< 塩は天然の抗うつ剤より>
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<転載終わり>
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数年前に父は脳梗塞のため救急で入院しました。発見が早かったため、後遺症はありますが、何とか一人で身の回りの世話はできるまで回復しました。入院当時は、食事制限がありました。病人食はみなそうですが、塩気がほとんどなく、味噌汁もおかずも塩抜きでした。合計で3ヶ月くらい入院したのですが、担当医からは自宅に戻っても、塩分の少ない食事療法を指導されました。母は生真面目に、医者の言う通り塩抜き料理を作りました。
私も脳梗塞について調べましたが、そもそも動脈硬化が原因とのことでした。そして、塩分が一番良くないとあります。
あるサイトでは、
『脳梗塞の食事で気をつけたい物の代表格は、塩分ですね。そして動物性の油や刺激の強い物、タバコを吸う方は禁煙をしましょう。
これもよく言われる言葉ですが、低脂肪、低食塩、高タンパクの食事を出来るだけするのが望ましいといわれています。』
このように塩分が一番悪いとされ、医者からも減塩を指導されました。ですので、日々の食事は病院と同じように塩抜きになりました。3ヶ月くらいすると、血圧はかなり安定してきたのですが、どうも父が元気がないように思えました。口数も少なくなり、寝てばかりでした。
そのうちかなり良くなってきたので、医者の言うこともきかず、元の食事に戻ってしまいました。刺身や焼き魚に醤油をかけ過ぎると、母は心配していましたが、その心配をよそに父は以前のように気持ちに張りが出てきて、元気になってきました。
今思えば、この記事のように、塩抜きの結果、気持ちが沈んでいたのかも知れません。うつとまでは行かないですが、落ち込んだ状態だったと言えます。中矢代表が著書で、日本は塩抜きにされていると警鐘を鳴らしておられますが、まさにその通りだと実感しました。塩=悪 みたいに思っている人は非常に多いです。過ぎたるは及ばざるが如しで、塩が少な過ぎても、多過ぎてもよくないですので、中庸が一番ということですね。