<朝倉慶氏HPより>
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新興国 安心できるのは束の間?
緩和縮小見送りで新興国は一安心
FOMCは大方の予想に反して量的緩和縮小を見送りました。これに一番喜んでいるのは新興国です。インドやインドネシア、フィリピン、ブラジル、タイ、そしてオーストラリアまで通貨は下がる、株は下がるという状況だったわけですが、これも全て米国の政策転換によって投機資金の流れが変わり、資金がドルに回帰され、新興国から逃避して米国へ返っていくということが起こるという懸念があったからです。しかしその根本である米国の量的緩和縮小が見送りされたので、また資金が新興国に戻るという状況が起こってきました。これで新興国は一安心となりました。しかし、今の状況は遅かれ早かれ結局は米国は量的緩和の縮小を行ってくるということであり、それが一時的に延びたに過ぎないのです。ですから新興国は今は安心したかもしれませんが、根本的な状況は変わりようもありません。そういう意味では新興国の落ち着きは束の間のことであり、やがて波乱が訪れるのは必至でしょう。
<転載終わり>
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FRBはQE3を止める発表をするだろうという見方がほとんどでしたが、結果は逆でした。今まで通り量的緩和は続けることになりました。これで株価も国債も上がりました。朝倉氏が言われるように新興国はホッとしていると思います。
相変わらず予測というものは外れることが多いです。人間の考えることと、実際の現象は逆になることが多いです。
そうは言っても、アメリカやEU、日本がいつまでも金融緩和をすることはできないので、いずれ終了するときは来るはずです。それがいつになるのかは判りません。仮に予測したとしても外れる可能性が高いです。
*昨日は横浜で中矢代表の講演会が開催されました。早朝の農作業の後、私はひふみ農園赤城の常駐メンバーと一緒に赤城から横浜へ行きました。開演20分前くらいに着いたのですが、既に7割くらいの方が来ていました。予定通り14時から中矢代表の講演が始まりました。今回のFRBのQE3続行の件や、シリア情勢、中国の経済状況、原子力問題、ホルミシス、新ドル、人民元、闇の勢力、天皇など様々な観点からご説明いただきました。特に新ドルに絡んだ世界の経済情勢や闇の勢力についてのお話しは、驚くことばかりで、皆さん真剣に聞き入っていました。その内容についてはこの場では書けないことが多いですので、残念ながらご紹介することはできません。10月には京都、12月は東京で講演会が開催されますので、関心のある方は講演会で直接お聴きになってください。