山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

砂肝見つけた!

2020年01月21日 | 日記とレシピ
 近所のスーパーに立ち寄ったとき、精肉コーナーを覗いてみると、砂肝があるじゃないか!このスーパーで砂肝に出逢えたのは、結構久しぶりのことだ。嬉しくて仕方がない。私は、鶏モツが好き。その中でも、砂肝が大好きなのだ。  あ~あ、あのコリコリした食感。あっさりとしているようで鶏肉の味わいがしっかりした食味。思いうかべただけでよだれが出てくるぜ。余計なことは何も考えずにカートに入れて帰宅する。

あああ、旨そう!!

 さて、どうやっていただきましょうか。

  ポク チン

  ≪砂肝の炒め物≫

 久しぶりの砂肝です。まずは定番の炒め物でしょう。これも、いろいろなレシピをマタギ流にアレンジしたものです。

 下ごしらえの部
 ・砂肝を薄切りに切り分ける

このぐらいだと食べやすいです(つまみ食いも多いけど)

 ・お湯に入れて、再沸騰するまで湯がきます

ここでしっかり火を通す

 ※その日の内に消費するなら、この手間は不要。常備菜をめざすなら、お勧めです
 ・ザルでお湯を切って中華鍋へ

 調理・調味料の部
 ・お湯を切った砂肝(今回は約250g)に調味料を和える
 ※ゴマ油:大さじ1、醤油:小さじ1/2、塩:2つまみぐらい、粗挽きコショウ:適量、顆粒だし:適量

湯がいてあるので安心、焦げ付かないことだけ意識して和える

 ・強火で水分を飛ばしながら和える
 ・泡立ちがなくなってきたら完成

旨そうだぜ!


 今回も、台所に置きます。けど、この料理に関しては、みんなから摘ままれる前に私が摘まみたいですね。
 ということは、ここからは、家族との対決になるのか。そうなったら、それもよし。
 へっへっへ。なくなったら、また買ってきて作るもんね。どっちにしても楽しみです。

酔っ払いのポークカツ定食

2020年01月20日 | 日記とレシピ
 何でだか理由が思い出せないのだが、気がついたら私がポークカツ定食を作ることになっていた。そう言えば前回も私が作ったっけ。そんなに難しい料理じゃないのに、なんで私にふってくるのかな? なんて、心の中でブツブツと独り言を言いながら作業を進める。
 とにかく、豚肉に下味をつけて、寝かせている間にバッタ液を用意して、1枚ずつ浸けて、パン粉のベッドで衣装を纏わせて。

カツ料理の場合ここまで来れば一息つけるのだ

※マタギ流の詳細は、11月に紹介してます。

 さて、揚げるまでの間にやることは、つけ合わせですね。でも、ほとんどのところは、妻が作ってくれてるみたい。私が取り組むのは、

  ≪キャベツの千切り≫だけ

 下ごしらえと調理の部
 ・キャベツの葉を1人1枚程度外して洗う

今回は中心に近い部分で小さいので、少し多めに

 ・葉っぱの芯にあたる所を切り離す
 ※今回は別の料理に使用

・芯から切り離した葉を横に丸めてから千切り開始

今回は小さいんですが、外側の葉でもやり方は同じ

 ※これだと、フォークでも箸でも掴みやすい長さになります
 ※食感が柔らかくなり、キャベツの甘みも出るとか
 ※丸めると切りやすいというのも、高ポイント!
 ※酔っ払いなので、かなり雑な切り方です(許して)
 ・冷水にさらします

シャキッとする(栄養成分の流出については??)

 ・ザルで水分を切って、お皿で待機

これが待機段階です


揚げ時間が結構かかるのと、カツが大きいと1回で終わらないので注意

 ・ご飯やおつゆとタイミングを合わせて盛り付けます
 ※油抜きの時間(前回紹介、立てておく)中に、他を盛り付けると丁度いいみたい

熱々を召し上がれ


 ふうう。うまくできたようだぜ。
 ここまできて、酔っ払いのマタギは記憶を取り戻す。あ、最初に妻が提案した食材に対して、私が苦言を述べたんだっけ。それで、冷凍庫にあった食材を出してきて、勝手に調理を始めたんだった。ごめんなさい!全ては、マタギの身から出た錆でした。
 こんな風に、酔っ払い+物忘れの勘違いに要注意のマタギであります。

  To be continued!

冬でも元気だね

2020年01月19日 | いきもの
 雪も止んできたので出かけてみることにした。道路の状況を見ると除雪車が雪を掃いた跡がある。それなりに積もってたんですね。

除雪された雪の塊が道路の両脇に

 電線を見ると、スズメの群れ。

群れは群れなんですけど

 この時期のスズメって、本来はちょっと違うんですよね。「ふくら雀」って言うと思うんだけど、羽根を膨らませて(空気をため込んで)丸々とした姿になって冬場の寒さを乗り越えるはず。それなのにまだ細い。ということはスズメにとっては、この程度の寒さは「まだまだ」ってことなんでしょうね。
 公園に着くと、お堀の水面にうっすらと雪が積もっている。それなりに寒いという証拠でしょうな。よく見ると、雪面に筋が一本入っている。『御神渡り』?なわけないよね。なんじゃこれは??

御神渡り?

 暫く進むと、またあった。

プレートテクトニクス?

 怪訝に思い周辺をよく観察すると、いましたいました。

君たちの仕業だったのかな?

カルガモが、雪のプレートの間に浮かんでいます。更に進むと、

『御神渡り』の間に動かぬ証拠が

御神渡りの終点から足跡が始まり、次の御神渡りにつながっています。
つまり、多少の雪が水面に積もっても、カルガモたちは砕氷船のように雪の壁を切り開きながら移動しているということだ。そして、さすがに前進できなくなると、ヒョイと雪の上に上がって歩いたり、飛んだりしているわけだ。
 強いねえ。スズメも偉いけどカルガモも偉い。暖房も冷房も使わないのに、夏の暑さも冬の寒さも平気で乗り越えられるんだから。
 季節に応じて遠くの土地に渡る鳥たちもすごいけど、同じ場所に順応し居着いている留鳥もすごい。感心しきりの散歩になりました。

     この出来事は数日前のものです。あしからず

薔薇と言うよりでんでん虫のアップルパイ

2020年01月18日 | 日記とレシピ
 先週作ったパイ生地の残り半分が冷凍庫にある。どのように使うかは、ほぼ決まっている。アップルパイだ。しかしですね、たかがアップルパイと言うなかれ。この料理、すごくバリエーションが豊富で奥が深いんですよ。さて、どうしましょうか。

パイ生地 解凍開始


  ポクポクポクポク チ~ン

 ≪薔薇のアップルパイ≫by のんちぇぶさん

 何年か前に作ったことがあるんだけど、美しい薔薇にはならず、タケノコだかクリスマスツリーだかみたいに、中心が盛り上がってしまったんですよ。今度こそは美しく焼き上げて見せましょう、という意気込みのもと、調理に取りかかる。・・・冷凍生地が柔らかくなるまでには、かなりの時間がかかるので、リンゴの方から始めます。

 下ごしらえ・調理の部
 ・リンゴ半分を薄切りにして芯を取り除く

 ・グラニュー糖:大さじ1、バター:10g、シナモン適量を加える


 ・ラップをかけて、レンチン:600wで4分半

とろけます

 ・リンゴと調味料とを一混ぜして、あら熱を取る
 ・その後、キッチンペーパーで水分を拭う

 次は、生地の準備です。

 ・薄くのばします。(今回で、横9寸といったところかな)
 ・1.5~2㎝幅の細いたんざくに切り分ける
 ・焼けたリンゴを上記のたんざく上に並べていく
 ・並べたリンゴを生地で巻きとる
 ※中心部が盛り上がりがちなので、注意しながら
 ・200℃のオーブンで15分間ほど焼く

いってらっしゃい

 焼けました。お帰りなさい。

見方によっては美しいんですけど・・・

前回みたいなタケノコ状態にはならなかったんですけど、一部が『でんでん虫』みたいに膨らんでしまった。これは、明らかに生地が厚すぎたせいですね。
 しかし、例によって、台所に並べておくと、あっという間になくなっていく。ということは、美味しいということだ。見た目はでんでん虫でも、成功と判断しましょう。
 勿論、次への課題は残されている。
  To be continued!

びっくり そして 複雑な気分

2020年01月17日 | いきもの
 「大寒を間近に控えた候、皆様は如何お過ごしのことと存じ申し上げます。」
って、何を言っているのか分からない挨拶が昔あったなあ。このマタギ発言に「そうそう。」と思われる貴方は、結構お年を召しておられるかもしれませんね。本当にあったんですよ。こういう挨拶言葉が。(こういうのを「死語」と言う)
 さて、この候に散歩に行ってきました。目的地は、いつもの公園です。

季節はいつなの?

朝までは積雪があったんだけど、散歩の時間(お昼頃)には、すっかりなくなっていました。
 いつもの公園で、いつものように池の周りを歩き始めると、いつものカルガモの群れに別の鳥が混じってます。

いらっしゃいませ

 アオサギですね。この時期、川の水温が下がると、魚は水深のある淀みに移動する。アオサギにとっては、川での漁がしにくくなったから、こちらに引っ越してきたのかな?仲良くしてね。
 もう少し進むと、別のやつがいた。黒くてカラスみたいだけど、ちょっと違いますね。

あなたは、何者?

 『ウ』なのかな?いやいや、そんなはずはない。ウミウは釣りに行くとよく出逢いますよ(『鵜飼い』の鵜もウミウだそうだ)。でも、カワウという種は、ほとんど絶滅危惧種だったはず。それが、山形辺りにいるはずがない。そう思ったマタギは、帰宅するとすぐに愛用している「日本の野鳥」で調べてみた。
 やっぱり、ほとんど絶滅危惧種だよ。それが、山形にいるとしたら、保護するとか生態を観察するとかの措置が必要なんじゃない?
 続いて、ネットでも検索してみる。すると、驚くべき事実が分かってきた。
 カワウは、高度成長時代の環境破壊によって、生息地や個体数を激減させたが、その後の「公害規制による河川水質の向上で餌となる魚が増え、・・・その数は飛躍的に増大した」(出典Wikipedia)そうなのだ。・・・だから、ここにもいるのか。
 結構お年を召してしまったマタギは、自分が過去に獲得した知識を正しいと信じ込んでいた。それが、現在の状況と一致していないことに気付かされてしまった。(こういうのは「死語」じゃなくて・・・。ま、そのうち考えましょう)
 ちなみに私の愛用する「日本の野鳥」は、1985年出版だった。引き算してみれば、35年も過ぎているわけね。それだと、公害対策を始めとした環境法の整備で、日本の自然環境はだいぶ変わってきているし、生物界の様相が変わらないはずもない。そうだったのか。
 ネットの解説を読み進むと、その後、カワウが増えすぎて、「環境被害」とか「漁業被害」とかが発生しているそうだ。その結果、狩猟鳥(ハンターが狙ってもいい鳥)に指定され、現在に至るとか。
 人間の手で絶滅危惧種になりかけた鳥が、その人間の反省の結果、害鳥になってしまうのね。何だか、複雑な気分。もう少し言うと、たったの数十年で、こんなに生き物たちの生活環境を変えてしまっていいの?という気分。本来、何十万年もかかるはずだった種の存続の可否が、人のせいで、人の一生程度の時間で決まってしまうのは悲しい。
 ちょっと調べてみるつもりが、人間界と他の生物界との間に横たわる深い海淵を垣間見た気がする。人間は、生物界は、どうなっていくのだろう。共存しなければならないことは、分かりきっているのだが。

 たった30分の公園散歩から、多くのことを考えさせられた1日になりました。