中年男の一言 「ヒデの日常」

サイクリング・キャンプ・トレッキング・釣り等を通して北海道の自然を紹介、カメラはニコンD7100がメイン。

十勝岳温泉への旅 3日目(前編) 上富良野→十勝岳温泉

2019-09-09 20:05:24 | サイクリング2019
2019年9月3日(火) 上富良野→十勝岳温泉


昨晩はまさかの大雨でちょっとあたふたしたのだ。

防水性が落ちてきたテントをなんの対策もせずに持ってきたのである、この
旅は雨が降らないタイミングで出てきたので想定外なのである。

雨漏りがするのは真上のど真ん中あたりだ、調べてみるとやっぱり漏ってき
ている、とりあえず雑巾で拭くより方法が無い。

しかもラジオの音がかき消されるほどの豪雨、滝の裏側にいるみたい。

地面の方も心配になってきた、テントを設置するにあたり川になりそうな所
は避けている、しかしこの雨量だとどうなるか分かったものではない。

エアマットを使用しているので少しの浸水なら平気だと思うが、濡れては
まずいものを避難させたり大わらわ。

雨はそのうち小降りになってきた、やっと落ち着いて寝られる。

夜中の三時だった・・・バキッ・・と大きな音がして目が覚めた。

クマかと思いクマスプレーを探すがこういう時に限って見つからない、焦る
焦る、クマスプレーを握りしめて外に出たが何の気配もない。

結構離れた所に直径10センチほどの枝が落ちていたがコレなのか? そう
とは思えないほど大きな音だったけど。


そんなこんなでちょっと寝坊したかも。


本日は十勝岳温泉に上り白金を通って帰ってくるだけ、距離は56キロほど
だから寝坊しても何の問題もない。



8時に十勝岳温泉に向かってスタートする、昨晩の雨はすっかり上がったが
不安定な空模様である。


自転車競技のコースになっているみたい、ここを休まずに上るとはクレイジー
じゃないか。


山の中腹に建物が見えるけどたぶんあれが十勝岳温泉だろう。


十勝岳温泉まで10キロという地点まで来た、あともう少し・・・でもないんだな。


実はスタートから9キロしか走っていない、すでにやられた雰囲気なのだが
これからどんどん傾斜が厳しくなるという試練が待ち受けている。


走り続けるのは不可能で休み休み進んでいる状況だ、言い訳になるけど装備を
削ったとはいえ自転車の重量は20キロオーバーになるはず。


軽ければホイホイ上れると言い切れる自信もないのだが。


ここよりも札幌の方がクマに遭遇する確率が高いかもしれないがクマスプレ
ーは外せない。


涼しくなってきた、標高が高くなってきたみたい、上富良野の街が遥か下に
見える。


なんかゴールが近いみたいですよ。


ここまで来たら着いたも同然・・・でもないのだが。

最後の試練が待ち受けているのである。


カーブの内側は20%くらいあるかもしれない、そんな坂がつづくのである。


カミホロ荘」まで来ましたよ、下から見えた建物はこれだと思う。


あと少しが遠いのである、なんか展望が開けてきたな。




カセットスプロケットを12-36Tに変更していて一番軽いギア比は0.78となって
いるけどそれでも走り続けることはできない、若かったらと思いを馳せるがここ
を走っているという現実だけで十分じゃないか。


ついに来ましたゴールの「凌雲閣」が見えてきた。


無事、到着でございます。


やりました・・・感無量とはこのこと。








上富良野側




今まで経験した中で一番の厳しさだった・・・

さて、「凌雲閣」で温泉に入ろう。

手ぬぐいを出してさあ入ろうと思ったらタイヤチューブが入ってる袋だったと
いうズッコケる失敗があった、同じ入れ物を使っていたのが失敗で何度も間違
えている、間違えないようにキーホルダーを付けていたがそれすら確認してい
ないという体たらく。

わざわざ自転車まで取りに行ったが風呂セット自体を持ってきていないという
間抜けぶり、止む無く手ぬぐいは凌雲閣で買った。


後編につづく

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4 コメント

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Unknown (みみ爺)
2019-09-10 08:41:05
総重量35キロの自転車で上るのは、それは大変だったんでしょうね。私の場合はどこへ行くのもフロントバッグ一つだけですから、大体15キロほどの総重量です。それでも山を上るのは大変です。35キロはちょっとね。
北海道は山も大きいですねえ。わたしは房総半島、奥多摩、秩父あたりの山へ行きます。房総の山はとても小さいけれど、奥多摩や秩父の山々は房総半島の山々に比べてとて雄大で大きく感じます。しかし、北海道の山々の姿はスケールが違うと思います。距離感がぜんぜん違います。すばらしい景色がいっぱいですね。
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お~!凌雲閣 (I.SATO)
2019-09-10 12:08:51
写真の1枚、1枚に登った時の鼓動が蘇ります。35Kgは大変だったと思います。
私はいつも「日の出公園キャンプ場」にテントを張ったまま最低限の装備で登ってます。
続きを楽しみにしています。
返信する
みみ爺さんこんにちは (ヒデ)
2019-09-10 12:42:27
キャンプ場に荷物を置いているので総重量は20キロ
くらいだと思います、フロントバックに一眼を入れ
てるのでサイドバック装備になってしまいます、中は
予備パーツと雨具・防寒衣類・食料です。
しかし、坂の厳しさには参りました、涼しいので
助かったけど30度アップだったらどうなった
ことやら。
本州を走ったことはほとんど無いのですが北海道より
険しい所が多いようなイメージがあります。
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I.SATOさんこんにちは (ヒデ)
2019-09-10 12:53:58
私も「日の出公園キャンプ場」からスタートしました
装備は20キロくらいだと思います、それでも重い
ことには変わりはありませんが。
ゴール付近はもう一段軽いギヤを突っ込んでも楽に
なるとは思えない坂でした。
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