<今日のぼやきより転載>
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14. もうひとつの(c)の扇動者たちは、小出裕章(こいでひろあき)、今中哲二(いまなかてつじ)氏ら、京都大学原子炉実験所の助手(助教)たちである。彼らは、旧来の長い経歴を持つ「原発危険派であり、すべての原発をただちに廃止すべきだ派」である。そんなことが現実には出来るはずがないのだ。浜岡原発の運転を止めただけも自分たちの偉大な勝利としなければならない。現実には原発は1基ずつ定期点検の時に徐々に止めてゆくしかない。
彼らは、自民党政治と官僚支配への長年の反対派であり、左翼とまで言うと本人たちが嫌がるかもしれないが、原子力行政(原子力村)への対抗勢力であり続けた。彼らは、正しく原発の危険を訴え続けて、私、副島隆彦が名づけたところの、組織・体制内の「冷や飯食い、30数年」の経歴を持つ者たちである。大阪熊取町(くまどりちょう)に京都大学原子炉実験所があるから、彼ら“反原発・熊取六人衆(くまどりろくにんしゅう)”が、今の反原発派の日本の代表者たちである。彼らが、現在も激しく「福島原発事故は、チェルノブイリを超えた恐ろしい事故だ」を言って、日本国民の一部を恐怖に陥れて盛んに扇動している。 私は、この京大原子炉実験所の人たちとも今後、公開の場で議論をしたい。
小出裕章氏の最新の東京での講演は、以下のような内容だ。
(転載貼り付け始め)
福島原発事故は チェルノブイリ原発事故以上に深刻。
3月15日の東京で通常の280倍のヨウ素131を検出。
原発から250km離れた東京は「安心だ」と思っている方は多いと思います。京大原子炉実験所の小出裕 章助教は4月29日に「終焉に向かう原子力」 という題目で明治大学講堂で講演会を開催した。定員1000名の会場に2000名以上の聴衆が詰めかけ入りきれないほど盛況でした。2011年4月29日 小出裕章助教講演会映像 「終焉に向かう原子力」 5/6
http://www.youtube.com/watch?v=w4YYtHnvmcc&feature=related
小出氏は講演の中で、3月15日の午前11時54分から12時54 分の一時間に、自分で東京の空気を採取してその中の放射性物質の種類と量を測定した。その結果を以下の様に発表しました。この測定によると、3月15日の昼ごろ採取した東京の空気中には、7つの放射性物 質があり合計の数値は17.1マイクロシーベルト/hという高い数値だった。
特にヨウ素131は東 京での通常値は0.04マイクロシーベルト/h位ですので、3月15日の数値 11.2マイクロシーベルト/hは通常の280倍という異常に高い数値だ。
これは、3月12日の福島原発第1号炉の「水素爆発」と3月14日の 第3号炉の「核爆発」によって飛び散った放射性物質が風によって拡散され東京まで飛んでできたことを示している。
関連記事:【3月14日の福島第一原発3号炉の爆発は「水素爆発」ではなく「核爆 発」!】
http://blog.goo.ne.jp/yampr7/e/08d6e0165b87cb017b6f8c37ab483c0a
高濃度のセシューム137が3月13日か ら3日間東京にも降り注いだ!
以下の写真①ー⑦をご覧ください。この写真はフランスのIRSN(放射線防護原子力安全研究所)が発表した3月12日―20日の間に福島原発の4つの原子炉から放射されたセ シューム137の汚染状態をシミュレーション映像から私が写真を撮ったものです。多少ピンボケしていますが日時ははっきり見えます。結論から言いますと、3月12日の福島原発第1号炉「水素爆発」と3月14日の第3号炉「核爆発」によって、セシューム137を含む高濃度で大量の放射性物質が 3月13日から3月16日にかけて福島から関東全域を含む広範囲な地域に降り注いだ というこ とです。
このシミュレーション映像は下記のURLで見れますのでぜひご覧ください。
「Japon : le "panache" radioactif en images 」
http://www.youtube.com/watch?v=qHbQZQygrag&feature=player_embedded
(転載貼り付け終わり)
副島隆彦です。小出氏は、こんな極端な言い方までして、日本人に恐怖感を煽る発言している。この発言が、これから半年後、一体どういうことになるかを私は厳しく注視する。そして小出氏らと論争をしようと思う。その頃にはいろいろの事実が判明しているだろう。
最悪時だった3月15日に、東京で観測された放射性物質の全量は、最大で0.1マイクロシーベルト毎時であった。0.08マイクロシーベルト毎時とする機関もある。この数値は文科省でも他の測定所でも同じだ。
小出氏は、「 ヨウ素131は東 京での通常値は0.04マイクロシーベルト/h位ですので、3月15日の数値 11.2マイクロシーベルト/h は通常の280倍という異常に高い数値だ」と発言している。「放射性ヨウ素131だけで、11.2マイクロシーベルト毎時も東京にまでやって来た」という、彼自身の測定結果の真偽がそのうち公開の場で詰問されることになるだろう。この小出発表は、原子力物理学や、放射線医学の専門家たちの間で論文として通用するものなのかを、以後、私はじっと見守る。
小出氏は、「3号機で核爆発 が起きていた」とか、「1号機は、炉心を空焚きしてメルトダウンを起こしている」と今頃になって言い出している。確かにメルトダウンのほんの初期の段階である炉心から圧力容器の底にまでは燃料棒が一部、こぼれ落ちたりはしているだろう。しかし鋼鉄製の頑丈な格納容器(コンテイナー)を溶かしてそれを突き破るようなメルトダウンは起きていない。ほとんどの放射性物質は容器内に封じ込められている。漏れた放射性物質の全量は、だからスリーマイル島事件と同じぐらいの「総量で50テラベクレルぐらい」だっただろうと私は考えている。今の小出氏の講演での絶叫スタイルは、民衆への不用意な扇動である。もっと落ち着きなさい、と窘(たしな)められるべきだ。
<転載終わり>
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『小出氏は講演の中で、3月15日の午前11時54分から12時54 分の一時間に、自分で東京の空気を採取してその中の放射性物質の種類と量を測定した。その結果を以下の様に発表しました。この測定によると、3月15日の昼ごろ採取した東京の空気中には、7つの放射性物 質があり合計の数値は17.1マイクロシーベルト/hという高い数値だった。』
小出氏といえば、今回の福島原発事故で有名になった方で、「阿修羅」などでは真実を言う唯一の人という形で、一種のヒーローのようになっています。
副島氏も小出氏の30年に及ぶ反原発の研究と姿勢は高く評価していましたが、上記の小出氏独自の放射能計測方法は、間違っているのではないかと副島氏は言われています。つまり、東京の空気中には要素、セシウムをはじめ7種類の放射性物質があるとのことです。そしてその7種類の放射性物質を合算した数値が17.1マイクロシーベルトだというわけです。ただ、ガイガーカウンターには、0.1マイクロシーベルトと表示されているので、実際には0.1マイクロシーベルトが正しい数値ということになります。一つ一つの放射性物質の量を合計する計測方法は、ガイガーカウンターの計測数値の170倍になってしまっているのです。私もガイガーカウンターで東京や赤城農園の放射能を何度も計測しましたが、東京はだいたい0.09~0.15マイクロシーベルトでした。赤城はそれより少し少ない数値でした。
私がガイガーカウンターで計測した東京三多摩の放射能の数値は、だいたい0.12マイクロシーベルトでした。高島ヤスさんが計測しても同じような数値だったと言われています。個人がガイガーカウンターで計測した結果を載せているサイトを見ても、だいたい0.1~0.2マイクロシーベルトですので、小出氏が言われている17.1マイクロシーベルトとは、明らかに違っています。
4月11日、12日に福島に行き、いろいろな地点を測定しましたが、福島市内でも1.0マイクロシーベルトでしたし、一番高かった浪江町でも6.75マイクロシーベルトでした。小出氏が言う17.1マイクロシーベルトという数値は原発に100メートルくらい近づかないと計測できない数値だと思います。これは、実際に福島中を測ってみたので、よく分かります。原発から半径20Km以外の福島にすら小出氏が言われている17.1マイクロシーベルトの場所はありません。原発のすぐ近くにしかあり得ません。
このように見てきますと、小出氏の言われている17.1マイクロシーベルトという計測結果は、正しい計測方法から導かれた数値であるかどうかが、今後の焦点になってくると思います。副島氏は、小出氏と公開討論会をやりたいと言われていますので、是非やってもらいたいと思います。
私たち一般の国民は、現在二つの論調のはざ間に居ます。小出氏や小林朝夫さんのような、福島原発事故はチェルノブイリを超えた大事故であり、100km圏内の人はすぐに避難すべきだという考えと、副島氏や稲教授のように、既に最悪の危機は乗り切ったし、20km圏内も安全だという考えです。そして、その中間くらいが武田教授です。ですので、武田教授の意見を支持する人もかなり多くいます。ただ、私たちが知りたいのは、真実なのです。しかしながら、今回の福島原発事故はチェルノブイリのように一気に高濃度の放射性物質が飛び散ったのではなく、じわじわと毎日やや多めの放射性物質にさらされているため、前例がないのです。チェルノブイリの事故も大いに参考にはなるのですが、一気に汚染されたのと、じわじわ汚染されるのでは、結果が違ってくるそうです。
低濃度の放射性物質に毎日汚染されてもガンになるという意見もありますし、全然平気だという意見もあります。稲教授のユーチューブの講演を見ますと、チェルノブイリや広島・長崎のような原爆に被爆するように一気に高濃度の放射性物質に汚染されない限り、人間には何の影響もなく、ラドン温泉やラジウム温泉に入るのと同じでかえって健康になるという意見もあります。福島の野菜を毎日どんどん食べなさいと言われています。
原子力の専門家が相反する意見を言われるので、私たち一般国民は、どちらを信じていいのか分からないのが現実ではないでしょうか。ここで、いつも中矢代表が言われているように、自分で考えて決めてくださいということです。当たり前のことですね。だた、誰かに頼りたいというのも人情というものですし、考えるための基礎知識も必要ですので、小出氏はこう言ってる、武田氏はこうだ、稲氏はこうだといろいろと人の意見を読むわけです。あるいは、どうにでもなれと開き直るかです。もうめんどくさいという人もいますし、関係ないというひともいます。小出氏の意見が正しいのであれば、福島に今住んでいる方は、生き殺しのようなもんです。特に子供たちはすぐに守らなければなりません。副島氏の意見が正しいのであれば、半径20kmで強制的に退去させられた福島県民は国からの暴力の被害者ということになりますし、私たち東京に住んでいる人は、気の小さい怖がりやの心配性ということになります。そして東北・関東以外の人には、関係ない事と映る場合もあるのかも知れません。
私は実際に福島に行き、各地をガイガーカウンターで測ってみて、東電が発表している計測値が正しいことが分かりました。東電のことだから、きっとウソをついているに違いないと思っていましたが、実際測ってみると、発表している数値と同じなので、びっくりしました。東電の発表の10倍くらいの高い数値が出ると予測していたのですが、実際は田村市の0.3マイクロシーベルトや最高の浪江町の6.75マイクロシーベルトとガイガーカウンターには表示されました。本当にびっくりしました。(東電はもっと重大な真実を隠していると思います) 原発事故はまだ結果が出ていません。5年後、10年後に結果が出ます。役者の山本太郎さんは必死で福島から疎開するよう訴えています。反対に、副島氏は6月5日、6日に福島事務所の事務所開きの会を催すそうです。学問道場の会員が大勢福島に集まります。
長々と書いてきましたが、私はまだ結論が出せていません。人情としては、福島でひふみ農園を始めて、そこに住みたいと思っています。実際には205万人の福島県民が、いいも悪いもなく地元に住んでいるわけです。チェルノブイリよりひどい死の町だから、すぐに逃げてくれとは言えません。205万人が逃げるところはどこにもありませんから。北海道で4000人の疎開者を受け入れる親切な町もありますから、あまりに不安だと思う方は、疎開してもいいのではないでしょうか。それと、広島や長崎はどうやって復活したのかということも、今後勉強していきたいと思います。きっと地元の人しか判らない、厳しい面と、案外心配ご無用なことがあるのかも知れません。船井幸雄.comにあるEM菌や微量ミネラル、玄米、海草、味噌、ゼオライトなどももっと勉強して、福島の方たちがこの災難を乗り切っていけるために少しでも力になれればと思う次第です。よいアイディアをお持ちの方は、是非教えてください。お願いいたします。
ガイガーとあわないのは当然かなと。
荒田先生の技術で電気を作って西澤潤一先生の安全な直流送電技術で電気を送るのが良いのではないでしょうか?
船井先生に近い方は、是非ともこの事を船井先生にお取り次ぎお願いします。
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なんかしておりましゅ。