先日、キノコ山で『見置き』してきたナメコのツブ達。置いてきても、土日を挟んでしまうと、次に行った時には、大抵なくなってしまう。これは、昨年のキノコ採りで実証済み。そのため、ギリギリの金曜日に出掛けてみることにした。中2日である。
ちょっと早すぎる気もするけど、夏キノコのトビタケや、初秋のサワモダシなら十分に育っていてもおかしくないタイミングである。何はともあれ、百聞は一見に如かずだ。行ってみましょう。
本日も、向かいのM氏と出掛けることになった。
例によって、日の出の時刻に合わせて出発、山形市内は5℃だったが、目的地に近づくと1℃まで下がった。これは、多分、放射冷却による寒さ。寒波だったら、雪が降っているはずだ。
身支度を整えて山に入る。前回、『見置き』してきた木は、4本。まずは、1本目。
あれ?殆ど変わっていない
これは、まだ小さい。無理して採りません。
これまで、我々以外の人間が手を出した形跡のない木だから、次回まで残しておきましょう。大丈夫じゃないかな。
さて、2本目。
やっぱり?こっちもツブのまま
「まだ、早がったってことんねが。」
「うん。早すぎだみっでだ。」
これで、2戦ともドロー。3本目に向かう。
ナラタケ(サワモダシ)です
途中、意外なことに、初秋のキノコであるはずのサワモダシが、結構生えてきている。この辺は、M氏に任せた。かなりの収穫になったみたい。
3本目は、一番採りづらい場所に生えていたナメコなんだけど、誰かが掻きむしっていった気配。残ったツブや痕跡を見ると、明日のことや来年の収穫までは考えずに持ち帰ってしまったような感じ。・・・こういう方もいるでしょう。
4本目は、キノコ銀座のランドマーク的な木なんだけど、採られずに残っていました。ただし、これも成長不十分なため、また『見置き』。これで、1敗3ドロー。これは、フライング。功を急ぎすぎたようですね。なんともすっきりしない終わり方になってしまった。
あ~あ。
まあ、中2日なんだから仕方ないかな。
「どうする?」
「久しぶりに奥に行っていいが?」
「いいよ!」
「んだら、行ってみっか。」
M氏とは、最近は手前の山域だけで満足してしまい、奥地に足を踏み入れることがなかったのだが、採れないのなら仕方があるまい。マイタケエリアに足を踏み入れてみることにした。
絶景!
この地の空気を吸うだけで元気が出る
コガネタケが出ていました
これは、採らなくてもいい。
ムキタケですね
なかなか高品質なようですよ
山分けにします。
微妙なサイズなんだけど、いただきます
ここまで、ナメコの収穫がなかったので、持ち帰ることにしました。
はい、もう十分です。ここからは、探検隊、活動開始。
今まで入ったことのない尾根を登って、倒木やキノコの発生具合を調べていきましょう。
錦秋の森
日差しが森に降りてきました
もう少しで足元まで届きます
主峰の雪は融けましたが笑顔に見えます
こちらの山も美しい!
「ああ~、おもしぇっけやあ。」
「また、来週来ねんねベな。」
「しょねべな。」
「うん。また、連絡すっからな。」
「よろしく!」
山の神様、本日もありがとうございました。今回のフライングに懲りずに、また遊びに来ますね。その時もまた、微笑んで下さい。
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