの条例案は、本市が雇用する嘱託職員や日々雇用職員を、地方公務員法の改正などにともない会計年度任用職員とするための改定案です。
 会計年度任用職員は、従前の嘱託職員や日々雇用職員と比べ、給与や手当、休暇等の雇用条件が改善されます。
 また、嘱託職員で5年が限度とされていた雇用期間や日々雇用職員の11ヶ月雇用が撤廃され、採用条件を満たす者は、期間の上限なしに雇用されるなど改善がされます。しかし、会計年度ごと、すなわち1年ごとの期限付き雇用であり、雇用に対する不安を残す不十分さも残されています。
 あわせて、地方公務員となれない者を定めた地方公務員の法の規定=欠格条項から「成年被後見人又は被保佐人」の規定が削除されたことにともない、条例も同様にする改定も含まれています。

■地域生活支援事業の利用に係る手数料に関する条例の改正

 10月の3歳児から5歳児の幼児教育無償化にともない、障がい児通所支援にかかる負担の上限月額の規定があらためられます。その中で、在宅の地域生活支援事業の手数料は、現在と同じ1割負担とするための改定です。

■市立小学校及び中学校条例の改正

 大野第一小学校を来年4月1日で廃校とするための改定案です。同校学区は大浦小学校学区に統合されることになります。

■印鑑の登録及び証明に関する条例の改正

 住民票等に旧姓の記載が可能となったことにともない、住民票に旧姓が記載されている場合は、印鑑登録に旧姓を登録し、旧姓での印鑑証明を可能にするための条例改正案です。
 旧姓を住民票に登録するためには、旧姓を証明することができる戸籍謄本を準備し、住民票がある自治体の窓口で必要な手続きをとることが必要です。


一般会計補正予算


※補正金額の1000円単位は切り捨てて表記します。

■本庁舎等耐震化改修事業費

 市役所本庁舎の耐震化工事の地下掘削の進捗にともない、免震装置施工上の安全対策や、既存の構造物等への対策工事の必要性が判明し、契約上のリスク分担に基づき本市負担の工事費用5億4859万円が新たに必要となりました。工期を延長し2カ年に分けて計上するため今回の補正額は2億7919万円。

■有害鳥獣駆除事業費

 本年度の本市のイノシシ捕獲に関する補助金は2200頭を見込んでいました。このほどの県のイノシシ管理計画改定にともない、県の補助金も合わせた本年度の捕獲頭数を5300頭と見込み、うち本市の補助金として3700頭分を措置するための補正予算です。補正額2772万円。

■工場等立地奨励金

 本市に工場等を立地する7事業者に対し、奨励金を交付するために1億9800万円を補正します。これにより57人の雇用が新たに確保されます。

■未婚の児童扶養手当受給者に対する臨時・特別給付金

 未婚のひとり親に対して、今後の税制改正で対応を検討するとされている、所得税の寡婦控除が適用された場合の標準的な減税額に相当する給付金を支給するための補正です。補正額は1050万円。


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