雲のたまてばこ~ゆうすげびとに捧げる詩とひとりごと

窓の雨つぶのような、高原のヒグラシの声のような、青春の日々の大切な箱の中の詩を、ゆうすげびとに捧げます

故郷

2013年10月24日 | ポエム

▲私の故郷と言ったら、熊本城が頭に浮かぶ。故郷の誇りです。

 故郷


みんなきれいになった
みんなおとなに近づいた
あんなに弱々しく
あんなにたよりなかったものが
もう すっかり堂々としている

 (僕が何をしたのだろう
 何もしなかったのがいけないのか)

みんなきれいになった
みんなおとなに近づいた

笑顔は見せてくれるけど
涙は見せてくれやしない

みんな遠くへ行ってしまった
(1975.4.20)
コメント
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