日月神示の研究と実践

日月神示を中心に、神道、密教などを研究、実践するブログです。農薬不使用栽培などについても述べたいと思います。

シルクロード長寿郷と菜食

2012-10-25 06:13:25 | 菜食・正食

<かわしま療整院のブログより転載>

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こんばんは、かわしま療整院です


いつも御訪問ありがとうございます。



きょうは、一冊の本の御紹介です。


ちょっと古い本なんですが平成4年に書かれた本ですので、20年前になりますね


『シルクロード長寿郷』と言う題名で 著者:森下敬一


著者(現在:お茶ノ水クリニック院長、国際自然医学会会長)が

 健康・超長寿の実証を求めて、ユーラシア大陸に点在する

世界的長寿郷調査を実施した時の記録が書かれております。



一部を転載いたします。






長寿王国・フンザの発見

 1920年インド国立栄養研究所所長のR・マッカリソン博士(英)が赴任した。氏は「不老長寿郷・フンザ王国」の存在を知らされ、早速、実地調査に出向いた。
 幾つかの困難を克服し、やっと辿り着いた氏は、山の斜面に作られた段々畑で、かいがいしく働いている大勢の百歳長寿者たち見てまず我が目を疑った。どう見ても5~60歳相当だったからである。また長寿者の家を一軒一軒訪ね歩き、その食生活を詳細に点検して愕然とした。全員がチャパティという薄焼きのパンに野菜と果物だけの完全菜食だったからである。
 肉食を重視する肉食人種由来の栄養学から見ると、まさに正反対の、いわば反西洋栄養学の現実が眼前に展開されていたのだから、ショックを受けられたのも当然の話だろう。




R・マッカリソンの実験

 研究所に戻ると、この疑問を解明すべく総力を挙げて実験に取り組んだ。すなわちマウスをABCの三群に分け、約千匹単位で、フンザ食、インド食、洋食に区別して、生後から飼育してみた。そして27ヵ月後―人間の年齢70歳―に解剖し、全身の組織切片標本を拵えて、丹念に調べ上げたのである。

 その結果、フンザ食マウスからは、只の一匹も、只の一か所も、病的変化は見出されず百%完璧な健康状態である事が確認された。次いでインド食のマウスには、約半数に、脱毛症、齲蝕症、肝炎、腎炎等の病変が発症していた。更に洋食群では、全例において例外なく各種各様の病変が検出された。またこの洋食群では、身体的病変の他に精神異常も見られ、共食い現象を惹起せしめたのである。

 このマウスの実験結果は、そのままそっくり現代人間社会の病態生理現象として通用する所が面白い。

 肉食栄養学を完成させた欧米、とくに大量肉食の米国では、肉食によるガンや血管・心臓病などの慢性病の他に、多発する肉食精神病にも悩まされている。

 それに対し、ユーラシア大陸の内奥部には、西欧文明と肉食を拒否する穀菜性真正長寿郷が現存しているのである。我が国際自然医学会・世界的長寿郷調査団が長年指摘し続けてきたこの興味深い対比は大いに注目されて然るべきだろう。







長寿食の共通点

①彼らは穀物、野菜、果物、木の実などの農作物や植物性食品を好んで常食している

②彼らの食生活は主食中心主義であり、多くは一定の穀物、例えば小麦、とうもろこしなどに簡単な手を加えて料理したものを主食にしている。

③ユーラシア大陸の長寿郷では、例えばムチャージ(グルジア)、チャパティ(フンザ)ナン(新疆ウイグル自治区)などが主食となっており、それらは全く同じ道具をもって、同じ製法でつくられている。

④彼らの多くは農業に携わり、近代科学農法とは異なる自然農法で農作物を作り、完全に熟成した自然の実りを必要以上に加工することなく体内に摂り入れる。

⑤家畜の肉類は、冠婚葬祭や歓迎、歓待などの喜びの意思表示として時折、しかも少量食べる程度であって、これを常食する長寿者はいなかった。

⑥牛乳を酸敗させて自家製造したヨーグルトはユーラシア大陸の長寿郷では好んで飲まれている。それは、乳酸菌の繁殖に好影響を与え、長寿の条件となっているものと考えられる。

⑦適量の酒は腸内環境をよくし、精神状態を開放的にするという生理学的な効果をもたらすために、少なくとも長寿のマイナス要因とはなっていないように見受けられる。



数日前の新聞記事に 『医療費37.8兆円 過去最高』と言う記事が出ておりましたが、薬漬け日本の医療制度、何か間違っている様な気がします。

また、飽食の現代社会において、上記の事実を考慮すると、豊かになり過ぎてしまっているのに気がついていないのかもしれません。食べる方より食べない方が健康・長寿になるという事実。もう少し冷静に考えてみる必要があるのではないでしょうか。。。。。私も実践してみようと思います。。。。。日本古来の優れた発酵食品etc。。。。。。

<転載終わり>
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 世界の長寿国に共通する特徴が①から⑦まであげられています。これは日本の縄文時代や江戸時代にもある程度共通する内容だと思います。穀物と野菜、果物をやや小量食べるというものです。しかも主食が中心になっていて、おかずは少ないということです。一汁一菜とほぼ同じ内容といえます。
 
 食の欧米化が病気の原因であることは今では定説になっていますが、現代の日本人で肉を食べないという人はとても少ないと思います。小量の肉は健康に良いと考えている人は相当多いですので、肉食が続いているのだと思います。
 
 昨日の夕食はひふみ農園で採れた野菜を使って鍋を作りました。二十日大根と白菜、人参、ジャガイモ、ナス、二十日大根の葉、間引きした大根、豆腐を入れました。二十日大根は柔らかくてとても美味しかったです。人参は味が濃くて風味がありました。それと農園の赤いトマトと黄色いトマト、ミニトマト、シシトウ、二十日大根のサラダと主食の白米でした。鍋とご飯とサラダがあれば十分だなと感じました。特に野菜が美味しいので、満足感がとてもあります。私は元々肉が苦手なので、このような野菜とご飯だけのメニューが多いのですが、体調はとてもいいので、私には合っていると感じています。毎日同じようなメニューでも飽きませんし、実際4年間はほぼ同じ内容です。お陰で体重が9Kg減ったので、昔のズボンもはけて経済的です。それと地球サイエンスのテラの源を料理には使いますので、これの効果もあると思います。日本人は縄文時代から江戸時代まで、五穀・野菜の食生活をしていたそうです。肉食はほんの150年ですから、歴史は浅いです。日本人の五穀・野菜の食生活には、長年の知恵というものがあるように思います。
 
 

 
 
 
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