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日本国債を大量に抱えている日本の 金融機関一覧(クリックすると拡大して 見られます。) |
彼は次ぎのように言っています。 私の資金繰り予測では、2013年には、新規国債の発行がそれほど増えなくても年度末の国債残高は751兆円、借換債が113兆円で、合計864兆円に膨らみます。 「国民の個人金融資産が約1400兆円あるから大丈夫」と言う人もいますが、個人金融資産には資産と負債が重複してカウントされているため、その分を差し引くと、11年度時点の個人資産は779兆円になります。すでに13年度の国債残高と借換債の合計である864兆円を下回っており、資金繰り上、13年にデッド・エンドを迎えるというのが私の予測です(ここまで)。
また、1997年に財政が破綻し、IMFの管理下に入った韓国の事情も説明してくれています。「暴落したウォンの価値を支えるためにIMFによって高金利策が実施されたのです。そのため住宅ローン金利(変動金利)は一気に30%まで上がり、ローンが払えない人は60%の延滞金利を払わなければならなかった。住宅ローン破綻者が続出、土地や家が投げ売られ、不動産価格は7~8割くらい値下がりしたのです。 また韓国企業に投資していた外資系マネーが一斉にひきあげたため、韓国企業の約半分が倒産しました。残った企業も約半数の社員をリストラしたため、失業者が溢れ、就職先のない大学生が殺到した大学院は満杯状態になりました。医療費が払えなくなった人も増えて、病院は閑散……。あまりに患者が少ないため、病院は24時間営業していたほどです」(経済ジャーナリストの荻原博子氏) さらに街にはホームレスが溢れ、自殺率は「破綻前」の2倍に膨れ上がりました。これが「国債破綻」の現実ですと。
経済評論家の朝倉慶さんは、近々に出版する予定(徳間書店刊)の彼の著書の原稿に次ぎのように書いています。
S&Pの信用アナリスト小川隆平氏は11月24日、ブルームバーグのインタビューで<日本の財政健全化の取り組みが何も進まなければ、どんどん状態は悪くなる>と発言して更なる日本国債の格下げを示唆したのです。 折りから11月23日はドイツ市場で何と、ドイツ国債の入札が札割れ、しかも応札額が6割しかないという驚くべき結果が報道されました。これに慌てふためいた関係者は欧州債のみならず日本国債を売却、日本国債の利回りは本年最速のペースで上昇(価格下落)、わずか3日間で金利が0.1%超も上昇するという今年最大の下げを演じ、一気に3ヵ月前の水準に逆戻りしたのです。 いつ破裂するかわからない時限爆弾のような日本国債の相場ですが、まだ日本全体に危機感はありません。しかし着実に暴落という来るべき日は近づいているのです。IMFの報告書、並びに<その時>には必ず日本国債暴落のきっかけを作るであろう、格付け機関も少しずつ蠢(うごめ)いてきています。裏に控えるヘッジファンドと共に何処で日本国債暴落の引き金を引こうか、虎視眈々とタイミングを待っています。一方の日本の財務省、並びに国債を山のように保有している日本の銀行、生損保、簡保、郵貯などは若干の不安感を持ってはいるでしょうが、まさに<赤信号みんなで渡れば怖くない>と運命共同体よろしく、国債をさらに買い続けるのみです。政界でも国債暴落のXデーに備えて<Xデープロジェクト>なる会も作られてはいますが、実際は役にも立たない議論を繰り返しているだけです。晴天の霹靂のようなドイツ国債の札割れ、いったい日本国債の寿命はいつまで持つのでしょうか? 明らかにされない日本国債の必死の管理体制、財務省のなりふり構わぬ市場操作を見てみましょう(ここまで)。
このあとは、近々に出る同氏の著書をお読みいただきたいと思います。 要は日本国債は財務省の指導のもと、特定の銀行、証券会社、郵貯、簡保、年金基金などの運用担当者によって引き受け額などが決められているのです。いわゆる談合です。 しかしいろんな事情からこのシステムはすでに機能不全に陥りはじめているもようです。 消費税の引きあげがむつかしいことが分れば(多分、いまの政治情勢ではむつかしいでしょう)、それで一挙に破綻しそうです。 そして10年物国債の金利が2%になったなら、日本国が破綻するだけでなく、大手金融機関はもとより、国債をかなり抱えている地方銀行なども破綻するでしょう。ちなみに次表を見てください。 これで日本経済はムチャクチャになるでしょう。
ヘッジファンドを含めた国際的なマネーマーケットの担当者にとって、こんなに稼げることはありません。ゴールドマン・サックスはオリンパスだけで、株価のUP DOWNを活用し、あっという間に何十億円も稼いだようですが、日本国という材料なら何兆円の利益も可能でしょう。 彼らは、まず政治家や財務当局の無能な国をねらいます。 ギリシャ、イタリアについで、いまの日本の与党や内閣の閣僚の無能ぶりは海外では有名なようです。 安住淳財務相や前原誠司民主党政調会長が、全く無能だ……というのは世界では折紙つきのようなのです。 いま世界では「JGB=日本国債」の暴落をしかけて、利益を取ろうとするヘッジファンドの動きが目立つようになりました。これは少し調べればすぐに分ります。 日本人は、これらのことを充分に知ってほしいのです。 そして少し勉強して、日本のこれからに注意をしようではありませんか? なんとしても国家破綻は避けねばならないと思います。 =以上=
<転載終わり>
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ギリシャ問題だけでなく、イタリアやスペインも長期金利が上がってきており、国家破綻するのではないかと言われていますが、資本主義の権化であるアメリカも欧州と同じように厳しい状況となっています。最後の頼みの綱である中国も、昨日の上海市場では年初以来最安値となっています。
日本は今は国債の金利が1%ですから何とかやっていけていますが、イタリアのように6%、7%になったら金利だけで60兆円、70兆円になってしまいます。日本の税収が約40兆円ですから、金利が60兆円だとすれば、当然やっていけずに破綻となります。日本は日本の中で国債が買われていますので、他国よりはマシですが、銀行や生保に段々と力がなくなってきていますので、これ以上国債を買うことができなくなるボーダーラインも近づいてきています。
来年からは誰もが予想する通り、想定外の出来事も現れるように思います。1989年にベルリンの壁が壊され、1991年にソ連が消滅し、共産主義が崩壊したわけですが、まさかこんなに早く共産主義が亡びるとは思ってはいませんでした。そして今は資本主義が金属疲労を起し、その悪弊が露呈されてきており、資本主義も共産主義と同じ運命を辿るとも言われています。
そうはいっても、見方によってはまだまだ日本は平和で豊かです。以前より景気は良くはないといっても、人々は普通に会社勤めをし、給料をもらい、未だにグルメや旅行は流行っています。まだまだ豊かだと思います。ただ、資本主義の限界を知り、別の社会を目指す人々も出てきていることも事実です。
中矢代表は20年前から資本主義の崩壊を言われていましたし、船井会長も同じです。資本主義が崩壊するのであれば、当然今の金融システムは崩壊しますし、実体経済も壊れることになります。一気に壊れるのか、徐々に崩壊して行くのかは何ともいえませんが。
どのような社会・経済システムになろうと、人間は食べていかなければならないので、食糧は必須です。また、すぐにお金の要らない世が来るとは思えませんが、先ずは日月神示にあるように交換手段としての「お宝」というお札のようなものを使うのかもしれません。その後、金の要らぬ世が来るのかと思います。50年後か100年後かは判りませんが。
今は資本主義崩壊後に来るであろう地域共同体を目指して、赤城山ろくで農業をやっています。現在8反(2400坪)の農地に作付けしており、ブロッコリーやカリフラワー、キャベツ、春菊、秋ジャガイモ、長ネギなどが旬を迎えています。(野菜セットとして宅配で全国に届けていますが、今までに10数人の方々から美味しいとのご連絡をいただきました。嬉しいことです。)今は常駐の仲間が4人と時たま手伝う2名のメンバーでやっています。来年は
あと5反くらいは増やしたいと思っています。また、会社が倒産したら働きたいという人も結構いますので、来年は新しい仲間も増えると思っています。1月は味噌造りをやろうと思っています。また、自分達で作った野菜を漬物にしていますが、かなり美味しい漬物ができました。びっくりです!
普通は今の時期は農閑期ですが、私たちは一年中忙しくしています。今は、出荷用の作業スペースをSさんとAさんが作ってくれています。また、新しい住居も借りることができましたので、昨日から引越し作業もやってます。年内には何とか落ち着くかと思います。この新住居は、6部屋ありますので、ひふみ農園のオーナー会員さんや研修の方は泊まることもできます。泊まることができれば、2日間農作業ができますので、ゆっくり土と触れ合うことができると思います。
また、ひふみ農園のホームページも製作が進んでいます。地球(テラ)サイエンス農法とひふみ祝詞を合体させた農法についても、ご紹介できると思います。3月1日オープン予定ですので、少しお待ちいただきたいと思います。
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