ホクトマンのアドブログ

アドベンチャープログラムを愛するすべての人と、そうでもないすべての人へ。ひとりごと、今思うこと、泣き言、楽しか

雨は僕の心を汲んでくれるのか。

2016-04-13 | 雑念
この感動をどのように伝えたらいいのだろう。

誰の心にも届かない。
僕の感じた感動を誰にも共有できないのだ。

僕が受け持ったクラスは元々グループとして大きくリードしていたと思う。男女の隔たりも顕著ではなく、リーダーシップは入れ替わり適材適所に出現する。

輪に入れないメンバーを手を引いて中に連れて行く。もう僕がこの学校に入学したら「このクラスがいい」と自信を持って言える。

人見知りの僕でも多分仲間に入れてくれそうだ。

最後の最後。
振り返りの言葉の数々。
僕の近年稀に見る煌めく美しき言葉達。

自分たちの言葉で表現し、一言でいいよと言ったのに全員に対してのメッセージもキチンと語ることが出来る。

僕は僕の最後のコメントは排除して終わった。
ま、時間も無くなっていたのもあったけど。
でも僕のつまらない感想など愚の骨頂。
そんな伝わらない言葉など必要ない。

本当に素敵なメンバーだった。
そして僕の2016年から始まるファシリテーションの初っ端の仕事としても相応しい充実感が染み入ってくる。

今はバスの中でこれを書いている。

斜め前にはその担任やサブの先生がいる。

複雑な心境で彼らを見つめ、そして後ろの座席に座る生徒達の将来を見据えて期待と不安の入り混じる複雑な心境で高速を走っている。

路面を打つ振動が少しずつ余韻を与えてくる。

曇り空から今にもまた降り出しそうな雨は、落ちてくるのか我慢しているのかのギリギリの状態で、複雑な感情をまた複雑にする。

僕はまた日常に戻る。

ファシリテーションは来週。
5,6年ぶりの嬉野で。
あのフィールドにカムバックする。

懐かしさでワクワクする。

休みが無い。
休みをファシリテーションの仕事にしたから辛い。

もう集中力の必要性や疲労度は、ファシリテーションの仕事の方が高い。

副業の仕事の方がとんでもなく充実しているのだ。

これはこれで幸せである。

ひとまず昨日は満足度が高い。

2016-04-13 | 雑念
そして2日目。

1日目を参加者に救われた。
ZOOMという課題解決型のアクティビティ

リーダーが5人以上シーン毎に現れ、
そして入れ替わる。

集中力が続かない特徴を持つ彼らにとってのモチベーションが何だったのか、未だにわからない。

僕の出題の方法だったのか、たまたま彼らのスタイルにマッチしたのか。あのタイミングが良かったのか。

45分で制限時間。
周りで見ていた教員達はヤキモキして、クリアさせようと声かけをしようとしていたらしい。

後で聞いたらもうギリギリラインだったのだ。

僕のZOOMの導入の際に「自分たちだけで、僕と勝負だ!」という言葉に、制されていたのだ。

クリアまで間に合わない。

やり方も、アイデアも未熟。

先生は苦しんでいた。

近寄ってきて「ヒントとか、教えないんでしょうか?」つまり(クリアさせないのですか?)

ふふふ

よくぞ我慢しているぞ!

先生達が最も学んでいたのだろう。

そして制限時間が来た。
間違い確定のその並びに全員が首をかしげていた。

僕は言い放つ。

「選択して下さい。45分の制限時間を守って結果を受け入れるor延長して納得いく答えを出す。どちらかを自分たちで。」

しんどい。
集中力は切れている。限界に見えた。
それでも答えを出したい。

彼らの選択は「30分の延長」だった。

残り10分に大移動が始まり、驚いたが
彼らはその最後の5分には確実な答えを導き出し、そして最終確認までして正解をはじき出した。

そこに達成感がないわけがない。

そして先生達も、僕を見る目が変わった。

僕がトレーナーで良かった、とまで言い出した。

始まりの彼らの態度からの豹変に僕のファシリテーションは間違ってなかったと思えた。

本日は2日目

彼らをどこまでのステップに持っていくことが出来るか。