<枚岡神社便りより転載>
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枚岡神社便り
世間がクリスマスで賑わう12月25日、枚岡神社では「注連縄掛神事」(しめかけしんじ:東大阪市無形民族文化財)通称「お笑い神事」が行われます。
新しく注連縄を作り、古い注連縄と掛け替えをします。そして新しく掛け替えられた注連縄の前において、宮司の先導「あっはっはっぁー」で、一同皆「あっはっはっぁー」と3回笑います。予祝の神事であり、天の岩戸開きの一面を思わせる行事です。
クリックで拡大表示されます。
当日、朝8時半頃から氏子総代が参集し、白装束で注連縄をつくり始めます。
年により前後しますが、午前10時半頃新しい注連縄が掛られます。
そして、注連縄と神職、参列者の御祓いが行われた後、いよいよお笑い神事が行われます。
(この写真は、東大阪市広報課よりご提供いただきました)
笑いおさめた後、神職・氏子総代は拝殿へ参進し「神事執行」の奉告祭を行います。そして、引き続いて来年1月11日に行われる「粥占神事」(かゆうらしんじ:大阪府無形民族文化財)の役定めがあります。祝詞奏上の後、氏子総代が御籤(みくじ)をひいて役口(えぐち)が選ばれます。御神意により決められるわけです。
役口決定の祝詞が奏上され一連の神事がおさめられます。
お笑い神事にご参列の一般参列者は、注連縄の前に残っていただきまして、再度、担当神職・協力関係者と共に、大いに笑い笑って笑い合います。ちなみに昨年は、数分間わらい続けました。すると、枚岡の神奈備山に集まった「カラス」達(数十羽いたと思います)が「カァーカァーカァー」と答えるように鳴きだし、その後も数十分は鳴き続けていました。これには本当に驚きました。
今年の冬至は12月22日です。一年のうちで最も昼が短く夜が長い日です。この日を境にだんだんと太陽が出ている昼の時間が長くなっていきます。太古の人々が太陽の復活を願った時期が冬至に近い日であり、復活を願い行った行動が「笑い」であったのだと思います。この事を教えてくれているのが「古事記」(天石屋戸)に記された神々なのです。神事を行い、踊りを舞い、神々が笑うことによって「天照大御神」が岩戸から出てこられ、世の中が明るくなったと記されています。そして、天照大御神が再び天石屋戸に還り入らないようにと、布刀玉命により縄が掛けられたと記されています。これが「注連縄」のはじまりです。
(枚岡神社御祭神「天児屋根命」は、天石屋戸の前で占いを行い、祭場を設け、祝詞を奏上した神様です。)
本年も、多くの人々と共に、大いに笑い笑って世の中が明るくなるよう神事を執り行います。
どうぞ皆様お誘い合わせ、ご参列くださいますようご案内申し上げます。
「笑福守」(カード型) 初穂料1,000円也 当日授与いたします。
絵画:岡倉石朋画伯
参加人数限定ですが、注連縄作り体験の催しも行います。(参加費無料)
新しく注連縄を作り、古い注連縄と掛け替えをします。そして新しく掛け替えられた注連縄の前において、宮司の先導「あっはっはっぁー」で、一同皆「あっはっはっぁー」と3回笑います。予祝の神事であり、天の岩戸開きの一面を思わせる行事です。
クリックで拡大表示されます。
当日、朝8時半頃から氏子総代が参集し、白装束で注連縄をつくり始めます。
年により前後しますが、午前10時半頃新しい注連縄が掛られます。
そして、注連縄と神職、参列者の御祓いが行われた後、いよいよお笑い神事が行われます。
(この写真は、東大阪市広報課よりご提供いただきました)
笑いおさめた後、神職・氏子総代は拝殿へ参進し「神事執行」の奉告祭を行います。そして、引き続いて来年1月11日に行われる「粥占神事」(かゆうらしんじ:大阪府無形民族文化財)の役定めがあります。祝詞奏上の後、氏子総代が御籤(みくじ)をひいて役口(えぐち)が選ばれます。御神意により決められるわけです。
役口決定の祝詞が奏上され一連の神事がおさめられます。
お笑い神事にご参列の一般参列者は、注連縄の前に残っていただきまして、再度、担当神職・協力関係者と共に、大いに笑い笑って笑い合います。ちなみに昨年は、数分間わらい続けました。すると、枚岡の神奈備山に集まった「カラス」達(数十羽いたと思います)が「カァーカァーカァー」と答えるように鳴きだし、その後も数十分は鳴き続けていました。これには本当に驚きました。
今年の冬至は12月22日です。一年のうちで最も昼が短く夜が長い日です。この日を境にだんだんと太陽が出ている昼の時間が長くなっていきます。太古の人々が太陽の復活を願った時期が冬至に近い日であり、復活を願い行った行動が「笑い」であったのだと思います。この事を教えてくれているのが「古事記」(天石屋戸)に記された神々なのです。神事を行い、踊りを舞い、神々が笑うことによって「天照大御神」が岩戸から出てこられ、世の中が明るくなったと記されています。そして、天照大御神が再び天石屋戸に還り入らないようにと、布刀玉命により縄が掛けられたと記されています。これが「注連縄」のはじまりです。
(枚岡神社御祭神「天児屋根命」は、天石屋戸の前で占いを行い、祭場を設け、祝詞を奏上した神様です。)
本年も、多くの人々と共に、大いに笑い笑って世の中が明るくなるよう神事を執り行います。
どうぞ皆様お誘い合わせ、ご参列くださいますようご案内申し上げます。
「笑福守」(カード型) 初穂料1,000円也 当日授与いたします。
絵画:岡倉石朋画伯
参加人数限定ですが、注連縄作り体験の催しも行います。(参加費無料)
<転載終わり>
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12月25日に東大阪市の枚岡(ひらおか)神社で、お笑い神事が開催されました。多くの方々が笑いで天の岩戸を開き、ミロクの世の実現を祈りました。中東(なかひがし)宮司と共に、日本弥栄の会「神社巡りサークルチーム関西135」のSさんとIさんや、にんげんクラブの東京のメンバーも大いに笑ったそうです。私はSさんから12月25日のお笑い神事に参加して欲しいと依頼されていましたが、ひふみ赤城農園でビニールハウス建設のための打ち合わせがあったため、残念ながら参加できませんでした。
Sさんから前日の24日に連絡があり、10時に赤城で笑って欲しいと言われていましたが、少し遅れてしまい、結局10時20分から笑うことにしました。その日は東京から車で赤城に向かっていましたので、前橋市郊外の車の中で笑うことになりました。Sさんから、「わっはっはー」ではなく、「あっはっはー」と笑うように指導されていましたので、車中で「あっはっはー」と笑いました。車の中なら別に恥ずかしくもないので、思う存分笑えました。
最初に「お笑い神事」のことを聞いた時には、冗談だろうと思っていましたが、本当なので、驚きました。笑いで天の岩戸を開くという発想は、関西ならではだと思いました。Sさんも言われていましたが、2013年には出雲大社と伊勢神宮の式年遷宮が行われます。国つ神の出雲大社と、天つ神の伊勢神宮が融合することが、大神のご意思なのではないかと思われます。今年からいよいよ激動が目に見える形になってきましたが、国つ神と天つ神の融合も目に見えないところで進んでいっているのかも知れません。歴史的な大転換に立ち会うことができましたので、少しでもお役に立てればと思い日々精進したいと思います。