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山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

お餅の残りで

2020年01月16日 | 日記とレシピ
 今年の正月事情は、例年になく厳しかった。何が厳しいかって、料理や食材がいつもより余ってしまったのである。
 理由はいろいろ考えられるのだが、最大の原因は、料理の大口消費者となる予定だった息子が、高熱のために殆ど食べられなかったことでしょう。そして、鏡餅が意外と多かったということかな。あそこにもここにもと、十カ所以上に飾ってきたのだが、鏡開きに至ると、「なんて多く作ってしまったのだ」という結果になってしまう。これでも例年通りなんですけど、消費者のキャパシティーが小さくなってきているから、多すぎたというイメージが膨らんできたのだと思う。次年度は、もう少し加減しましょうと、妻と申し合わせた。
 それはそれでいいんだけど、とにかく、今、まだ餅が残っている。どうやって消費しましょう。

  ポク チン

 ネットの餅料理を検索してみましょう。何かいいものがあるはずです。
 検索してみると、あるわあるわ。楽しそうなレシピが満載ではないか。その中で、特に心を惹かれたのが

  ≪餅たま≫by みづきちっさん 

 すごく簡単で美味しそうだ。しかし、我が家の残り餅に適用するには、少々工夫が必要だと思うので、その辺を頭に入れて調理してみることにする。

 調理の部

 その1 カチンカチン餅
 ※お供えしているうちにカチンカチンになってしまった餅のかけらです
 ・耐熱皿にサラダ油を敷いてレンチンする(今回は800wで50秒)

カチカチのバラバラです

 ・これまた油を敷いたフライパンで焼く

あられみたいになっちゃった

 ※これでとろけてくっつくのかなと思ったら、全然だめでした。
 ※レンチンの段階で水を加えるべきでした。そこで、
 ・水100mlを加えて蓋をし、強火で蒸し煮
 ・とろけた餅を一つにまとめて溶き卵をかける(1個分の2/3 弱火)

なんとか一つにまとまりました

 ・粘る餅を強引に裏返して残りの卵をかける
 ※蓋をして表面が固まってくるのを待つ
 ・半熟まで固まったら皿に移してソースをかける
 ※今回は、中濃ソースとマヨネーズと鰹節

第1作品完成


 その2 水餅
 ※固まるのとカビがつくのとを避けるために水に浸しておいた餅です
 ※上記手順とほぼ同じなんですが、まとめるのも切り分けるのもずっと楽チンでした

何と言っても柔らかくてまとめやすいです


第1作よりずっと簡単にできました


切り分けるのも簡単でした


 けっこうと言うか、かなり美味しかったです。やっぱり、残り物には福ですね。
 今回の味付けは、お好み焼き風でしたが、味付けのアレンジも、いろいろと工夫できそうです。ただ、相手が餅だけに、焼けたら固まる前に食べるという鉄則を外さないことが必要だと思いました。それと、このレシピのためには水餅で保存することがベターだということも分かりました。
 また、いろいろと工夫を加えて作ってみたいですね。
 ありがとうございました、みづきちっさん。
 

この冬の天候は心配

2020年01月15日 | 日記
 散歩に出掛けようと家を出ると、けっこう風が強い。しかし、この風が南風なんですよ。この寒中の季節。風向きは、だいたい北か西と決まっているのに、逆じゃありませんか。ま、気温が高いから散歩するには好条件です。いつものコースに向かって出発。
 出発するとき、少々気になっていたのが南側にかかっている厚い雲。散歩している私にだんだん近づいてきました。そして、ポツポツ・・・。防寒着を濡らし始めました。
 やっぱり。雪じゃなくて雨です。この時期に雨が降るなんて、殆どないはずなのに。

雨のしずくが波紋を広げていきます

 明け方、窓から外を見たときは、ちらちらと雪が舞っていたんですけど、なるほど日中は雨に変わりますか。って、寒中ですよ。普通ならあり得ない事態です。

去年の今頃の蔵王(今年は苦戦してるらしい)

 辺りを見回しながら散歩を続ける。

ヒメオドリコソウ?


例年なら雪の下になるはずの畑


菜の花も咲いてます

 この時期の山形では、見たことのない景色です。私の経験に照らしてみると、例年の3月ぐらいのイメージです。

池の金魚も日向ぼっこ

 さすがに、これはまずいんじゃないですか?
 山形は、自然の豊かな土地です。それを支えているのが、豊かな森と冬場の豊富な降雪。森と雪とが、1年中尽きることのない水を保障してくれるのです。そうして育まれる植物たちが動物を育て、豊かな循環を生み出すのです。
 その根源とも言うべき雪がなくなるということは、山形の豊かさの土台がなくなると言いかえても過言ではありません。
 これまでも、これからも、自然の中でこそ呼吸ができるマタギとしては、すごく心配になってきました。今、私個人でできることは、それなりにやっているつもりですけれど、この巨大な気候変動を即座に止める力になるわけではありません。だけど、注意深く自然の推移を見守りながらこの冬を過ごしていきます。そして、次にできることを考えていきます。
 雪よ降れ!積もれ!!


残り物に福を

2020年01月14日 | 日記とレシピ
 何となく、今夜の夕食は寂しくなりそうな予感がする。日中は鏡開きの餅を消費するので精一杯。昨日のご飯と味噌汁も残っている。さらに、おせち料理で食べ損なったハムなんかがメインになるでしょう。となると、もう、残り物づくしではないか。

これがメインディッシュね(冷たそう)

 ・・・お正月のあとって、こんな風になりがちなんだよね。少しでもワクワクできる料理に変えられないかな。

  ポクポクポクポク チ~ン

 味噌汁に変化をつけましょう。冷たいハムがメインになるんだから、味噌汁を飲んで「あったまった!」という気分になれるようにアレンジします。
 で、残っているのが、豆腐と油揚げの味噌汁でしょ。

  ≪タマネギととき卵の味噌汁生まれ変わりバージョン≫

 材料・調理の部

 ・豆腐と油揚げの味噌汁に
 ・タマネギ1/2個:細めのくし切りで
 ※再沸騰させるので、できるだけ時間をかけたくないから薄め
 ・冷たいうちに鍋に足してしまいます

こんな感じ

 ※この時点で味の不足を感じたら加えてしまいます(今回は顆粒だし少々)
 ・溶き卵1個分を準備
 ・味噌汁のタマネギが透明になったのを確認したら投入
 ※目の細かい網を通すときれいに分離します
 ・手早くかき混ぜて出来上がり

なんだか暖まれそう


これで、だいぶ暖かみが増したかな?


 それでは、冷める前に戴きます。
 ほぼ全部残り物だったんですけど、少し工夫すると、結構美味しく戴くことができると分かりました。やっぱり、残り物には福が隠れてますね。
 ありがたやありがたや

ヤケで焼き菓子

2020年01月13日 | 日記とレシピ
 都道府県対抗女子駅伝のチーム紹介を見たら、知り合いの子の名前があった。小さいときから知っている子なので、すごく楽しみで、応援しようと意気込んでいた。しかし、前日発表された区間エントリーに名前がない。すごくガッカリ(県代表メンバーに選ばれるだけでもすごいことなんだけどね)。テレビにかじりついて応援する気でいたんだけど、やめた。一応、ラジオを聞きながら応援するけど、テレビにかじりつくほどの情熱は消えてしまった。で、この行き場を失った思いと、余った時間のやり場をどうするかだ。

  ポクポクポクポク チ~ン
 
 やっぱり調理ですかね。
 そうは言っても、鏡開きの餅料理で飽食状態。このお昼時に、あっさりとして満足できる料理と言ったら、スイーツでしょう(女性陣は、「あっさりじゃない」と主張していますけどね)。・・・決~めた。

  ≪源氏パイ≫

 ※いろんなレシピを合体させたマタギ流です
 材料の部
 ・強力粉:90g
 ・薄力粉:90g
 ・バター:150g
 ・水:80ml

 下ごしらえ・調理の部
 ・小麦粉達をボールで混ぜる
 ・細かく切り分けたバターを加える

冷たい方が切り分けやすいかな??

 ・バターを砕きながら粉に和えていく

薄くて固いへらだと和えやすいです

 ・水を回しかけて、また混ぜる
 ※今度はゴムべらがベター
 ・とりあえず一つにまとまったらOK

固めて


四角く伸ばして


広げて

 ・強力粉の打ち粉を敷いて、生地を伸ばす
 ・両側からたたんで、伸ばす。
 ・向きを90°変えて
 ・また、たたんで伸ばす
 ・これを数回繰り返したら、ラップに包んでお休みなさい
 ・1時間後、生地を等分して、いよいよ本番

厚さ5mmぐらいかな

 ・グラニュー糖をまぶし、麺棒でなじませる
 ・観音開きの戸を閉めるように両側からたたむ
 ・再びグラニュー糖をまぶす
 ・中心に向かって半分にたたむ
 ・5mm幅ぐらいに切り分けてクッキングシートに並べる

これだと間隔狭すぎ 横に膨らみます

 ・180℃のオーブンで15分ほど焼いて出来上がり

左がオーブン 右がトースター

 生地が余ったのでトースターでも焼いてみたんだけど、目を離さずに火力を調整していくのなら、こっちの方が時間短縮できる。逆に、オーブンは、時間がかかるけど、器具にお任せ。自分に合った調理法をお好みでお選び下さい。
 駅伝の全チームがゴールする頃に出来上がりました。さて、山形チームは、去年よりも順位を落としてしまったんですけど、また来年に期待しましょう。それはそれとして、私は調理に専念できたので、ストレスなしで楽しい時間を過ごすことができました。
 最後に、このパイの出来映えだけど、例によって知らんぷりして台所に並べておこうかな。どのくらいつまみ食いされるかされないか、実験開始です。





今年も大根料理

2020年01月12日 | 日記とレシピ
 本日のメインディッシュは、娘が作るそうなので見守りながら応援しましょう。私の出番はないようですね、と思っていたんだけど、
「大根で副菜できない?」
みたいな声がかかったので、喜んで遊ばせてもらうことにする。
 主菜が肉じゃが系なので、あまり目立たないような大根料理にしましょう。パッと思いついたのがふろふき大根。しかし、もうひと工夫してみたい気持ちもある。ま、調理は自由研究だ。いろいろと試してみましょう。

  ≪ふろふき煮付け≫

 材料・調味料の部
 ・大根:今回は大10㎝ほど
 ・酒、醤油、みりん:各大さじ2
 ・鰹節:一パック

 調理の部


皮を剥いたら切り分けます

 ・大根を厚さ2㎝ぐらいに切り分ける

 ・圧力鍋に並べて、水をヒタヒタに
 ・アク抜き用にお米を少々
 ・5分間圧力をかけて、下ごしらえ完了

もう半透明になっています(取扱注意)

 ・フライパンでゴマ油を熱し、大根を炒める
 ・調味料を加えて煮詰める
 ・一度裏返してもう一煮立ち
 ・汁が染み込んだのを確認したら盛り付けて鰹節をまぶす

ちょっと濃いめかも

 今回は、後半戦で急激に煮詰まってしまい、大根のセルは完全体にまで進化してしまいました。御飯がやっつけて元に戻してくれると良いんですけど・・・。最後にかけた鰹節が、どれだけ味に丸みをつけてくれるかが勝負になりそうです。
 やっぱり、煮詰めるタイプの料理は難しいです。
 その後、冷めたら醤油の角が取れて良い感じになりました。多分、出汁とふろふき大根の水分とが効いたのだと思う。みんな、美味しそうに食べてくれたのでホッと胸をなで下ろすマタギです。
 大根とのつきあいは、まだまだ続く。

  To be continued!