雲のたまてばこ~ゆうすげびとに捧げる詩とひとりごと

窓の雨つぶのような、高原のヒグラシの声のような、青春の日々の大切な箱の中の詩を、ゆうすげびとに捧げます

自分

2013年10月29日 | ポエム

 自分


鏡をのぞくと
現れる
お前は本当にさびしそうだね
そのくせ
いつも笑っている
お前はなんてしようのない奴なんだ

のんびり屋で
おひとよしで
正直者で
お前のやることは
みんなばかげている

だけどぼくは
やっぱりお前が
好きなんだ
(1974)
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